2022.8.29追記 まれにお問合せいただくので追記いたします。
現在マビックのロード用ホイールは15㎜スルーシャフトに対応せず、 換装が可能なのは、グラベル用ホイールの 『ALLROAD』、『ALLROAD S』、『ALLROAD SL』のみとなっています。
左がオールロードSL、右がキシリウムSL。似ていますが、太さが違います。
ロード系ホイールはグラベル用よりもハブボディが細く、
ベアリング径が違うため15㎜用のハブシャフトが取付できません。
また、フルクラムのロードホイールも2021年のモデルチェンジ以降 15㎜スルーやQRに対応しなくなり、12mmスルー専用となりました。
その他詳しい互換性などは、お気軽に当店までお問い合わせ下さい。
池C店、本日の作業は、
『フロントハブのエンド規格変更』。
数年前くらいまでの
ディスクブレーキロードには、
フロントフォークエンドが
『15×100mmスルーアクスル』
の物が多くありましたが、
現在、"標準で"15mmスルー仕様の
ロード用ホイールは、ほぼありません。
DTは最初からアダプターが付属しますし、
カンパ系ホイールもアダプターを購入すれば
簡単に15mm仕様に変更できますが、
マビックのホイールは
ハブシャフトの内径自体が12mmの為、
シャフトごと15mm用に交換する必要があります。
今回は、グラベルロード用の
『オールロード』のハブシャフトを交換。
『QRM AUTO』というベアリング規格のハブであれば
基本的に同様の作業で交換可能です。
まずは、ノンディスクサイドの
ベアリングのダストカバーを外します。
切り欠きがあるので、
精密ドライバーなどをひっかけて簡単に外せます。
外すと、ベアリングを押さえている
ウェーブワッシャとスナップリングが見えます。
このスプリングワッシャが、
自動で球当たりを調整してくれるので
『QRM"オート"』ってことですね。
スナップリングを外します。
ウェーブワッシャを取り出して・・・
そのままシャフトを反対側へ押し出します。
ここで交換用のシャフトの出番。
右側は引き抜いたシャフトです。
比べてみると厚みがだいぶ違いますね。
ダストカバーとウェーブワッシャは
新しいものが付属していますが、
ディスクサイドの
ストッパー?だけは使い回します。
今回は新品ですが、
使用していた車輪の軸を変える時は、
コレも一緒に注文した方がよいかも?
パチンと溝に嵌めて・・・
ダストキャップ等も嵌めます。
ストッパーに引っかかる所が定位置。
シャフトに薄くグリスも塗っておきましょう。
ディスクサイドから差し込み、
新品のウェーブワッシャを挟んで
スナップリングを留めます。
ノンディスクサイドもキャップを嵌めたら完了です!
ちょっと前のディスクロードで
交換ホイールに悩んでいる方、
ぜひ池Cにご相談ください!!!
ちなみに、