スタッフ古谷野のニューバイクをご紹介します。バイク選び・購入の参考になればと思います。
古谷野が選んだフレームは”サーベロS3ディスク”。同社の代表するエアロ系Sシリーズに乗ります。
ちなみに古谷野は過去に同社のRSというエンデュランス系バイクに乗っていたことがあります(むかし~の記事)。
このフレームを選んだ理由としては、
①エアロ系バイクに仕上げたかった。
②ジオメトリが古谷野に合っていた。
③ディスクブレーキの波に乗ってやろう!。
という感じです。
まず①に関して、
ディスクブレーキの見た目も特徴でもあるローター(ちなみに↑のバイクは前後160mm)です。ボリュームがあるのでどうしてもバイクを見るとホイールに目が行ってしまいがちです。なのでローターのボリュームに負けないようにエアロフレームを選びました。エアロフレームにディスクブレーキが似合います。
次に②です。
これは古谷野にとって非常に大事なポイントです。いくらかっこ良いバイクでもポジションとジオメトリが合わなければ見た目がよろしくなくなってしまいます。
古谷野はどのようなバイクにそつなく乗れる標準体型ではないので結構バイクブランド・モデルを選びます。S3はその中で古谷野の理想に近いジオメトリーになっています。上位グレードのS5はまだディスクブレーキVerが出ていませんし、ジオメトリが合いません。
最後に③。
まず、個人的に現在バイクトータルの性能として考えれば 「リム>ディスク」 です。
なのになぜディスクかというと、古谷野は新しい物好きだからです(笑)。
あえてそこに飛び込むというチャレンジしてみます。
以上がフレームに関わる話でしたが、そのフレームに取り付けたかったパーツをいくつかご紹介しますのでもう少しお付き合いください。
使ってみたかったパーツ①
ディスクブレーキ。
ディスクブレーキが付いたMTBなどは何台か所有していますが、ロードバイクは初めてです。ロードバイクにも押し寄せているディスクブレーキ。これは試さないわけにはいかないでしょう!。ということで導入しました。R9170というシリーズで油圧式ブレーキ・Di2シフトの物になります。金属のワイヤーがなく近未来的です(笑)。
これまでにディスクブレーキは何度も考えたことがありましたが。しかしブラケットが太いor角が付いているような形状で嫌厭していました。新型のシマノの油圧・電動式の物は気になるほど太くもなく、逆に個人的には握りやすいのでこれが導入の決め手となりました。
さすがの世界のシマノというべきか、ブレーキの整備・性能は非常に安定しています。
シフトもDi2なので文句がつけようがありません。完成度が高く、ロードバイクにおけるディスクブレーキの普及を勢いをつけるものでしょう。
使ってみたかったパーツ②
シマノパワーメータークランク。
パワーメーターは他にいくつか所有していますが、世界のシマノが出すものなら間違いないでしょう!。ということで導入してみました。
パワー(左右バランス)を見れるという機能はもちろんですが、純正クランクの変速が感動するほど速く、総合的にも良く出来ています。お値段はそれほど高くないのでオススメパワーメーターです。
使ってみたかったパーツ③
シマノPROステルスサドル
一時期バイクに取り付けていたものの、コンポがスラムだったので外して放置されていたステルスサドルがようやく付けられました。お尻に負担が少なく、スムーズにペダリングにできるショートサドルにハマりそうです。今後このようなサドルが増えていくでしょう。
それ合わせてハンドルとステムもPROにしました。
エアロフレームなのでそれに合わせてVibeエアロです。
ジャンクションはハンドルのバーエンドに付くタイプで見た目がスッキリ。
ワイヤレスユニットはステムの内に隠してあります・・・。
以上、シマノ関係の商品ばかりな気がしなくもありません。
決して回し者というわけではなく、古谷野はシマノが付いたバイクが極端に少なく紹介する機会がないからです(笑)。
なのでシマノが付いているバイクはほとんどシマノ系パーツでまとめられています。
RDのプーリーケージが何か違うような・・・。
まさかのいきなりカーボンドライジャパンのビックプーリーを投入。
以前から別のモデルで使っていてその性能の良さを分かっていますし、結局取り付けてしまうパーツなので最初から取り付けました(笑)。
ZIPPホイールは前後別で購入できるのでフロント303(45mm)、リア(58mm)とエアロ効果が高いながらハンドリングに影響が少ない組み合わせにしました。
フレームとホイールの組み合わせで平坦の巡航はこれまで乗ってきた中でもトップです。走行性能が高いのはもちろんですが、サーベロというべきかバイクの設計も考えられていて内蔵ブレーキケーブルを除けば非常に扱いやすいです。
Sシリーズというと平坦系のバイクとイメージがありますがグランツールの山岳ステージでも乗る選手がいるなど実はオールラウンドなフレームです。
自分も意外でしたが、登りもこなしてしまいます。ディスクブレーキのホイールは重量は重くなってしまいますが、リム部分はブレーキトラックが必要ないので外周部分は軽量です。付いているのはディープリムホイールですが、登りではミドルハイトリム並の軽さを感じました。
振動吸収性はバイク全体で考えると普通レベル。フレームのシートステイが振動吸収性に貢献していますが、高剛性なホイールとスルーアクスルがそれを邪魔をしている感じがします。ホイールがチューブレスタイヤに対応してるので変えて振動吸収性を確保するかもしれません。
Sシリーズの名前の由来は「SOLOIST」からきています。
サーベロはトライアスロンバイクの設計から始まりました。
トライアスロン競技で1人で走るときにできるだけ空気抵抗を抑えるためにエアロバイクができました。
トライアスロンはやりませんが、サイクリングはほとんど1人で走っている古谷野にぴったりです(笑)。
このバイクが平坦から山岳まで連れて行ってくれるでしょう。
Frame: Cervelo S3 Disc
Component: SHIMANO R9170 + FC-R9100P + CDJ BigPully + TNI Ceramic
Wheel: ZIPP 303 + 404 Firecrest Disc Clincher
Tire: Panaracer RaceA3 (25C)
Pedal: PD-R9100
Handle: PRO Vibe Aero (400mm)
Stem: PRO Vibe (100mm)
Saddle: PRO Stealth
BottleCage: Tacx Deva
Weight:8.0kg
2018/5/26古谷野