ワイズロード神戸店サンデーライド/フィッティング担当の盛山(セイヤマ)です。
今月8月26日(日)
長野県松本市で開催された、
「マウンテンサイクリングin乗鞍」
通称、乗鞍ヒルクライムに出場してきました。
乗鞍ヒルクライムには今回が初参加。
ゴール地点は標高2720メートル、自転車レースとしては国内最高所を走る大会です。
今回はそんなヒルクライムレースの前日からの様子をお届けしたいと思います。
朝に大阪から出発し、約5時間かけて会場に到着。
受付を済ませてしばらくブース巡り。
各メーカーの新製品をチェック!
その後は宿に戻り翌日の準備と夕食、温泉で翌日に備えます。
今回はいつも一緒に走らせて頂いているチームの方たちと大部屋で雑魚寝。
まるで学生時代の合宿の様で楽しい夜を過ごさせていただきました!
夜9時には就寝。
翌日は7時からレース開始なので、朝は4時起き。
翌朝。
朝食を食べ、5時にウォーミングアップを開始。
朝食は用意していただいたお弁当を半分と、消化の早いゼリーとビスケットタイプの補給食で済ませました。
さらにアップ用とレース用を兼ねて500mlのボトルにマグオンとグリコおいしいアミノ酸BCAAを混ぜたスペシャルドリンク。
アップ中にこれを半分と、さらに水を多めに摂っておきレース中のドリンク補給を極力少なくする作戦です。
前日心配していた天気ですが、良い方に予報が外れ当日は絶好の快晴!
乗鞍の朝は夏でも気温は一桁。
ローラー台を漕いでいると身体から湯気が立ち上ります。
でも聞いていたよりは寒くなく丁度いい気温。
大阪本館から実業団E1レーサー利田副店長も同じチームで参戦していました。
スタート前。
ゴール地点はあのはるか先に見えているあの山の上。
あの雲の中にむかうなんて、まったく想像がつきません。
7時10分
男子Bカテゴリーがスタート。
集団後方からのスタート。
前半は比較的勾配が緩くハイスピードな展開となるため、集団の中で風を避けて脚を温存しつつ、少しずつ集団の前方を目指します。
が、予想を超えてペースが速すぎる。
300W~350Wのペースが続き、早くも苦しい展開。
ほんとに速い選手はきっとこれくらいのペースで登っていくのでしょうが、それ以外の選手は後半かならずペースダウンするだろうと判断。
第一チェックポイント待たずに自分は早めに集団からは脱落。
この先のコースもまったく予測ができないため、1時間耐久走ペースに切り替え、FTPと同値の260Wを目標に淡々とペダルを回します。
第一チェックポイントは18分9秒で通過。
その後も数名の選手に抜かれはしましたが、それ以上に前にいる選手を抜かしているので順位は着実に上がっているはず。
自分よりも早くスタートを切っているのは男子Aカテゴリーの選手とチャンピオンクラスの選手しかいませんので、一定ペース作戦は成功しているようです。
途中ウィリエールに乗った選手と丁度ペースが合い二人で先頭交代をしながら共闘。
他の選手も途中合流したり離れたりしてましたがこの方とは最終的にゴールまでご一緒させていただくことに。
ですが中盤を過ぎたあたりから繰り返されるつづら折りで、傾斜のきついインコースをガンガン進むこの選手にじわじわ差が開いていきます。
しばらくすると、つづらひとつ分以上の差が開いて完全に見失ってしまいました。
すると今度は後ろをひたすらついてくるコルナゴに乗った選手。
前に出てくれる様子はないので、ひたすらペース走で第二チェックポイントを通過。46分51秒。
そろそろ樹木が生息できる限界高度である「森林限界」を超え、周りの景色が少しづつ開けてきました。
ガードレールの向こうには今日ここまで自分が登ってきたつづら折りの道路がちらちらと視界に入ります。
遠くを見ると長野の山々が自分よりも下に連なり、雄大な景色がひろがりまさに圧巻のひとこと。
景色に気を取られつつも、さらにペダルを踏み進めると今度は前方からの猛烈な風が襲います。
時折吹く風速10メートル近い風が自転車を押し返し、疲れた脚にさらにダメージを加えてきます。
ですが条件は他の選手も同じ。
このあたりで先ほど先行していったウィリエールの選手を再び視界に捉えます。
どうやらかなり苦しそう。
自分はそのままのペースを維持。
今度はウィリエールの選手を抜き、自分が先行する形になります。
ですがまだ食い下がるウィリエールの方。
ゴールまで残り数キロ。
あと5キロ、4キロ、と看板が見えるたび少しづつペースを上げ出せる力を限界まで絞り出します!
