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“最速”は”最上”だった!上質さが際立つLOOK本気のエアロロード!【スタッフインプレ】
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- 【上野アサゾー店】石川 康輔 24年11月16日
エアロ特化型とはまた違ったトータルパフォーマンスの高い最新のエアロロード。今年もあらためて乗ってきました!見慣れない某ホイールの効果もあって抜群に速かった!!
LOOK史上最速のレースバイク
時代はオールラウンドとエアロの両立です。
いち早くその流れに乗ったのLOOK 795 BLADE 2 RS。
フレームのエアロダイナミクスを向上させていながらボリュームを落として軽量化や走りのバランスを高めています。
昨年の発売より大人気で予約での対応が多くなっています!!
(25年モデルの次回入荷分ご予約お待ちしております!)
昨年に引き続き本年も乗らせていただいたのですが、乗るサイズとパーツ構成の違いもあって少し異なる印象を受け取る事になりました。
エアロ性能とか加速の伸びが段違い
サイズ的な相性もあって、昨年シートの高さ基準でSサイズを乗ったのですが、ハンドルの位置を基準に今年はMサイズを試乗しました。
パーツ構成も特にホイールについては全く異なる種類のホイールで試した事もあり、かなり印象が変わった、というよりも、「そういう事だよな」と思ったのでLOOK流石だなと思いました。
ちなみに、去年よりもこの時期としては私自身走っているので足の違いもあるかもしれません。
改めて試乗サイズはMサイズ
サドル高700mmで乗りました。
シートの出代的にはもっと格好をつけたいところですが、私の適正サイズはこっちです。
この感じならハンドルは殆どベタ下げにできるので個人的な美的感覚からするとOKです。
シートの出代は最初からあきらめています。
まぁ、試乗なので見た目の話は置いておいて、、、
これがLOOK最新のレース用ロードバイク
ハンドル周りのエアロダイナミクスと剛性もしっかりと感じられ、フレア形状のハンドルもとても握りやすくレーシーな感覚です。
このコックピット周りはやる気にさせてくれますね。
空力に優れるパーツチョイスにより、昨年”軽量なCORIMAのカーボンスポークホイールで乗った時”と比べても明らかにスピードの伸びを感じました。
初速重視のクライミングホイールに対して、高速レース用のホイールに変更しているので、そのホイールによる差分がある事は承知していたのですが、それにしても高速域の伸び感が異様に高くてホイールのポテンシャルを発揮するこのフレーム、性能高すぎだろうと思いました。
加速の反応性はすごく速いですし、剛性もやっぱりプロ用に作られているので、ものすごく硬いですが、それでも各社フラッグシップと比較しても気持ちよく走れる感覚はLOOK独特だと感じました。
BB周りの硬さに芯を感じるものの、ほんの少しだけですがリアにしなりを感じる事が出来、踏み込みに対してフレーム側が力の伝わりを調整しているような感覚です。
そのおかげもあって脚あたりは少しマイルドに感じるものの、全力を余裕で受け止めてしまう感じは流石です。
エアロダイナミクスはハンドルの狭さとホイールが良ければそれが殆どだと思うので、ハンドルは使える人なら380サイズに変更して、最新のワイドリムホイールをアッセンブルする事で最高クラスのエアロダイナミクスも獲得する事ができるはずです。
現に、この名前を呼んではいけないホイールで乗るとすごく速いですからね、、、(呼んでも誰に怒られるわけじゃなけどね)。
この仕様でもいいけど、大人の事情でいいとは言えない。
というわけでホイールの違いでこんなにもエアロ感とか伸びを感じるのでフレーム自体のバランスがすごくいいんだなという事が感じられましたし、最新ホイールへの適性があるので、より新しいワイドリムホイール入れちゃったらどうなるんだろうという興味も湧いてきます。
そんな興味本位で私が組むとしたらこのホイールにします。
レース用でおススメホイールは完全にこの二つ
ENVE SES4.5
RESERVE 40/44
ワイドリムホイールで組めば、、、よりガッチリとしてエアロも良くなって悪魔的な速さになると思います。
しなやかさ重視でしたら内幅21mmのトラディショナルなエアロホイールで好きなサイズのタイヤを使用しましょう。
速さ重視ならC50 DURA-ACEはメーカーさんもおススメでした。当然CORIMAも系列ですから相性はバッチシです!
人を選びますが、ハイエンドロードバイクを乗り継いでいる方や、足に自信のある人にとっては逆に丁度良いと感じるかもしれません。
質の良い硬さなので例えば785HUEZと比べれば単純に硬いという評価になりますが、同程度のカーボンバイクの中では脚アタリはとてもマイルドに感じると思います。
そいういうのは、私の中では「上質」と表現します。
ライバルモデルの名前だしますが、DOGMAなんかは正にそうですね。
どうにもならないぐらい剛性が高くて、どんなにもがいてもたわまないBB周りを持っているのにもかかわらず、乗りやすいとすら感じてしまう(結局どうしようもなく硬いけど)、そんな上質な硬さは乗っていても楽しいですね。
高いのはそういった質感にまでこだわって細部まで煮詰めていき、ハンドリングや加速感の演出がモリモリな事も価格の理由です。
同じだけ硬いバイクは新興ブランドでも作れるところも徐々にでてきているようですが、そういった過去の色々な苦労や積み重ねてきた経験みたいなところは、伝統として今のバイクにも受け継がれていると思います。
経営や方針が変わってがらりと変わってしまう事もままありますが、特にLOOKの様な伝統的なブランドは最新の素材やテクノロジーは受け入れつつも、培ってきた「走ると軽い」みたいな質感の高さは795 BLADE RSでも健在です。
最新の分割式エアロコックピット
ヘッドチューブはお手本のような段差の少ないもの
エアロロードと言えばドロップドシートステー
専用のハンドルを一緒に買うと100万円を大きく超えるフレームが色々と出てきていますが、LOOKはハンドル、ステム、シートポスト付属で88万円です。
もちろん、高額ですが周りを見渡してみると案外?
その判断は皆さんにおまかせします。
電動コンポ専用設計なので最新の12sコンポーネントでの組付けが必須となります。
価格を抑えるのであればSHIMANO-105やSRAM-RIVALでの組付けも可能です。
その分、ホイールにこだわればハンドルなどは専用のカーボンモデルが付属するので速さは正直そこまで変わらないと思います。
ホイールもワイドリムモデルならRESERVEの350ハブモデルがとてもお買い得です。
25年モデルのアイコニックホワイトも入荷しています。
LOOKはわかるひとにはわかる上質な乗り味がやっぱりおすすめポイントです!特にフラッグシップレーサーでこの上質さを持っているバイクは貴重です!あなたも違いの分かるライダーになりませんか?
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