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ピナレロ ”F”・”X” どこが違うの? 乗り比べたらどっちも欲しくなっちゃった!

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松山店エミフルMASAKI】関 和貴 23年11月10日

みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

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今回はたくさんの自転車に試乗できる「バイクデモ」に先駆けて行われた、スタッフ試乗会の様子をご紹介いたします。

 

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このイベントは数多くのメーカー様にご協力いただき、試乗した最新モデルの情報を皆様に高い熱量でお届けいたします!

 

 

今回は第一弾

ピナレロ FとXをインプレしてみたいと思います!

 

 

 

PINARELLO X3

 

まず最初に乗ったのが、、

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PINARELLO X3 ¥700,700

 

モデルチェンジしたXシリーズは、快適性 と走りの軽さの両立を目指したエンデュランスモデルです。

 

加速と快適性の両立は多くのメーカーが目指すところであり、難しい課題です。

各社様々なアプローチで快適性を追求していますが、ピナレロはどうでしょうか?

 

細かい数値や設計は考えず、まずは乗ってみましょう!

 

 

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乗ってみると前傾姿勢が比較的緩やかでリラックスした姿勢が取れることに気づきます。

それでいて不自然にハンドルが高すぎることもないので、加速や重心への悪影響は最低限に感じます。

この姿勢であれば100kmや200kmでも快適に走ることができそうです!

 

 

 乗り心地は絶妙!!

まず漕ぎだしはスムーズで、車体自体の重さや鈍さを感じることはなく、いい意味で「違和感なく加速します」

 

 巡航中は細かな振動や小さな段差の衝撃を減衰してくれているのが実感できます。

 

巡航速度からさらに加速するために踏み込むとき。この時がこのピナレロXの一番の特徴に感じます!

快適性にフォーカスしたバイクは高負荷で踏み込んだ時に多少なりとも「フレームがたわむ感じ」「踏み切ってしまう感じ」を感じることが多いです。

しかし、ピナレロXは巡航速度では振動を吸収し、足にも比較的やさしかったのに、ダンシングで踏んでもたわむどころか力強く加速してくれます。

まさに「芯が通っている感じ」です!

 

うまいたとえが見つかりませんが、柔らかい(やさしい)皮膚のすぐ下に硬い筋肉がある感じ?

踏み込んだファーストタッチはやさしく、巡航の踏み方では足に比較的やさしいけど、グッと踏み込むとしっかりした骨格があってグングン進みます。

伝わりますかね??

自分も初めての感覚でびっくりしました。

 

 

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また、X3の標準装備は12速の105Di2。

電動変速で長距離のライドでも操作がラクでオススメのコンポです。

乗った感想は、「105と思えないほど快適でよく進む!」でした。

将来的にアップグレードの余地がありますが、そのままでも相当走ります!

 

 

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ワイヤー類は完全フル内装!

空気抵抗を大きく削減。

 

 

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シートステーなどは左右非対称設計。

 

 

 

このバイクはエンデュランスの中でも、

・ロングライドが大半だが、時には全力の加速も楽しみたい方、

 

・ダラダラしたロングライドではなく、自分の中で比較的ハイペースのロングライドをしたい方、

 

・加速を楽しみたいが、安定性や快適性も重視したい方、

(将来的にレースをしたい初心者さんにも!)

 

・パワーがある方のサブ機

 

こんな方に特におすすめです!

 

 

 

 

 PINARELLO F9

 

対して、次に紹介するのは、、、 

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PINARELLO F9 ¥1,606,000

 

Fはロードバイクらしい速さ・加速・勝利のためのバイクで、従来のドグマやプリンスの系譜と考えてよいでしょう。

 

早速乗ってみると、「コレコレ!」「これがピナレロだよね!」という納得の走り!

具体的に言うと、鋭い加速、硬すぎない絶妙な剛性感、機敏ながら安定したコーナリング!