全開にしていたジャージの前ジッパーを上まで締め、
スタートから1時間5分54秒、無事ゴール。
ゴールした瞬間に強風が吹いて吹き飛ばされるかと思いました。(笑)
初出場の大会でしたので、特に目標は決めていませんでしたが、ほぼ1時間のレースでFTPの数値と同じ出力を維持できたので、今出せる自分の力はほぼ発揮できたかと思いますので悔いはありません。
唯一目標というか、指標にしていた女性ライダーの優勝タイムに勝つことができたので良しとしましょう!!
スタート地点から見えていたあの景色。
雲が自分の目の前を流れる景色に感動。
同じチームの方がゴールするまでまだ1時間以上あるので、ぶらぶらと散策したり写真をとったりして時間を潰します。
ですがさすがに山頂はかなり寒い。
春秋用の薄い長袖ジャージとウィンドブレーカーを重ねて着ましたが、ほかの方を待つ間に風邪でも引きそうな勢い。
もう少し厚手の服が必要でした。次回要改善。
それにしても最高の天気!
周りはどこを見ても本当にきれいな景色で、このためだけに上ったといっても過言ではないと言えるほど最高のコースと景色。
これはヒルクライムが好きな方でなくても絶対一度は出てもらいたい!
そしてこの景色をぜひご自身の目で見てみてください!
個人的には関西からだと富士ヒルクライムよりも乗鞍の方が移動時間は同じで景色は良いのでオススメです!
登った後は下山するのですが、これがまたどこを見ても絶景!
少し進んでは立ち止まり写真撮影という事を繰り返していたら登っている時間よりも下っているときの方が時間がかかっているという。(笑)
8時過ぎにはゴールしていたはずですが、再びスタート地点に戻ってきたのが昼12時。
「いったいどれだけ遊んでいたんだ。」
ちなみに今回掲載している写真はほぼすべて下山中に撮影した写真なので、坂を下っている最中に次から次へとこんな景色が見えてくると言う事です!
まるでジュラシックパークの世界に入ったよう。
終わった後は再びお宿でお風呂と昼食を頂き、大阪に向けて出発。
夜9時には帰宅することができました。
宿を出る前にチームの方に来年の分も予約していただきました!
もしこのブログを見ていただいて参加してみたいと思ってくださった方がいるなら是非、今すぐ来年の宿を押さえておいていただくことをオススメします!
超人気の大会なので、レース数か月前の時点で会場近くの宿をとることは不可能ですのでご注意を。
「絶対来年も行くぞー!」
使用機材:
フレーム:ピナレロ ドグマF10
コンポーネント:アルテグラ8070Di2 CDJ ビッグプーリー限定カラーカスタム
パワーメーター:ステージス 6800左計測タイプ
ホイール:フルクラム スピード40C
タイヤ:ピレリ PゼロヴェロTT
チューブ:ソーヨー ラテックスチューブ (気圧前後とも6.5気圧)
サドル:プロロゴ ディメンションTIROX
ハンドル:EASTON EC90エアロ
バーテープ:CICLOVATION フージョンレザータッチ
ワイズロード神戸店
サンデーライド/フィッティング担当
盛山 新太郎
セイヤマ シンタロウ
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