先日開催されたスタッフ試乗会
試乗インプレッションのSUPERSIX編はこちらからどうぞ
新型のSUPERSIXと同じくスタッフ感の注目を集めていたのが新型のSpecialissima
今までのラグジュアリー感のあるモデルから一新!
データに基づいた性能のアピールと軽量ヒルクライムモデルとしてレースシーンに投入していくという意気込みが感じられます
そしてインプレッションですが、前提として、自分は元々ツーリングから自転車の世界に入り、ツーリング・折りたたみ自転車がメインの乗り方です
ロードバイクの場合もどちらかというとロングライド・ポタリングといった感じで、ガチガチのレーサー目線ではないのでご了承ください
まず今自分が使用している車体は21年モデル TREK EMONDA SL5です
ちょっと前のモデルにはなりますがフレームは現行と同じ。 R7000のシマノ105がベースですがDi2にしたかったので電動系のパーツだけアルテグラになっています。
カスタムしていますがバッテリーなどが追加になったため車体重量は8.99kgから8.89kg(ペダル有り)とちょっと軽くなった程度なので、走行感には違いは無いでしょう。
そして同じくらいのグレードのモデルで比較・・・としたかったのですがスペシャリッシマの一番下位グレードでもCompの80万円台・・・
ちょっとEMONDA SLと比較するには分が悪いようです
これがSLRだったらいい勝負だったかもしれません
スペシャリッシマのCompの完成車重量は7.8kg(ペダルレス)とのことなので1kg弱ほど軽量になっています
インプレッション
やはり軽量さがゆえか走りだしの加速性も良く加速感はとてもいいです。
カーブなどの減速時からの加速もやはり軽量の恩恵もあってか元の速度域に戻すのにも苦ではありません
漕いだ印象もパリッとした感じで軽量モデルながら剛性感の高い感じが伝わります。
今回は試せませんでしたがヒルクライムでもしっかり進んで行くんだろうなというのが分かります。
中高速域の加速も良い感じに思いましたが、エアロ効果はそこそこな印象。
しかし、データ上は「10kmの平地で、200ワット出力で31.19秒の差」「トップレベルのクライマー(6%の上りで時速30kmに達することができるクライマー)にとって、新型スペシャリッシマは3.6ワットのパワーを節約」とのこと。
快適性は十分あり、路面の振動など突き上げを気になることはなかったです
コーナーリングなどハンドリングも安定感があり、安心です。
全体的な印象もしっかりレースライド出来るモデルという感じで、これまでのスペシャリッシマの印象を大きく覆すものに感じました。
BIANCHIといえばカウンターベールですが、それがなくても十分他のメーカーのバイクと走行性能と快適性を両立しているのは感じました。
オルトレとスペシャリッシマの位置付けも明確になった印象で、決戦用エアロロードと軽量ヒルクライム・オールラウンダーという感じなりました。
このあたりも非常に選びやすくなったかと思います。