こんにちは。テックコーナー米山です。
あまりバラ完の依頼は入らない渋谷本館ではありますが、今回はプライベートな知り合いの依頼でバラ完させて頂きました。許可を得てかなり個性的な1台ができたのでご紹介したいと思います。
ザックリな要望と予算でフレームを探す所から始まりましたが、まずは今回の主役のフレームから
SOMAFABRICATION 20 BUENAVISTA DISC
¥100,100(税込)SIZE:50(170㎝前後が目安身長)
何台も所有のUK氏。
「ディスクブレーキのクロモリフレーム、街乗りデザインだと尚良し」
このキーワードでフレームを探したらドンピシャな1本を発見。
ここからパーツを選んで組み上げていきます。回りくどいのもアレなのでまずは完成系から
かなり個性的で良い仕上がりの1台になってます。では細かいスペックを
メインコンポは抑えめのSHIMANOのSORA
ブレーキを除くコンポ+αで約¥50,000(税込)程でした。
ハンドルはドロップ、変速性能はそこそこのグレードで良いとのことだったので
shimanoのsoraをチョイス。街乗りメインとのことだったのでチェーンガード付のクランク。5アームデザインがレトロなフレームにマッチしてます。
クランクは50−34のコンパクト、画像忘れてしまいましたがスプロケットは11−28。今の完成車の流行りより少し小さめを選びました。
ブレーキは奮発。GROWTAC EQUAL
ポストマウント仕様¥40,535(税込)
ブレーキは私ヨネヤマ大プッシュ中の
グロータックのイコール。昨年末新たにポストマウントタイプが追加されたので早速インストールしてみました。フラットマウントより取り付け部分のリーチが長いからか制動力は若干良い気がしました。
バラ完と言うとハイスペックなパーツを集めるのが定番のような気もするかもですが
「メリハリを付けて抑えるところは抑える積むところは積む」
それができるのもバラ完の魅力の一つです。パッケージ版だとそーゆーわけにはいきませんから。
ホイールはハイスペックに。DT SWISSをチョイス
折角なのでチューブレスレディを試したいとの要望があったので
DTSWISS ER1600 フロント¥39,600 リア¥52,800(それぞれ税込)
エンデュランス系ホイールをチョイス。マイナーチェンジにより個体差がありますが、クイックリリース仕様にするアダプターも付属しています。今回のフレームはクイック仕様なのでありがたいパッケージですね。
DONNELLY STRADA USH 700x40c ¥7,150(税込)
タイヤはツーリング系、グラベル系で定評のあるアメリカブランドのDNNELLY(ドネリー)
サイドスキンタイヤがレトロなフレームにいい感じですね。見た目だけじゃなくスペックも問題無し。
フレームが耐えられない可能性が高いですが、足回りだけならグラベルツーリングもなんのその仕様です。
細かいパーツにもこだわりました
ヘッドパーツはメイドインジャパンのタンゲセイキのテクノグライド。グリーンのワンポイントロゴに合わせてグリーンのヘッドパーツにしてみました。
シフトのアウターケーブルもグリーン。ブレーキも含めワイヤー類は日泉ケーブルで統一しました。
バーテープはSOMAのバーテープで統一感を演出。ブラウン系でタイヤと合わせています。よく見ていただくとカモフラ柄です。ブラウンのカモフラは珍しいのでスキンサイドのタイヤを使ってるお客様にはオススメです。
サドルは乗り心地重視のvenoのシェルサドル。お尻を包み込むような抜群のフィット感。サドルもかなりの数試してきましたがここ数年ではダントツの快適サドルです。
ペダルはヨネヤマ大好きMKS(三ヶ島)ペダル。ステップが広いのに厚みが薄いGAMMAをチョイスしました。
ザックリなイメージと予算での相談も是非!
今回は知り合いということもあり、ザックリなイメージと予算での依頼でした。
細かいパーツ類とかも多いのでしっかりとした内訳は控えますが、総額は35万程度でした。
こんな時期でもあるのでパーツ探し等時間も掛かり1ヶ月ほど頂きましたが、仕上がり、乗り心地共に大満足頂きました(UK氏ありがとうございました!)
決してお世辞にもコスパが高いとは言えないバラ完ですが、隅々までちょっとしたこだわりを詰め込める魅力もあります。
少しでも気になるなーって方は是非ご相談ください。
2022年1月31日 ヨネヤマ