以前もブログにてご紹介した『BMC』のアウトレットMTB。
前回は24モデル情報解禁前だったので価格は伏せていましたが、10月に入り来年モデルの情報も解禁されたので、改めて型落ちアウトレットとしてご紹介します。
BMC
TWOSTROKE 01 FIVE(2023)
定価¥429,000-(税込)→チャーリー店特価!¥222,222-(税込)
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なんとフレーム定価(¥265,650-)よりもお安い!という驚異の価格に釣られて、私も1台購入しました!
インプレはまたのちほどさせていただきますが、せっかく超お得に車体を手に入れたので、浮いた予算で早速したカスタムご紹介します。
一気に全部カスタムしなくても、それぞれ交換すると目に見えて違いの分かるパーツをチョイスしたので、ぜひカスタムの参考にしていただければ・・・
もし「まとめてやっちゃいたい!」という方は、11月30日までのショッピングローン無金利キャンペーンもオススメです。
まずはMTBの要!サスフォークをアップグレード。
FIVEグレードの完成車に付いてくるフォークは、ロックショックスの『ジュディシルバーTKリモート』。
エアサスフォークなのでしっかりサグセッティングできますし、近年のロックショックスはフリクションも少なく非常にスムーズなのですが、インナーチューブがスチール製なので重量は気になるところ。
なので、思い切って重量1468gの『SID SLセレクト』にアップグレード!ざっくりですが約1kgほどの軽量化になりました。
エントリー向けで縮み減衰がソフトな味付けの『ジュディ』に対し、XCレーシングモデルの『SID SL』は無駄な動きを抑えたハードな味付けなので、ペダリングロスも減って漕ぎも軽快に。
超低フリクションなダストシールや潤滑フルードを使用し、大きな衝撃に対してはスムーズに動いてくれるので、走りの質がグッと引き上げられました。
ちなみに、ロックショックスのサスは、TRAILHEAD.ROCKSHOX.COMにて詳しいマニュアルやセッティングガイドを見ることができます。
フォーククラウン後ろのシリアルナンバーを入力すればサスの詳細が表示され、チューニングの欄に体重を打ち込めば、推奨空気圧とリバウンドダイヤルのクリック数を確認することができますので是非ご参考に。
ホイールはとりあえず手持ちのマビックを・・・
元のホイールは『BMC』オリジナルの手組。
耐久性に定評あるシマノハブに、内幅25mmのワイドなフックレスリムを採用し、チューブレスキットももちろん同梱。
現代スペックのMTBホイールとしては模範的な構成で抜かり有りません。
とはいえやはり重量は気になるところなので・・・
元々使っていたマビックの廃盤モデル、クロスマックスプロ(~2020)を装着しました。
こちらもフックレスリムですが、リム内幅は23mmなので最近の傾向でいえばちょっと幅狭め。
さすがに年式も古くなって来たので要交換検討ですかね・・・・とりあえず重量削減にはなりました。
ちなみに、タイヤも家に余っていたボントレガーのXR2。
堅く締まった路面の上に、砂利や砂が浮いて滑りやすいドライコンディションに強いタイヤです。
日本の未舗装林道(王滝のような感じの道)と相性がいいですが、舗装路での転がりは見た目ほど軽くないです()
ブレーキはとりあえずXTに。
XC系の完成車においてブレーキはどうしてもコストカットされがちなところなので、元々付いているのはシマノの最廉価モデル。
クロスバイクなどによく付いているMT200です。
林道ツーリングにはそこまで不足はありませんが、さすがにパークライドなどではちょっと心もとない感じ。
なので現行のシマノ『ディオーレXT』に交換します。
普段はMTBパークで遊ぶのがメインなので4POTの下り系ブレーキばかり。XC用の2POTブレーキは久しぶりです。
以前のXCモデルに比べるとonかoffかがはっきりしたデジタルな感じが薄れ、細かいタッチの調整がしやすくなっているような気がします。
パッドはフィン付きのメタル(J04C-MF)。
私は体重約100kgと非常に重いですが、富士見パノラマの初級コース(旧Cコース)くらいなら必要十分な効きだと思います。(先週試してきました)
ついでにフロントのみ180mmローターにサイズアップしましたが、せっかくなので最新のシマノ『RT-MT905』にしてみました。
6穴用ローターとしては初の冷却フィン付き。900番台の品番なのでXTRやセイント相当のパーツです。
強力な下り系ブレーキと比べ、XC用だとブレーキを引き摺る時間も増えると思うので、冷却性能は高ければ高いほどいいですね。
