みなさんどうもです!
スタッフきのしたです(~o~)
店頭でよく聞かれる”疑問”を解決する記事を不定期に更新…通称”あれこれギモン”ブログ。
※気になるものがあったら店頭で教えて頂ければブログ化するかも…!?
今回は…
サイクルジャージ なんで着るの?上下まとめて編!
2022年バージョン
普通の服で走るのとは何が違うの?普通の服でもいいんじゃない?とよく聞きますが…
専用ウェアとして販売しているのには理由がある!!
今回は1度使ってみると、やっぱり専用ウェアって考えられてるんだな~使いやすいな…というところをご紹介していこうと思います!
今の普段着ライドにちょっと乗り辛さを感じたら、部分的でもいいのでゼヒ専用ウェアを投入してみてくださいね♪
サイクルウェア と 普段着 はどう違う?
汗をかいても乾きやすい生地でできていたり、自転車に乗る体勢(前傾姿勢)になったときに生地が適度に伸縮する、運動に適した素材でできています。
また、ゆったりな普段着のまま自転車に乗ると走行中に風を受けて、服がバタバタしたり、めくれあがったり…もします。
サイクルウェアにはサイクリング中の「うっとおしいな、この服」という不快な感じを減らしてサイクリングに集中できるようにしてくれる効果もあります。
自転車に乗った時の快適さを1番に考えた服 = サイクルウェア です!
トップス の特徴
基本設計
風の抵抗を受けにくい、体にフィットする設計。
さらに男性と女性では骨格が違うので骨格に合わせた形に設計されています。
主な特徴は下記の通り。
- ・メンズウェアは肩が一番広くウエストに向かって細くなっている形
- ・レディースウェアはウエストが一番細い形
↑の要素をベースに「自転車に適した設計」が組み込まれていきます。
前傾姿勢に合わせた設計になっていて普段の洋服よりも前が短く・後が長くなっている
スポーツバイクは体を丸めて(前傾姿勢)乗るのでその姿勢で100%着やすさが発揮できるように考慮されています。
こうすることによって、前傾姿勢をとっても前は布あまりせず、後ろは背中が出ることがなく丈が足りるので、きちんと着られます。
↑普段着と比較したイメージ
サイクルジャージも更に細分化すると
レース志向・標準的なベーシック・普段着に近いカジュアル志向
と様々なフィット感があり、好みを選ぶことが出来ます。
ぴったり レース > ベーシック > カジュアル ゆったり(普段着寄り)
レースフィットになればなるほど体にシワなくぴったり着れるように1着に対しての裁断パーツも増えます。
素材もかなり伸縮がきくものになったり実物を比較してみると結構違ってきたりします。
トップスなのにポケット
普段のTシャツなどとは異なり背中にポケットが配置されているものが多いです。
↑平均3つ、多くて4つ、少なくて1つとウェアによって個数はさまざま。
ポケットがある理由
-
①ボトムのポケットの代理
一般的な洋服(ズボン)にはサイドにポケットがついています。
このポケットに物を入れると自転車を漕いでいる最中には、位置的に物が引っかかったり、落ちたり、少々不便になります。
”運動することを最優先”に考えられたサイクルウェア(ボトム)には、 ポケットがついていないことが多いのでそのボトムのポケットの代理として使うのに役立ちます。
※諸説あります。
-
②荷物の最小限化
少ない荷物なのにわざわざリュックを背負う…などといったことで、 重装備にならないよう少ない荷物なら背中のポケットで完結し、リュックレスで快適に!
-
③荷物の取り出しの簡略化
走行中に補給食が食べたい!となった場合など、背中のポケットなら 自転車を止めずともすぐに荷物を背中から取り出せます。
サイクリングは自分の力を使って走るスポーツなので、”いかに荷物を減らして自分の重りにならないようにするか”も永遠のテーマだったりします。
軽装時はポケットを活用すると◎
季節ごとの素材の特徴:春夏
- ・吸汗性がよく、汗ハケに優れている
- ・乾きが早い(速乾性)
- ・伸縮性が高くぴったりと着やすい
- ・UVカット効果のある素材(モデルによる)
- ・抗菌防臭効果のある素材(モデルによる)
- ・薄めの生地で軽やかな物が多い
季節ごとの素材の特徴:秋冬
- ・身体が作った熱気を適度に保持する裏起毛生地
- ・外気温別に3段階に種類が分かれる
- ☆15℃程度 毛足の短い裏起毛
- ☆10℃程度 毛足の短い裏起毛 & 風を衣服内に通さない防風
- ☆ 5℃程度 毛足の長い裏起毛 & 風を衣服内に通さない防風
どちらも運動することを考慮した素材に加えて、UVカットや防風など季節ごとに時期に合った機能性生地を採用しています。
ボトムス の特徴
基本設計
風の抵抗を受けにくい、体にフィットする設計。これはトップスと同じ。
さらに↑に加えてスポーツバイクではよくある”お尻の痛み”や”走行中のズボンの窮屈感”、”裾のひっかかり・汚れ”、”衣類のバタつき”といった「走行するうえで不快になる要素」が無くなるように設計されています。
【お尻が痛くなる原因】
一般の自転車と比べて、サドル(イス)が硬いものや薄いものが多い、お尻の筋肉が鍛えられていないから疲れるなどが挙げられます。
※諸説あります。
このお尻の痛みを軽減する対策としてサドルの位置にパッドが入っています。
↑だいたいこのへん
↑中に入っているパッド。種類は様々。
このパッドがクッションの役割をして痛みを軽減してくれます。
パッドは男女で構造が異なります。痛くなる場所も違う事があるためパッドは性別にあった物を選ぶのがおすすめです!
