今年もワイズロードスタッフ試乗会行ってきました。
今年、気になったアイテム?(サービス?)はコチラ!!
クレストヨンドさんで展開されている「チタンの鎧」です。
トップ画像では特許出願中となっていますが、国内特許は取得済みだそうです。
このチタンの鎧はなんと、駆動系に対して施工するコーティングだそうです。
このコーティング、なんと最先端の宇宙開発技術から生まれたナノテクノロジーで作られているとの事。
なんでも宇宙から降り注ぐニュートリノという素粒子(肉眼では見ることのできないとても小さい物体)を観測するために作られている、スーパーカミオカンデという施設(岐阜県飛騨の山中に作られている施設。ニュースにも何度か取り上げられているので名前だけは聞いたことある方も多いかと思います。)のセンサーから由来のナノテクノロジーとのこと。
コーティングの素材となっているチタン粒子は、分子間力であるファンデルワールス力でチェーンリングやチェーンに付着しているため長寿命との事。
分子間力?ファンデルワールス力!!?
なんのこっちゃ?ですよね(笑)
ものすごく簡単な説明だと、ヤモリが壁に張り付いているときにヤモリの指先と壁との間で発生している力がファンデルワールス力だそうです。
ファンデルワールス力をわかりやすく示した図がこちら
そんな不思議(!?)な力で付着できるほど小さいチタン粒子を作り出せる技術、、、、すさまじいですね。
これはチタンの鎧の液と水道水に横からレーザーを当てた写真だそうですが、チタンの鎧の溶液の方はレーザーが見えるかと思います。
これはチタンの鎧の溶液中のチタン粒子にレーザーが反射している事により起こる現象(レイリー錯乱)を示しているそうです。
溶液1ml中には約1京個もの粒子が入っているそうですが、あまりにも粒子が小さいため肉眼では透明に見えるそうです。
普通のコーティングだと、基材(パーツ本体)に付着させるための接着剤の役割を果たす成分が必要なのですが、このチタンの鎧はその接着剤になるものが必要なく、基材の表面をチタンの粒子が動ける状態なのだそうです。
そのためチタン粒子そのものがベアリングの役目を果たすことで、フリクションの低減や通常の状態よりもパーツの摩耗を防ぎ、寿命も延びるといった効果も出てきているそうです。
さらにチタンの酸化還元反応による自浄効果もあり、汚れにくいという効果も、、、、。
某競技のプロ選手も駆動系に施工していて、車検にも問題なく通るとか、、、、。
実際にそのチタンの鎧を駆動系に施工した試乗車を試乗してみました。
コンポは105でしたが、Dura-Aceと変わらない変速時のスムーズさ!!
トルクをかけた時のかかりのよさもなんだかノーマルの105とはちがうような、、、。(プラセボ効果、、、、ではないと思いたい。笑)
未施工の車体と乗り比べたわけではないのであくまでも個人の体感での感想ではありますが、自分のロードに施工してみたいと思えるほどには十分な体感でした。
コーティング自体は潤滑性能はないため、このチタンの鎧コーティングを施工したうえでオイルによる潤滑は必要なようですが、特にこれでなければダメ!!というオイルはないそうです。
が、近日中にチタンの鎧のために開発した専用オイルも販売開始する予定があるそうです。
(写真は、、、、すみません撮り忘れてしまいました、汗)
気になる施工代ですが、
1パーツ¥3,850-(税込)~
ロード用チェーン¥5,500-(税込)
ロードのドライブトレインセット(チェーン、チェーンリング2枚、スプロケット、F&Rディレーラー)の場合だと
¥16,500-(税込)
※いずれも脱着工賃、往復送料が別途発生します。
お手軽にお試しいただけるように、あらかじめチタンの鎧を施工済のチェーンを用意できないか検討中です。
興味がある方はスタッフまでお気軽にご相談ください。