こんにちは
新宿カスタム店、高野です
年度によって、技術的に変わるモデルもあれば
継続して、変わらぬ魅力を残していくモデルもありますよね
今日はそんな2台です
まずは超軽量の代表格のこちら!
FUJI
SL ELITE
昨年度モデルでも人気を博したSLがエリートの名を冠して登場です!
フレーム単体重量695gと、圧倒的な軽量設計
そしてチューブ形状にこだわり、より薄く、硬度の高いカーボンを使用
高い剛性と、繊細な内部処理によって、キレのある性質をもつ車体に仕上がっています!
そして、今年はゴールドのライン入りを含んだ二色展開!
マットブラックには独特の装飾が内側に入りますよ~
さてさて
すっごい軽くて、すっごい硬いフレームがいかがなものか
乗った瞬間に感じたのは「これが硬さか・・・」と、いう感覚
シートからフォークまで、カンカンに張った一枚の板に乗っているような
あまりにもダイレクトで強烈な剛性
ゆっくりなんてとても走れたものではなかったので
坂道で思い切って振ってみました
するとやはり推進力は出ます!
さらに登りきってから続けてダンシング!
すると、登ってきた足の感覚ではなく、ついさっきまでも平地を巡航していたような
すっきりとした心持ちで加速を始めます
なるほど!
僕の普段乗っているフレームがやや重なエアロフレームなのですが
これは使い方の問題なんですね(今更)
高速で巡航する上で必要な要素は様々ですが
ある程度の速度に乗ってから、さらに踏み込んで加速しようとする時
そこで軽さ、そして剛性の高さがビシッとした、思い通りの加速を生む要因になるようです
ヒルクライムや単発レース用にバリバリ踏みたい、やはりフラッグシップはこうでないとね!
と、なんだか安心感があるフレームです
ロングライドでのんびり~にはちょっと・・・
と、いった印象ですが、ホイールや装備次第ですかね
ですが、ROLFのこんなスポークの少ないホイールでもカチカチに感じたので
やっぱりめっちゃ硬いんですよね
平地メインで、思い通りの激しい加速を求めるあなたに
そしてヒルクライムの決戦用に
いいかと思います
続きまして、金属フレームファンを魅了して止まない
こちらのフレーム!
PANASONIC FRT09
カーボン主流の時代でも、チタンのその魅力、その性能には憧れるものです
パナソニックのチタンロードは一車種ですが、ダウンチューブ形状を変更することで
二種類の乗り味を選択できる仕様になっています
納期は約一ヶ月、基本的金額は約370,000円(抜)~となっているようです
早いですね~!
さて、今回は硬さを重視したダウンチューブ形状を持つものをお借りしました
どうも太さが違うだけでなく
接合部の形状を変化させているみたいなんですけど
詳細はこちらへ!
http://cycle.panasonic.jp/products/pos/custom_order/2016/frt09
そこで、乗り味はどうだったかってとこなんですけど
これがもう最高で
快適さとか、軽さとかを感じるのは勿論なんですけど
まるで、自分が速く走れているような感覚っていうんですかね
自転車にうまく乗れてる!!乗りこなせてるぞ!
って、いう感覚をあっさりくれるんですね
良いとか悪いとか、軽いとか、重いとかそういう事を考える前に
もう、楽しさしかない
景色とか、風の当たる音とか、そういうものを俄然楽しんでいる自分がそこにいるんですね
声を大にして伝えたい魅力はそこでした
硬めのフレームとは言っても、もともとの素材が3AL2.5V(アルミ3%,バナジウム2.5%添加)のチタンを使用している
おかげで、乗り味を硬くするほど影響しているとは思えませんし
なにより、僕のような超軽量な人間が乗ってコレなのですから
その弾力と力の逃がし、そして発揮される剛性のバランスは完璧なのでしょう
さすがにカーボンと比べるとね、って部分はありますが
これで、ロングライドは、是非是非行きたいですね~
最高に感動できると思います。
悪路に突っ込んでも、ポンポンと跳ねるようにクリアしていきますし
登りに入っても、苦になりません(速いかどうかは別として)
逆にこんな素晴らしい素材、そしてフレームを持っていたら
カーボンのレーサーに乗らなくなってしまうかもしれません
恐ろしいほど美しく、素敵な一台でした
まったく特性の違う二台でしたが、楽しむべきポイントはそれぞれにありましたね
それでも、フラッグシップのカーボンフレームやらに乗りまくったところで
チタンに乗ったせいか、めちゃめちゃ感動しちゃって、テンション上げすぎてしまった感は否めませんが
やっぱり、チタンは絶対に欲しいと思ったのは確かです
2017年モデルも続々入荷中!
是非ともご覧頂き、お気軽にお声かけくださいね!
ではまた