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【DAHON徹底解説】”Kシリーズ” K9X(ケーナインクロス)【試乗インプレ有】
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- 【川崎店】加瀬 孝幸 24年11月23日
2024/11/15行われた社員試乗会で乗らせて頂いた車体、見させて頂いた車体についてお客様にお伝えするべくまとめさせて頂きました。
DAHON K9X
カラーバリエーション
スチールグレー/ブラック
[ysid 4582727298398]
オリーブ ブラック
[ysid 4582727298404]
スペック
Weight | 9.5kg |
Wheel Size | 16inch(ETRTO 305) |
Transmission | 9 Speed |
Folding Size (cm) | W72 × H62 × D39 |
Saddle to Pedal (mm) | 650~900 |
Frame | Dalloy Sonus Aluminum, Vice Grip, Deltec technology, w/Luggage socket |
Fork | Dahon Slip Stream aluminum fork |
Handlepost / Stem | Radius onepiece post, leftside folding, 426mm/12° |
Seatpost | Aluminum, 33.9x580mm |
Brakes | Tektro MD-M300 |
Brake Levers | WINZIP WL-218D |
Wheel / F | Dahon 16inch, 20H, OLD:100mm |
Wheel / R | Dahon 16inch, 24H, OLD:135mm |
Tires | CST C1653 16×1.5, F/V |
Crankset | Dahon light weight crank, 55T |
Derailleur / F | N/A |
Derailleur / R | Dahon custom for 9 speed |
Shifter | Dahon custom shifter |
Cassette | Shimano CS-HG400-9, 11-28 |
Pedals | MKS UX-D OneSide Ezy |
Kickstand | N/A |
Others | N/A |
Kシリーズってどんなモデル?
DAHON Kシリーズは今やDAHONの軽量モデルとして有名になったDAHON K3を代表とするコンパクト軽量モデルラインです。
従来のDAHONは折りたたみサイズが大きくて重たいモデルが多かったのでより気軽に輪行をすることが出来るようになりました。
Kシリーズの中のK9Xってどんなモデル?
Kシリーズの最新モデルK9Xは今までの軽量コンパクトと言う路線から変わって、9段変速、ディスクブレーキ、16インチ化等安定感と走行性に振ったモデルです。
注目ポイント1:16インチホイール+ディスクブレーキ
K9Xの一番の注目ポイントはDHAON折りたたみでは久々の16インチ(305)のホイールでかつ、ディスクブレーキを搭載した事です!
16インチのホイールサイズはK3の14インチよりも安定感が高く太いタイヤが多いのでより初心者向けになっています。
ディスクブレーキはタイヤ・チューブにブレーキ熱が伝わらないので長い下り坂でもバーストなどの心配をすることなく安心してブレーキを使用できます。
注目ポイント2:9段変速
モデル名に9と入っている通り9段変速になっています。変速機や変速レバーはDAHONオリジナルです。
変速性能は特に問題なくスムーズに変速します。特段SHIMANO等大手メーカー製に変更しなくても問題ないと思います。
前側のギアは変速無しになっています。
ギアの歯数は55Tです。
普通に平地をのんびり走る分には問題ないですし、ある程度の登り坂にも対応できます。
K3やK1と比べてもこまめに変速をして一定の力でペダルを漕ぐ事が出来るので自走である程度の距離を走る事をしたい方にオススメです!
注目ポイント3:折りたたみサイズ
K9Xを折りたたむとこのような形になります。
後輪側ブレーキが内側、前輪側ブレーキが外側に来るのできれいに幅が狭く折りたたみ可能になっています。
しかもハンドルがホイールの間に入る内折れタイプで更にコンパクトになっています。
ブレーキが前側についていると色々と心配に思えてきますが、DAHONとしては安全性に問題は無いとのことですので安心してご利用下さい。(ディスクローターのサイズアップや油圧ブレーキ化等は安全性に問題が出る可能性が有るので自己責任です)
折りたたみサイズはW72 × H62 × D39㎝となっています。
K3の折りたたみサイズがW65 × H59 × D28ですので
横7cm、高さ3cm、幅10cm大きいです。
K3よりも幅があるので輪行するときに置き場所を工夫する必要が有りますが、
ディスクブレーキ×16インチとしてはかなり小さいサイズにまとまっています!
