先週10/13(木)、ワイズロード全社員が本社のある埼玉に集まり、たくさんのお取引先にもお集まりいただき、スタッフ向けの贅沢な社内向け試乗会を開催しました。
エントリーグレードのアルミフレームからハイエンドの最新フレームまでたくさん用意していただき合計10台以上してきたわけですが、その中でも特に気になっていた1台に乗ることが出来ました。
COLNAGO
CONCEPT
フレーム価格
¥450000+税(通常カラー)
¥490000+税(特別カラー)
今注文してフレームの納期は早くとも年明け予定とのことです。
コンポーネントは新型DURA-ACE、こちらも初体験です。
ホイールはMAVIC「CXR」。
保守的なコルナゴは他のメーカーからは少し遅れる形になりましたがついにエアロフレームをリリース。
形状は最近のトレンドに従ったようなデザインとなっております。
リアブレーキワイヤーはヘッドチューブ右側から、シフトワイヤーはそれぞれダウンチューブ上面からフレームに侵入しメンテナンス性は割と良さそう。
今回試乗した「CONCEPT」の試乗車はなんとまだ世界に4台しかないそうで、破損してしまわない様サドルの上げ下げは禁止という徹底ぶり。
サドル高は普段よりも2cmちかく低かったですが、フレームの良さはしっかり体感することが出来ました。
・加速
エアロフレームながらフレーム重量は1000g程度と軽くBB周りの剛性もしっかり。
加速~30km/hくらいまでならそこまで強く踏まなくてもスムーズに加速していきます。
振動吸収性も見た目から思うよりも悪くなく、タイヤやホイールを25cなどのワイドタイプのものにすることでロングライドでも十分通用すると思います。
・巡航
一度速度が乗ってからはホイール、フレームの特性も相まってペダルに脚を乗せているだけで楽に速度は維持されます。
ハンドリングは直進安定性が高く安心して身体を預けることが出来、ロードレースはもちろんロングライド、トライアスロンにも良さそう。
40km/hくらいからさらに加速しようと踏み込んでみましたが、フレームには程よいタメ感、「しなり」がありペダリングやダンシングに特別なスキルは必要ありません。以前乗ってみたことがある「C60」とはまた違う乗り味でハイエンドモデルながら誰でも乗りやすい日常使いできるフレームだと思います。
・登坂
河川敷の土手下から上へ続く距離10m程度の短い上り区間でしたが、車体を左右に振るダンシングでもフレームの跳ね返りが気にならず踏み味は優しい。フレームの振りの切り返しは軽く、リズムよく漕ぐことが出来ました。
シッティングではケイデンスを高くすればスムーズに上ることが出来ますし、パワーで踏み込んでもフレームがしっかりパワーを受け止めてくれ脚に跳ね返ってくる感じはほとんどありません。
・総評
ハイエンドモデルながら誰でも扱いやすい非常にバランスのいい乗り心地でした。これなら長距離や長い上りで疲れた身体でも十分乗りこなすことが出来そうです。
逆に「C60」と比べればマイルドな乗り味になってやや【らしさ】は薄まったようにも感じますが、他のエアロロードと比較するといくつか乗り味の近いものはあるもののやはりその中に「C60」に繋がるような、言葉では言い表せない感触を「コンセプト」から僕は感じ取りました。
それとあとはデザイン。通常カラーのシンプルなデザインも非常に良いのですが、やはりオーダーするならプラス4万円で納期が少し遅れたとしても特別カラーを待つ価値はあるかと。
特別カラーのペイントは「C60」のフレームを塗装しているのと同じ「パマペイント社」、なのにお値段は50万円を下回る価格設定。
週末は「コンセプト」に乗ってどこか遠くへ。きっとすれ違うライダー全員の視線を奪う事でしょう。
そして平日は部屋のインテリアとして。美しい塗装を間近で眺めながら楽しむお酒もまた良し。
なにより自分自身が今一番欲しいフレーム第1位。
こちらのフレームはご予約受付中です。
この特別なフレームを自分のモノにしてみませんか。