こんにちは!ワイズロードフジグラン広島店スタッフの加藤です。
本日は、往年のPINARELLOを彷彿とさせる、ロングセラーモデルをご紹介します!
PINARELLO RAZHA
価格:¥465,300(税込)
サイズ:50、46.5
カラー:ホワイト、グレーメタリック
[ysid 2023000010662]
[ysid 2023000010761]
“DOGMA65.1直系”のフォルム
もうこれぞPINARELLOッという感じのフレーム。
新カラーの、このグレーメタリックがまたいい雰囲気を演出しています!
東レのT600カーボンを使用したRAZHAのフルカーボンフレームは、新型のFシリーズやXシリーズが登場してもなお伝統的な造形を採用し続けている、ラインアップの中で唯一の存在です。
現在のPINARELLOではまず見なくなったこの“曲線しかない”フレーム、あのDOGMA65.1を彷彿とさせる曲線美が抜群にイイですよね!
このRAZHAはエンデュランスジオメトリーを採用する事でロングライドをバッチリこなせる仕上がりですが、“ただエンデュランス志向ではない”ところが魅力なんです。
大口径のダウンチューブと、近年まれにみる太さのトップチューブが極めて正確なハンドリングを実現し、そこに振動吸収性に富むうねった形状のマッシブなリア三角が高いパワー伝達性とトラクションを実現。
かなり特徴的なこのフレームは、現在も続く“アシンメトリック・デザイン”を採用したものとなっており、ペダリング時のパワーがフレーム右側のドライブトレインを通じてのみ伝達される、いわば「不均一」な状態を最も考慮したPINARELLOならではの設計となっております。これにより、フレームをよく見てみると右と左でデザインがかなり違っており、独特な表情の違いをハッキリご覧いただくことが出来ます!
BB周辺は、もはやエンデュランスジオメトリーを採用しているのが分からない程、高剛性であることを物語っていますね!
走りは絶対に犠牲にしない、“PINARELLOらしさ”が感じられるポイントです!
純正パーツの統一感
ドライブトレインに関しては、チェーンやクランクに至るまでフルで11sの105を搭載しています。
最新型の12sも発売されていますが、この11sVer.の105で既に変速性能や剛性感は充分に確保されているので、まず不足感は無いです!
個人的には、この105のマットブラックとグロスブラックの塗分けが抜群にカッコいいと思っているので、フレームのロゴとの相性も含め完成車としていいパーツチョイスなのではないか、と感じています!
サドルはMOST LYNX。
ショートノーズで程よい幅広さがペダリングを安定させ、高出力で踏み込む際には腰回りをしっかり受け止め続けてくれます。
なんとこのサドル、通常購入すると1万円を超える高級なサドルで、あえて他社製ではなく同じMOSTブランドで統一しているところにPINARELLOのコダワリを感じますね!
ここが推しポイント!!
今回のRAZHAの推しポイントは・・・
このチェーンステーガード!
このガードは、多くの車体には意外と装着されていないものなのですが、「あったら助かる」パーツなんです。
不意にチェーンが落ちてしまった場合、特に高トルクで踏んでいると気づくのが遅れてしまいチェーンをガガッとフレームに食い込ませてしまう事があります。
そうなると特にカーボンフレームの場合は致命傷になってしまう事も・・・(^_^;)
しかし、このチェーンステーガードがあればフレームへの食い込みを最小限にとどめてくれ、愛車がチェーン落ちによって大けがを負うリスクを小さくしてくれます!
それにしても、ここにMOSTロゴを入れてくるあたり、シンプルに終わらせたくないイタリアンマインドがそうさせたのでしょうか?(笑)
いかがでしょうか。PINARELLOの名車であるDOGMA65.1直系のデザインにより独特な世界観を持つRAZHAは、T600カーボンとアシンメトリック・デザインによってあらゆるシチュエーションで走る楽しさを感じられるPINARELLOならではのフルカーボンロードバイクとなっております。
エアロ性能が意識されるが故に失っていく“個性”の大切さをしみじみと感じるこのRAZHA。
コンポーネントもベストチョイスで、これを機に一気にアップグレードしてもバッチリ対応してくれる懐の深さを持っています。
専用規格のパーツが無い分、自分好みの仕様に仕上げる事が可能なRAZHAは今では希少な存在です!
是非、店頭にて実車の魅力を感じていただけたらと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。