K9Xインプレッション
感じた良いところ1:安定感が高い!
乗車時の安定感がK1/K3と比べて非常に高いです。
K1/K3は14インチという車輪サイズと折りたたみサイズの小ささから発進時の若干のふらつき等を感じる事がありますが、K9Xはそういった感覚を受けることがなく20インチDAHON同様に安定した走行が可能となっています。
感じた良いところ2:変速段数が多い
9段変速は街乗りメインで使うのに必要十分なギアの数で、K3だと度々感じるギアがもう少し軽い/重い方が良いのに問題を解決してくれます。
当然ギア段数が多ければゆっくり目からしっかりスポーティーに走るまで色々な乗り方に対応出来ます。
ギアに関して乗り手が自転車に合わせなくても良いのが良いところです!
感じた良いところ3:最初から取り外し可能なペダルが付いている
K9XにはMKSのUX-D OneSideEzyが付属しています。
DAHONでは折りたたみ時にじゃまになる右側のペダルのみ外れる機構になっています。
折りたたみペダルよりも軽さが軽いですし、回転も悪くないので最初の付属ペダルとしては良いモノだと思います。
感じた良いところ4:ブレーキがよく効く
ブレーキの効きはよく効く方だと思います。
140mmローター&メカニカルブレーキという組み合わせは16インチホイールにちょうどいい感じです。
オススメカスタムのご紹介!
おすすめカスタム1:グリップ
Kシリーズのグリップはスポンジグリップが標準搭載となっています。
軽さが軽いというのは利点ですが、握り心地が固くてロングライドをすると手が痛くなりやすいというデメリットがあります。
自転車は体に触れる箇所には重量よりも快適性能が高いパーツがオススメです!
幅広で手が痛くなりにくいERGONのグリップが川崎店一押しです!
おすすめカスタム2:スタンド
Kシリーズには標準ではスタンドが付属していません。
ロードバイク等に慣れている方には必要性を感じないと言われることもありますが、
Kシリーズにはスタンドが有ったほうが断然便利です!
サイクリング中にふと写真を取りたくなったときや、寄り道してワンハンドグルメに舌鼓を打つ等
Kシリーズの場合自転車に自立して欲しいシチュエーションが断然多くなるのでスタンド、オススメです!
おすすめカスタム3:太いタイヤ/ビリーボンカーズ
今回の試乗会ではアキボウ様がK9Xにビリーボンカーズ(16×2.00)を装着した試乗車をご用意頂いていたので試乗させて頂きました。
このタイヤすごく良いです!
この太さと細かいノブが有るパターンを先に見ていたので発進時のもたつきだったり、ロードノイズが大きかったりするのかなぁと勝手に想像していたのですが、全くそういった事を感じませんでした!
タイヤが軽くなっている効果なのか発進時ペダリングが軽くてよく進みます。
オンロードをソコソコの速度で走ってもロードノイズが気になる事は有りませんでした。
購入時に予算に余裕があればこのタイヤに変えてしまうのがオススメです!
(2024/11/21現在、メーカー在庫・店頭在庫ともに欠品中ですのでご予約承ります。)
まとめ
K9Xは走行安定性やしっかりした制動力、こまめな変速が可能等コンパクトな車体ながら自転車自体の性能が高いので、自走である程度まとまった距離も走りたい方や、スポーツバイク自体が初めてで乗り慣れていないけどもコンパクトに持ち運べる自転車を買いたいと言う方にオススメ出来る自転車です。
K9Xも川崎店では試乗車を常設しておりますので、ぜひお試しいただいてからのご購入をオススメいたします!