こんにちは。ワイズロード広島店の加藤、、、改め、広島県自転車競技連盟の加藤です。Part1は自転車をどんな基準で選べばいいのか、何を追加で買わなければならないかをご紹介しました。Part 2となる今回は練習やレース時に使うとより良い機材のご紹介です。ありすぎて1回にまとめられないので、2回に分けてご紹介します。すいません、、、
今回も現役選手にアンケートを取ってるので一例としてぜひご参考に。(頂いた情報は当ブログに載せてもいいという許可を得ております)
第1弾をまだご覧になっていない方はこちらから
【STAFF BLOG】自転車競技スタートアップ Part① レース機材ってどんなのが良いの?
え、買った時のホイールままじゃ、、、
もちろん「絶対ダメ」というわけではありません。しかし、完成車には比較的安価で重いホイールが付いてきます。練習でトレーニングのためにあえて重たいホイールを使う事はあっても、レースでも同じものを使うとなると、タイヤの劣化やホイールの回転が悪く余計なエネルギーを使うことに。それゆえ「勝負所で着いていけない」・「仕掛けにいけない」という消極的なレースになってしまいます。
Part1でもご紹介したブレーキのことにも関係はあり、まだリムブレーキ率は高め。しかし、これからディスクブレーキが増えてくると考えられるので、ディスクブレーキ仕様の自転車を買うのが機材の選択肢は増えると言えます。
ホイールの選び方としては、、、
2枚の写真にある黄色い矢印の長さが1つの一番わかりやすいポイントに。
↑ 40mmのリムハイト
↓ 60mmのリムハイト
黄色の矢印の部分(リム)の高さ(リムハイト)が高いか低いかで空力特性が変わってくるので「全部自転車のホイールだから性能も全部同じ」という考えは全く通用しません。車で例えると軽トラに装着されているホイールとレーシングカーに装着されているホイールが全くの別物と同じです。基本的な考え方はこちら
リムハイトが高い→空気を流しやすい形状により空気抵抗が低く抑えられるが、多く素材を使っているため比較的重め。平坦に強い
リムハイトが低い→空気抵抗は生まれやすいが、使う素材が少ないため軽量である。登りに強い
1,SHIMANO ULTEGRA R8100 C50 TL DB
ディスクブレーキモデル
画像をクリックで詳細ページへ
11速、12速対応のULTEGRAの50mmハイトのホイールはチューブレス対応モデルです。中にチューブを入れないタイプですので軽量化に貢献し、乗り心地も向上します。高めのリムでエアロ効果が期待できます。
2,ZIPP 404 FIRECREST Tubeless Disc-Brake
ディスクブレーキモデル
画像をクリックで詳細ページへ
タイヤを引っ掛けるフックが無いという画期的な設計で370gの軽量化に貢献。またタイヤの変形が抑えられて思いのままのコースのライン取りができます。リム面にはゴルフボールのようなディンプル加工が。少ない力で高出力という夢のようなホイールです。
3,BH EVO38
リムブレーキモデル
画像をクリックで詳細ページへ
BMW M motorsportとの共同開発によって作られたBHのEVO 38はリムハイト38mmという空力面においても、登りにおいてもホイールの実力を発揮できるオールラウンドなリムハイトで、1500gを切ってくる軽量なホイールです。チューブレスモデルで乗り心地も向上。また、クリンチャーとしても使えます。
4,FULLCRUM WIND40C
リムブレーキモデル
画像をクリックで詳細ページへ
3番目に紹介したEVO 38とリムハイトはほとんど変わらないですが、ブレーキ面に浅い溝を流線形に入れた「AC3加工」を施すことで放熱性と制動力をUP。ワイドリムで太めのタイヤでも、リムからはみ出ることなく装着可能です。
今回紹介した4本はかなり厳選した4本です。
が、レーシングカーのタイヤが乗用車のタイヤな訳ないように、いいホイールにはいいタイヤをつけてあげないとホイールのポテンシャルをもっと引き出すことができません。タイヤとホイールが相まって走りが軽くなったり、シャープな走りに進化を遂げ、最速ロードマシンに化けることもあるかもしれません!例えば、、、
Continental GrandPrix 5000
HUTCHINSON FUSION 5 PERFORMANCE
などなど、詳しい情報は画像クリックでチェックを!
店舗にはこれ以外にも多くの魅力的なホイール・タイヤがズラリと並んでおりますので、ぜひ競技する方、しない方問わずご覧になってください!