1898年にドイツ・アウグスブルグで創業したバックパックブランド。1900年代前半のヒマラヤ遠征や、A・へックマイヤーのアイガー北西壁初登頂などへの用品供給を通じ、登山用バックパックメーカーとして知られてきました。
背面突っ切製を高めることはユーザーのパフォーマンスを高めると考え、用途に応じた様々なベンチレーションシステムを考案しています。
創業
1898年にドイツ・アウグスブルグにてハンズ・ドイターにより創業
帆船のセイル(帆)、リネン素材、袋類の生地、車や馬車のブランケットなど各種製品を生産する機械化工場となる。
鞄や、バックパック、ベルト、テントが軍用に供給されるようになる。
登山とドイタ―
1938年
A・へックマイヤーのアイガー北西壁初登頂。
この時のリュックサックにはドイタ―製の物が使用された。
1953年
ヘルマン・ブールによるナンガルバットの初登頂にもどうターのバック、テントが使用される。
1968年
ナイロン製のバックパックの販売を開始し、ナイロンはその後の主流となる。そして、ドイツにおけるマーケットリーダーとなる。
バイク用ドイタ―
これまで山岳用パックで磨いてきた技術力を、自転車やトラベルといったシチュエーションに合わせて様々なパックに生かし、ものづくりを続けている。
1990年にはMTBのライダー、アンディー・へックマイヤーと協力し、製品づくりを開始。現在のラインナップに続く、「ドイタ―・バイク エアストライプシステム」の開発に成功。
長時間背負っても疲れにくい背面には長時間背負っても背中が痛くなりにくい、クッション性のある素材を採用。
またチェストストラップをしっかりと留めれば、パック自体が上下左右に動きにくく、長時間背負うときに、肩などが擦り切れにくい。
サイドポケットペットボトルや水筒も入れられるメッシュ式のサイドポケットを設置。
使いやすい内装開口部が大きく、ざっくりとしたメインコンパートメントなど、多くのライダーに支持されている。