せいやまです。
自転車のタイヤはこだわる方が多いですが、中身のチューブはこだわっていますか?
地味な見た目でも走りに大きく影響するチューブ選びが実はかなり重要なのをご存知でしょうか。
チューブで何が変わるのか?
グリップ、転がり、耐久性など違いが分かりやすいタイヤと比べて、中のチューブは意外と軽視されがちです。ですが実はチューブはタイヤと同じくらい、もしくはそれ以上に走りに影響を与える場合もあるので慎重に選ぶ必要があります。
違い①加速が楽になる
↑ごく一般的な¥1,000前後のチューブ
ロードバイクに使われる標準的なチューブはだいたい100~120グラムほどのものが多いです。
↑よりゴムの薄い軽量チューブ
軽量性をウリにしているチューブはだいたい60~80グラム前後。価格は¥1,500~2,000ほど。
天然ゴムを使用したラテックスチューブというものもあります。
取り扱いは少し難しいですがより軽量でしなやかなのでヒルクライムレースで使用されることも多いです。
↑TPU素材の超軽量チューブ
近年注目されている新素材のチューブは今までの軽量チューブと比べても重量は約半分しかありません。
一般的なロードバイク用チューブと比べて1本あたり85グラム、2本で170グラムはかなり大きな違いです。
さらに最近流行りのグラベルロード用チューブともなると1本150~200グラムが普通なので、前後合わせると200グラム以上の軽量化も可能です。
重量が軽くなることのメリット
停止している物を動かすには大きなエネルギーが必要で、動かすものの重量が軽ければ軽いほど必要なエネルギーは少なくなります。特に慣性が働くホイールの外周部に近いものほど影響が大きく、チューブが軽くなるだけで体感できるくらい変わります。
ヒルクライムがもっと早くなりたい方や楽に走りたい方には特にオススメのカスタマイズになります。
ホイールを買う時に50グラムの差を気にする方は多いですが、チューブで100グラム軽量化しようという方は少ないかもしれません。
タイヤやホイールを交換する際はぜひチューブの重さもこだわってみてください!
違い②乗り心地が良くなる
軽量なチューブほど素材が薄くしなやかになります。タイヤが路面の凹凸を拾って変形するのに合わせてチューブもより柔軟に変形してくれるので、路面への食い付きがよく車体が跳ねづらくなるためグリップや振動吸収性が上がります。
コーナー時のグリップに不安がある方や、自転車の乗り心地が硬く感じる方はチューブを変えてみてはいかがでしょうか?
違い③抵抗が減る
走っている自転車のタイヤには、常にいろいろな抵抗が発生しています。
路面との摩擦抵抗以外にも、タイヤやチューブが変形して元に戻る時にエネルギーが失われる「ヒステリシスロス」や、路面の細かい凹凸でタイヤが跳ねる事による「インピーダンスロス」などなど・・・。
違い②でご説明したチューブの柔軟性が上がることでこれらの抵抗を減らすことが可能です。
今まで抵抗として奪われていたペダリングのパワーを効率よく推進力へ変換出来るため、同じパワーでもより速くラクに走る事ができます。
オススメの軽量チューブ
PIRELLI(ピレリ)SmarTUBE(スマート チューブ)
各¥5,280
700×23~32c用/35グラム
700×28~35c用/70グラム
モータースポーツで有名なピレリから発売されている自転車用シリーズ「P ZERO VELO」に新しく追加された新製品。
弾性と強度を特徴とする高度なプラスチック素材であるTPU(Thermoplastic Polyurethane)を採用し、軽くてしなやかなだけでなくパンクにも強いのが特徴です。
チューブレスやチューブラーホイールを持っていない方でクリンチャータイヤを同等クラスの性能まで高めたい方や、チューブレス/チューブラーの運用に不安がある方にオススメです。
タイヤ交換、ホイール交換のついでにぜひ!
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