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純粋なエアロロードを忘れない。エアロに振り切った走りはいかに!?【スタッフインプレ】
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- 【上野アサゾー店】石川 康輔 24年11月18日
スペインの自転車総合ブランドのORBEAから発売されているエアロに振り切った純粋なエアロロードORCA AERO試乗してきました。だんだんとオールラウンド化が進むエアロロード界隈に待ったかけるそんな一台です。
エアロロードは高速安定性こそ正義
エアロロードはお好きですか?
レースで速いからですか?空気を切り裂く感じが好みですか?それとも純粋なスタイリングに惚れ込んでいますか?
エアロロードはプロのレース用機材として近年重要度が高まっているのですが、エアロ特化の機材はだんだんと減っているという状況にも実はなってきています。
最初からオールラウンドとエアロを両立する事を主張していたPINARELLOは昔から変わらずではありますが、エアロロードとオールラウンドロードの2本立てで何年もやってきた特に北米系ブランドが統合する動きをみせています。
どうしても素材の量を減らすためにデザインは控え目なエアロロードと言った感じになってしまうため、エアロダイナミクスはそん色ないといくら言われても、見た目がエアロロードっぽくない為に、違うんだよなと思ってしまう、そんな一般ユーザーも少なからずいる事でしょう。
※念のため補足説明しますが、そういった新世代のエアロロードはレース用機材としては正当な進化だと思いますし、実際に乗ると速いと感じますし、やっぱり軽いのでトータルパフォーマンスは良いです。「でも、見た目が!!」って言う方の意見も大事ですし、色々な理屈でエアロもそん色ないと言われても、使っている生地の量も設計も全く違うため、バイクの挙動はやっぱり違うので純エアロロードはやっぱりよりエアロに感じます。そういうのが大前提で話を進めます。どちらが良い悪いという論争ではありません。
純エアロロードがエアロである理由
あまり多く写真を撮っていないので、殆ど文字での説明になります。
※主にこのORBEA ORCA AEROに乗った感想を基準に主語を「純エアロロードは」という言い方にしています。
まずはORCA AEROの大きな特徴として、
UCIレースでは使えないダウンチューブ下のエアロストレージが用意されているというところ。
こういう小細工工夫ができるのが純エアロロードの良いところだと思います!
エアロダイナミクスを考えると基本的には横から見た際に隙間が少ない方が良いというのが一般的な理屈になります。
そこを埋める事はUCIレースのルール上は出来ない為、エアロストレージという形で一般のサイクリスト向けだけに搭載しています。
一般ユーザーの為だけにエアロパーツを作っているのはプロレースの為の機材としては無駄な行為ですが、自転車メーカーって自転車を一般ユーザーに販売する必要が本来的にはあるのでこのぐらい忖度あってもいいと思います。その点ORBEAさんは流石だと思います。
エアロボトルとの組み合わせでよりその効果は高まるものと思われます。
実際に大した速度で試乗しているわけではないですがエアロ感は感じますよ。
次にあげられる特徴は、
フレームの生地量が増えて低重心で走りが安定したり、直進安定性とかトルクをじわっとかけるようなペダリングに向いています。
このバイクに乗って感じるのは、剛性は当然高いわけですが、じわっとトルクをかけたときに反発する感じがあまりなくしっかりと粘るような加速感が感じられます。
なので感覚として長くトルクを掛けられる感覚があるのでスプリンター系の脚質の人は特に好むのではないかなと思います。
私もどちらかというとそっちよりの人なので。ヨワヨワですがそう思います。
そんな感じでフレームの生地が多い事で軽量重視のバイクとは異なるフィーリングがそこにはあります。
大きなくくりで「安定感のある走り」というのが特徴で、平地の高速クルージングでそのフィーリングが速さに感じるという方も実際に多いのではないでしょうか?
まさにTTバイクTRIバイクのようなどっしりとした安定性能はクルージングを楽にしてくれます。
乗り物違いですが、車だってそうじゃないですか?
走りの随所にこれこそエアロロードだよねという感覚にさせてくれるという点でORCA AEROは凄くいいバイクだと思います。
トラックバイクも、TTバイクも重さをある程度度外視に高速走行とエアロを追求すると こういう見た目になるわけじゃないですか。
そういう事です。
色々と言っていも、エアロに妥協しないで作るとこういう形になるわけですよ。
軽さ?
飛びぬけた登りの才能を持つORCAを選んでください。
もちろんレースモデルなので一定以上の軽さはあるので重たいというわけではありません。
オールラウンドとエアロを統合したモデルと比べると純エアロロードという事で重たいのはしょうがないという判断です。
その分エアロロード感を感じることができるのでそこをどう考えるかです。
結局そういう事ですよね。
どちらかを選べるというのも消費者の権利ですし、2台を統合した乗り物が欲しい方は残念ながらこれを選ばないというだけの話です。
TTバイクのようなリア三角
無料のセミオーダーシステムMyOならハンドルとか色々選べます
エアロロードであることを誇りに思うそんなバイクを求めている方はこのORCA AEROが今買えるエアロロードの中でもとびぬけておススメです!
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