もっと軽いギアが使いたい!
ロードバイクが大好きで毎週のサイクリングが楽しくてしょうがない、だけどパワーやスピードに自信がなくて長い坂やキツイ坂で心が折れそうだ・・・という悩みを抱えているサイクリストは多いのではないでしょうか。
パワーとスピードがあるレーサーレベルの人達と同じ機材を使うのが当たり前なんて常識は、普通にスポーツサイクリングを楽しんでいる私たち一般サイクリストには当てはめるべきではありません。
そして最近は『漢ギア』なんて単語をめっきり聞かなくなったほど、ギアレシオのワイド化がドンドン進んでいます。
今日はスプロケットが『11-30T』でもまだまだ登りがしんどいよ・・・という方にオススメなカスタマイズをご紹介。
SHIMANO
RD-R8000-GS
¥12,758-
最大で『11-34T』のスプロケットにまで対応が可能な『ミディアムケージ』バージョン、通称『GS』タイプのリアディレイラーです。
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一般的に完成車などにも多く採用されているのが通称『SS』タイプと呼ばれる『ショートゲージ』 で最大『11-30T』のスプロケットまで使用が可能です。
それぞれ変速時の斜めに動く角度『スラント角』の違いがあり、対応するスプロケットが異なります。
また、最もギア板が大きいローギアで使用した際にチェーンがプーリーで詰まらないようケージの長さがそれぞれ最適化されています。
ちなみに『SS』タイプはローギア『25T~30T』まで対応し、『GS』タイプはローギア『28T~34T』に対応しています。
つまり『11-25T』のスプロケットを使用しないのであれば、基本『GS』タイプの方が『11-28T』『11-30T』『11-32T』『11-34T』とスプロケットの選択肢が豊富となっています。
デメリットとしてギア間の歯数差が広がることと多少重量が増えるという事が挙げられますが、ギア比の改善により楽に登れるようになる恩恵の方が数十グラムの軽量化より遥かに大きな効果を発揮してくれます。
歯数差の広がりも、11段という多段化コンポーネントである事を考えればローギアを除くギアピッチはほぼ10段変速と同等という考え方も出来るので、実は気にするほどの影響はありませんよ。
GSタイプで使えるスプロケットは『CS-R8000:11-28T ~11-32T』と『CS-HG800:11-34T』となります。
勿論段数が同じであれば互換性はありますので、費用を抑える為に105グレードの『CS-R7000』『CS-HG700』という選択肢もOKです。
またケージ長が伸び、ローギアを大きくする関係上、必要なチェーンの長さが変わるのでチェーン交換も必須となるのでご注意あれ!
ここに書いてあるギアの話はよく分からんけど軽いギアの選択肢を増やしたい!という方はスタッフまでご相談ください。
今回は『ULTEGRA R8000』でご紹介していますが、他グレードのコンポーネントにも『GS』タイプの設定がある物もありますので、リアディレイラーごと交換してギア比の改善をぜひやってみましょう!
ちなみに紹介した『RD-R8000-GS』はメーカー長期欠品アイテムとなりますので、カスタムしたい方はお早めに!