セカンドグレードとは思えない堂々としたオーラを感じます。

 

振動吸収はXの方がやさしく感じますが、レースで使うような方はダイレクトなFのフィーリングをきっと気に入るでしょう!

 

コーナリングも優秀で、急なコーナーでも小さな半径で回ることができました。

Fシリーズはオールラウンドモデルとして加速や登坂だけでなく、下りやコーナリングも含めて最高の性能が出るように設計されています。

 

 

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ワイヤーフル内装のステム一体ハンドルがカッコいい!

 

 

 

 

Fシリーズは、、

・1分1秒を争うレースでタイムを短縮したい方、

 

・ドグマの走りを(比較的)手軽に体感したい方、

 

・ヒルクライムやトライアスロンを目指す方

 

などに特におすすめです!

 

 

 

FとXを比較してみる

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基本形状は似ている2台ですがよく見ると外観にも違いが。

Fはシートステーが直線的ですが、Xは振動吸収のためか、くの字に湾曲しています。

 

加速力を伝達するチェーンステーやハンドリングの肝であるフォークはFの方がボリュームがあるように見えますね。

Xはここでも快適性を高めていることがわかります。

 

さらにヘッドチューブの長さも大きく違います。

525サイズではXの方が23.5mm長いので、それだけハンドルを高くすることができます。

 

今までは、「ロングライドしたいから、エンデュランスモデルが最適だけど、レーシングモデルの方がカッコいいな~」なんて方もたくさんいたと思いますが、FとXなら用途に合った選択がしやすいですね!

 

 

 

ピナレロはコスパ悪い??

今年のピナレロはスペック上ちょっと高価ですよね、、

X3は105Di2で約70万

F5は105Di2で約84万

ドグマはデュラエースDi2完成車で200万を超えてきます。

いち自転車ファンとしてはピナレロが安かったらそれはもうピナレロじゃないし、価格は考えちゃだめだよね、、、とは思いますが、、、

(原因の多くは円安によるものですが)パーツのスペックやフレーム重量と価格を比べるとコスパのいいブランドはもっとたくさんあります。

 

ピナレロが高価な理由を「ブランド料」と考える方も多いようですが、そうとも言い切れません。

理由の一つは開発費と思われます。

ピナレロは有力なチームをサポートし、プロからのフィードバックと、空力や左右非対称設計など開発力で業界をけん引しています。

イタリアンブランドの中では比較的モデルチェンジの速いメーカーでもあります。

高性能の最新モデルはちょっとお高いのもやむなしですよね、、iPhoneみたいなものです。

 

逆にイタリアンブランドらしいといえるのがサイズ展開の多さです。

ロードバイクで快適に、速く走るためにとても重要なのがサイズやポジションです。

人は同じ身長でも腕や足の長さが違うので、サイズ展開が多ければ多いほど自分に合ったサイズを選択しやすくなります。

しかし、カーボンフレームは大きな金型で作りますが、この金型が非常に高価!金型はサイズの分だけ必要なので、サイズ展開が多いほど開発費がかかってしまいます。

そのため、S/M/Lなどサイズ展開が少ないメーカーも多いです。

コスパが悪いとされる、ピナレロ、コルナゴ、デローザなどのメーカーですが、古くから自転車文化の根付いているイタリアのメーカーだからこそサイズの重要性を理解していて、コストをかけてでも豊富なサイズから最適なものを選べるようにしているのですね!

個人的な感想ですが、これらのメーカーのバイクは、サイズがあっているからか、ジオメトリーが優れているのか、乗ってすぐに「しっくりくる」感じで、違和感なく扱える印象があります。

コストがかかっている理由が見えてくると納得して購入できるかもしれませんね。

 

 

スペックや重量だけで判断できないところが自転車の難しくも面白いところですね。

是非、自分に合った用途のモデルをピッタリのサイズで手に入れてください!!

 

ご購入の相談はワイズロード松山店まで!

 

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