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【下りに苦手意識がある人に…。】 ダウンヒル時の注意点

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横浜ワールドポーターズ店】藤根 友広 16年09月01日

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登りがあれば下りもあるのは当たり前ですが、登りが苦手

 

な人がいる様に「下りが苦手」という人も案外多いのでは

 

ないでしょうか!?

 

そんな人の為に今回は下りでの注意点というか、

 

意識することを書いてみようかと思います。

 

まずはフォームにおいて意識することから…。

 

上の画像はニーバリなどと並んで下りが得意な

 

ことで有名なサミュエルサンチェス選手のフォームです。

 

画像をみても解る様に下りでは下ハン(ドロップハンドル

 

の下部分)を握る様にしましょう。 

 

いつでもブレーキを掛けられる様にブレーキレバーに

 

指は掛けておきましょう(下ハンを握った時にブレーキ

 

レバーが遠すぎて指が掛かりにくい、という人は

 

ブラケットの固定位置やハンドルの取付け角度、

 

ハンドル形状などを見直す必要があるかもしれません)

 

そして上半身を低くかがめて、軽く自転車を路面に

 

押し付ける様にすると重心が低くなり、車体もフォーム

 

も安定します。

 

それと傾斜に合わせて腰を後ろに引く様にします。

 

傾斜がキツイ下りであればあるほど腰を後ろにひかないと

 

ブレーキを掛けたときに前につんのめってしまいます。

 

そして下ハンを握った手はハンドルを後ろから前に送り

 

出す様に意識するとハンドルに荷重がかかり過ぎて

 

手が痛くなったり、しびれたりすることもなくなると思います。

 

ここまでの事を意識するだけでダイブ変わると思います。

 

次に問題なのは「下りのコーナー」です。

 

下りでもただの直線ならまだそれ程怖くはないかも

 

しれませんが、コーナーを曲がるとなると一気に難易度

 

が上がると感じる人は多いのではないでしょうか!?

 

コーナリング時に注意することは、コーナ手前である

 

程度余裕を持って曲がれるスピードまでブレーキングで

 

スピードを落とすことです。

 

当たり前の事の様に聞こえるかもしれませんが、案外

 

難しいです。下りが苦手な人ほどオーバースピードで

 

コーナーに進入してしまい、コーナリング途中にブレーキ

 

をかける事になるケースが多いと思います。

 

コーナリング途中でブレーキを掛けると車体が傾いている

 

時にブレーキングする事になり転倒のリスクも高くなります。

 

ブレーキの掛け方は当てぎきしながら(リムにブレーキシュー

 

を軽く当てながら)スピードをコントロールしてオーバー

 

スピードにならない様にスピードを落としましょう…。

 

当然ですが、カーブがキツいコーナーほどスピードを

 

落とす必要があります。

 

それととても重要なのが、コーナリング時の「視線の向け

 

方」です。

 

視線は常に意識して「コーナーの出口」に向けておきます。

 

左コーナーならば常にコーナーの左切れ端、切れ端に

 

向けておきます。

 

下りコーナーはスピードが出ているので常に視線を先、先

 

に意識して向けていかないと視線が向いている方向へ

 

オーバーランしてしまいます。

 

コーナーのライン取りの基本は「アウトインアウト」です。

 

いくら適正スピードでコーナーに進入してもインから入って

 

しまえば膨らんでセンターラインを越えてしまう可能性が高く

 

なってしまうでしょう。

 

コーナリン時のフォームは車体と体が一体になる「リーンウィズ」

 

が基本です。

 

状況に応じて「リーンイン」「リーンアウト」と使い分けられれば

 

ベストですが今回はそこまでは必要ないと思いますので

 

また次の機会に、という事で…。

 

以上色々と書いて来ましたが下りに苦手意識がある方の

 

参考になれば幸いです。

 

くれぐれも気を付けて練習して下さい!!

 

 

 

 

 

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