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AI制御・IOT機能 未来のe-bike SMALO LX2に乗ってみた
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- 【お茶の水レディース館】益子 暁 24年11月16日
スタッフ向け社内試乗会でBESV JAPANさんからお借りして試乗しました。
BESVのe-bikeにIOT技術を取り入れ、専用のスマートフォンアプリと連携するAIスマートe-bikeが「SMALO」というブランドです。
SMALO LX2 ¥448,00(税込)
【バッテリー容量】504Wh
【アシスト走行可能距離】120/95/80km
【タイヤサイズ】28×2.0
【ブレーキ】油圧ディスクブレーキ
【変速】SMALO E-Shift 7速
【適応身長】169cm~
【重量】23.1kg
私がLX2に乗るのは初めてではありません。SMALO発売後に代官山のBESV JAPANさんにお邪魔して説明を受け、乗らせて頂いたことがあるのです。
では、どうしてもう一度乗ってみたのでしょうか。実は、前回の印象は正直に言っていまひとつだったのです。ですが、お話を伺うとかなり良くなっているとのこと。それを確かめたくて真っ先に試したというわけです。
オートマチック7段変速
LX2の最大の特徴は、独自の部品をとAIを使った制御システムで最適なギアを自動で選択する「Auto Shifting System 7s」を搭載していることです。変速機そのものは後輪ハブのNexus Inter7内装変速で、これを自動的に電動で切り替えます。
すでにBESVで採用されているAIアシスト制御のスマートモードと合わせて、乗り手は純粋に走りを楽しむことに集中できる画期的な製品です。が、以前に試乗したときは、この肝心のオートシフティングのタイミングが「そこじゃない」「今じゃない」感じで、惜しいというか残念な感じだったのです。
でも、今回乗ったら、劇的に改善されていました!改良前は結局マニュアルシフティングに切り替えて(それもできるんです)、ただの電動変速として使った方が快適だったのですが、これならAIにお任せしたい!と思わせる反応です。アシストもスマートモードにしてフルオートで乗るのがいちばん楽しいと思えます。適切なタイミングで脚への負担感が少ないちょうど心地よいギアを自動的に選択してくれるし、7段とは思えない滑らかなシフトチェンジです。アルゴリズムの詳細は分かりませんが、変速とモーター出力両方を調整しているのかも知れません。
ファームウェアを改良したそうですが、それでここまで変わるとは驚きました。BESVのアシストシステムは内製で、迅速できめ細かい改良が得意なのです。
唯一無二の感覚が楽しめる最先端のコミューターバイクです。
IoT機能
乗車フィーリングとは関係ありませんが、SMALO共通の機能として、専用アプリで様々な機能が使えます。
APPからファームウェア更新できますし、APPを起動していればSMALOに近づくと自動で電源オン。GPSを内蔵しているので、APPでSMALOを探すこともできます。そのほか、盗難防止アラート機能やエラー診断機能など、もりだくさん。詳しくはメーカーサイトをご覧下さい。
こちらは_E-Lock。APPで開錠(またはPin入力で開錠)する電磁ロックです。
ライトもオート
周囲の明るさに応じて自動的に点灯/消灯します。
テールライトはスピードセンサーと連携し、減速するとブレーキランプとして機能します。
HMIディスプレイはステム一体型
そう言えば、BESVブランドからごく初期に発売されたLX1もステムにディスプレイが仕込まれていました。LX2ではより洗練され、電源オフ時はそこがディスプレイだと一見分からないくらいに溶け込んでいます(LX1はむしろ強く主張する液晶でした・・・・・・・)。
BESVらしさをすべて投入したSMALO
Beautiful
Eco-Friendly
Smarter
Vision
の頭文字をとったBESV。特に「Smarter」を突き詰め一歩も二歩も先を行くのがSMALOです。新しいものが好きな方に特におすすめです。
チェーンは全部カバーにおおわれています。スーツの裾を汚さないのは通勤に良いですね。
トップチューブ上面に電源ボタン。
モーターは前輪のハブに内蔵。前後の重量バランスも良好です。
ラッパのマークのボタンはクラクション。電子音が鳴ります。