今更ながら初導入、ドロッパーポスト。
『ツーストローク01』は、BMCのグラベルロードと共通のD型専用ポスト用に設計されていますが、完成車では専用スペーサを用いて27.2mmの丸ポストが装着されています。
当初、専用ポストの購入も検討しましたが、定価6万4千円と非常にBMCらしい()価格だったので、どうせならドロッパーを試してみることに。
(今までは丸ポストのフレームで、しかもほぼパークライドだったので、dkgのクイッククランプでわりと十分だったのですが、このフレームには汎用シートクランプが付かないので・・・)
導入したのはカインドショックスのLEV Si。
ドロッパーメーカーとしては最古参で、今ではもっと軽量で安いメーカーも色々ありますが、単純なガスカートリッジ式ではなく、油圧ダンパー&調整可能なエアスプリング式の安心感で採用。
他のメーカーに比べ、伸びる速度を穏やかにセットできるので気に入っています。
副次的な効果ですが、27.2mm用のドロッパーは非常に細いので、下手なカーボンポストよりずっとよくしなって快適です。
(いつか曲がってしまうんじゃないかと心配になる程グネグネ動きます)
レバーは純正ではなく、シマノのSL-MT800-iを選びました。
色々なレバーが付くとごちゃごちゃしてしまうので、ブレーキレバーに統合してしまうのが一番スッキリします。
以前のi-specと比べ、現行は非常に細かく位置や角度を調整できるのでかなり使い勝手が向上しています。
変速周りは基本元のままですが・・・?
元のメインコンポはシマノ『ディオーレ』。
最新の1×12速コンポですし、シマノは廉価グレードでも非常にスムーズに動くので動作にはなんの不満もありません。
なので今回は基本そのまま使いつつ、手持ちのパーツで軽量化できるところはしてしまおうと、スプロケとクランクのみXTに変えました。
ちなみに、こちらのXTのクランク、現行の12速用ではなく、11速時代のM8000です。
ご存じの方も多いと思いますが、シマノの12速チェーンは形状が特殊で、~11s用やスラム12s用のナローワイドリングは使えません。
(ワイドな方の歯がチェーンのインナーリンクに干渉してしまい、浮いてしまうので)
なので、後期型のナローワイドリングではなく、あえて初期型のノーマルリングのほうを使用しています。
使用には現状特に問題ありませんが、そもそも旧クランクは現行のダイレクトマウント式クランクに比べるとかなり重いので、後々は交換を検討したいところ・・・。
(この車体は主にツーリング用にするつもりなのでパワーメーターも欲しい!)
その他導入して便利だったものと今後のカスタム案。
今回一緒に取り付けて便利だったのはこちらのダイヤル調整式のBIKASE ABCケージ。
と言ってもドリンクボトル用にではなく、修理キットやチェーンオイルが入ったツールケースを入れる用。
今まで何度となくボトルを紛失してきましたが、これならガッチリ留まるので激しいオフロードでも安心です。
ドロッパーを導入してサドルバッグが付かなくなったので、ミノウラのSBH-80サドルボトルホルダーを使ってあげればドリンクボトルとも併用可能で林道ツーリングに便利でした。
ちなみにダウンチューブ下にはエリートのVIPボトルケージクリップを付けています。
ツールボトル1個では(TLタイヤが裂けた時用の)予備チューブが収まりきらないので、二つ付けられるとより安心です。
現状気になるのはハンドル周りでしょうか・・・
ハンドルは元々使っていたレースフェイスのSIXCカーボンバーを使用していますが、ちょっとツーリングには硬すぎるのでもう少し剛性が低いものに変えたいな・・・と。
あとはこのフレーム、ヘッドが通しのワンポイントファイブで、変換パーツを使ってテーパーフォークが付いているので、フレームに対してコラムが細いのが見ため的に気になるところ。
なので、ロード用のデダDCRやFSA SMR等、内装ケーブル対応のステムに変えたら見た目の一体感も出ていいんじゃないかな・・・と。鋭意検討中です。
(ついでに、メリダの新型ビッグナインのようにケーブル内装出来たら面白いかも・・・?)
これだけやってもまだ定価よりお安い?!
手持ちのパーツも色々使ったとはいえ、『フォーク(12万)』+『ブレーキ(4万)』+『ドロッパー(3万)』の分を足してもまだ定価よりお安いのが今回の特価バイクの恐ろしいところ。
すぐにカスタムするにせよ、後々少しずつカスタムするにせよ、ベース車としてとにかくお得過ぎるバイクです。(もちろんそのまま乗っても価格以上にハイスペックですが)
買っておいて損はありませんよ!現物はぜひチャーリー店にてチェック!