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MAVICロードディスクホイールのフロントを『15mmスルー仕様』に変更【本日の作業日記】

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池袋チャーリー店】田中 義臣 20年01月15日
2022.8.29追記

まれにお問合せいただくので追記いたします。
現在マビックのロード用ホイールは15㎜スルーシャフトに対応せず、
換装が可能なのは、グラベル用ホイールの
『ALLROAD』、『ALLROAD S』、『ALLROAD SL』のみとなっています。
 P8299517 (2)
左がオールロードSL、右がキシリウムSL。似ていますが、太さが違います。


ロード系ホイールはグラベル用よりもハブボディが細く、
ベアリング径が違うため15㎜用のハブシャフトが取付できません。


また、フルクラムのロードホイールも2021年のモデルチェンジ以降
15㎜スルーやQRに対応しなくなり、12mmスルー専用となりました。

その他詳しい互換性などは、お気軽に当店までお問い合わせ下さい。

 

 

 

池C店、本日の作業は、

 

 

 

PC294916

 

 

『フロントハブのエンド規格変更』。

 

 

 

 

 

 

pb172961 (2)

 

 

数年前くらいまでの

ディスクブレーキロードには、

 

フロントフォークエンドが

『15×100mmスルーアクスル』

の物が多くありましたが、

 

現在、"標準で"15mmスルー仕様の

ロード用ホイールは、ほぼありません。

 

 

PA241703

 

 

DTは最初からアダプターが付属しますし、

 

 

P2161310

 

 

カンパ系ホイールもアダプターを購入すれば

簡単に15mm仕様に変更できますが、

 

 

PC294897

 

 

マビックのホイールは

ハブシャフトの内径自体が12mmの為、

 

シャフトごと15mm用に交換する必要があります。

 

 

P9180762 (2)

 

 

今回は、グラベルロード用の

『オールロード』のハブシャフトを交換。

 

『QRM AUTO』というベアリング規格のハブであれば

基本的に同様の作業で交換可能です。

 

 

PC294906

 

 

まずは、ノンディスクサイドの

ベアリングのダストカバーを外します。

 

切り欠きがあるので、

精密ドライバーなどをひっかけて簡単に外せます。

 

 

PC294909

 

 

外すと、ベアリングを押さえている

ウェーブワッシャとスナップリングが見えます。

 

このスプリングワッシャが、

自動で球当たりを調整してくれるので

『QRM"オート"』ってことですね。

 

 

PC294911 (2)

 

 

スナップリングを外します。

 

 

PC294912

 

 

ウェーブワッシャを取り出して・・・

 

 

PC294916

 

 

そのままシャフトを反対側へ押し出します。

 

 

PC294918

 

 

ここで交換用のシャフトの出番。

右側は引き抜いたシャフトです。

 

 

PC294920

 

 

比べてみると厚みがだいぶ違いますね。

 

 

PC294929

 

 

ダストカバーとウェーブワッシャは

新しいものが付属していますが、

 

ディスクサイドの

ストッパー?だけは使い回します。

 

今回は新品ですが、

使用していた車輪の軸を変える時は、

コレも一緒に注文した方がよいかも?

 

 

PC294931

 

 

パチンと溝に嵌めて・・・

 

 

PC294940

 

 

ダストキャップ等も嵌めます。

ストッパーに引っかかる所が定位置。

 

シャフトに薄くグリスも塗っておきましょう。

 

 

PC294952 (2)

 

 

ディスクサイドから差し込み、

 

新品のウェーブワッシャを挟んで

スナップリングを留めます。

 

 

PC294957

 

 

ノンディスクサイドもキャップを嵌めたら完了です!

 

 

 

 

 

ちょっと前のディスクロードで

交換ホイールに悩んでいる方、

 

ぜひ池Cにご相談ください!!!

 

 

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ちなみに、

 

 

今回の車輪は、

こちらのオリジナル完成車に使用しました。

 

 

P1025153 (2)

 

 

こちらも要チェック!

 

 

 

 

 

 

 

 

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