フレームの魅力を考える上で皆様が考えることはなんでしょうか??最近のプロロード選手へのインタビューでも好みは千差万別。エアロを求める選手や軽さを求める選手など、プロでも悩むのですから我々アマチュアが悩まないはずがないですよね。
今回ご紹介するのは軽さ、そして進みの良さを示す剛性。この両方を兼ね備えたSCOTTが生み出した傑作ハイエンドフレームです!!
SCOTT ADDICT RC ULTIMATE HMX SL
スペック一覧
フレームサイズ XS(適正身長160cm前後)
価格638000円(税込)
ADDICTの魅力:追究された剛性
ポイント1 太いBB周りによる剛性強化
近年の主流となりつつあるBB周りの巨大化。力の伝達率にも伝わる剛性へ繋がるBBはBB86を採用することでクランク周りが太くなっています。これにより、かけた力の伝達率が落ちることなく伝播し、無駄なく力を使うことができるフレームとなっています。
ポイント2 スルーアクスルの一体化による剛性強化
通常スルーアクスルはホイールを車体に取り付ける媒介としての装置ですが、SCOTTの中空構造により軽量化された分を利用することでスルーアクスルを媒介装置のみならず、剛性のための装置という役割もプラスして導入しています。これによりホイールの剛性が無駄になることがありません。ホイールとフレームをほとんど一体化させることでエネルギーの伝達率を上げ、剛性をあげる仕様となっています。
逆に接続が緩い場合をイメージするとガタついて全然進まなさそう、という発想でいくとイメージしやすいかもしれません。
SCOTTのテクノロジー・HMX-SLカーボン
SCOTTはオリジナルのカーボン繊維、HMXカーボンを開発しています。ハイエンドモデルのULTIMATEに対してはHMX-SLカーボンが用いられており、通常のHMXカーボンよりもさらに軽量かつ高剛性を実現しており、1秒を削り出すための技術が盛り込まれています。
超軽量なシートポスト周り
シートポスト周りはサドル高調節などで柔軟性を求められるため必要パーツが多く、その分重くなりがちなものです。そこでSCOTTは他ブランドでは見られない独特・かつシンプルな機構(写真参照)にすることでわずか12gの増量にとどめています。さらに、扱いの難しいカーボンシートポストに対しても優しいつくりとなっており、誤って破損することを防いでくれます。
機械式・Di2両対応の柔軟さを持つ
近年の我々ライダーの頭を抱える問題として挙げられるのが機材の高騰。性能向上に伴う側面もありますが、できれば安く抑えたいのも事実。こちらはほぼ内装という戦闘機としての側面を持ちつつも機械式コンポにも対応しており、予算を抑えることも可能に。ユーザーフレンドリーな価格、とは少し言い過ぎかもしれませんが、それでもこの性能を以てすれば購入の価値は十二分にあるといえるでしょう。
別売りハンドルを搭載することでエアロもカバー
別売りの純正ハンドルはSyncros Creston iC SL。近年のロード界を席巻するステム一体型のハンドルを搭載することで軽量化も果たしつつ、エアロ性能もきっちり搭載した本ハンドルは戦闘機として使う際の大きな戦力になるでしょう。
最後に:バラ完の魅力
バラ完はコンポーネントを含め、すべてを自分でカスタマイズすることができます。他と被ることがない、という唯一性はもちろんのこと、パーツに対して妥協のない「自分の夢」を車体に詰め込めるのも魅力です。そんな自分だけの一台を作ってみませんか??
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