【普段着の窮屈感って?】
普段の歩行や一般車(ママチャリ等)と違い、体を丸めて(前傾姿勢)自転車に乗ります。
この乗車姿勢の際に自分の洋服のベルトやゴム、ボタンなどが腹部に食い込んだり、走行中の脚部の可動に対応できない素材や設計(生地に伸縮性がない、作りがタイト・ダボダボなど)によって窮屈感は生まれます。
「布の突っ張る感じ」「サドルにひっかかる感じ」が”苦しい”や”不快”と感じてしまいます。
一方、サイクルウェアは基本的に伸縮性に優れ、運動する前提で設計されているので「布が突っ張る」「腹部が苦しい」などのストレスを感じにくくできています。
【衣類の巻き込みって?】
一般の自転車と違い、チェーンや歯車がむき出しのスポーツバイク。
裾の長いボトムや裾の広いボトムは歯車やホイールに巻き込まれて、衣類側がボロボロになることも。
チェーンにはオイルが差してあるので、衣類と接触すると衣類が汚れてしまいます。
サイクル専用ウェアではこの汚れ対策も考慮された丈感や裾の作りにしている物が多いです。
さらに、普段着に似ている”カジュアルサイクルウェア”も伸縮性の高い生地や脚部の可動に対応した設計で作られています。
サイクルパンツの種類
サイクルパンツは細分化すると3種類に分類されます。
特徴を載せていきますので『自分にはどれが合うかな?』というのを選ぶ参考にしてください。
①パンツタイプ
ウエストで履くタイプ
ノーパンにこれ1枚でOK
サイクルパンツ定番の形 その1
・脱ぎ履きが楽チン
・お手洗いが楽!
②ビブタイプ
肩紐で股下を支えて履くタイプ
ノーパンにこれ1枚でOK
サイクルパンツ定番の形 その2
- ・肩紐で支えて着るため、ウエストにゴムが無く圧迫感が少ない
- ・パンツタイプよりもパッドがずれにくい
※レディースモデルは肩紐の形状が異なる場合がございます。
女性は男性に比べて肩幅が狭かったり、なで肩だったり肩紐が落ちやすい場合があるので落ちにくく工夫された形になっていることもあります。
↑レディースビブの肩紐例
肩から下がりづらく、胸を圧迫しにくい設計。設計はメーカーによって異なります。
⓷インナータイプ
下着の代わりに着用する自転車用の下着。
別途で上からボトムを履く必要があります。
通勤通学の強い味方!いつもの服装を手軽に自転車仕様にするならこれ。
- ・普段着の下に下着として仕込むタイプ、通勤や通学で服装が決まっている方におすすめ
- ・上に着る服次第で季節を問わず使えます
↑パッと見普段着だけどインナーパンツを中に仕込んでサイクルウェア化というのもできます!
①と②はノーパン着用OK!
サイクルウェアのボトムは布のバタつきを抑え、走行中に不快感が減るように身体にぴったりする設計でできています。
身体にピッタリする設計の特性上、下着+サイクルパンツ(①と②)で着用すると下着の線がサイクルボトムの上に浮き上がってきます。
また、全体的にピッタリのウェアの特性上、着用する時に下着が中で丸まったりして綺麗に着れない事も…
またサイクルジャージの裾にもバタつかないためのゴムが入っている場合も多く、下着も着てしまうと「お腹周りにゴムが集中しちゃう」なんてことも…長距離や長時間乗る方は腹部の圧迫感が気になったりします。
ただ、「下着を付けなきゃいけない状況」や「直穿きは抵抗ある…」ということもあるかと思います。
その場合、下に身に着ける下着のおすすめポイント
- ・縫い目の凹凸が少ないもの(シームレスやフラットシーマなど)
- ・装飾が少ないもの(装飾、サイクルパンツに浮き出ます)
- ・生地は薄めで、スポーツにも向いている素材
ぜひ探してみてください(*'▽')
季節ごとの特徴:春夏
- ・吸汗性がよく、汗ハケに優れている
- ・乾きが早い(速乾性)
- ・伸縮性が高くぴったりと着やすい
- ・UVカット効果のある素材(モデルによる)
- ・抗菌防臭効果のある素材(モデルによる)
- ・薄めの生地で軽やかな物が多い
- ・丈は主に3種類から選べる
- ☆5分丈(定番:国内外さまざまなブランドで多く展開)
- ☆7分丈(5分に比べると少ないが国内外のブランドで展開あり)
- ☆10分丈(日焼けをしたくない方におすすめ!主に国内ブランドに展開が多いかも…?)
季節ごとの特徴:秋冬
- ・身体が作った熱気を適度に保持する裏起毛生地
- ・外気温別に3段階に種類が分かれる
- ☆15℃程度 毛足の短い裏起毛
- ☆10℃程度 毛足の短い裏起毛 & 風を衣服内に通さない防風
- ☆ 5℃程度 毛足の長い裏起毛 & 風を衣服内に通さない防風
↑季節ごとの特徴はトップスとあまり変わりませんね…
自転車に乗る時の着合せはどうすればいいの?
サイクルウェアの着こなしに特に決まったルールはありません。
上下でブランド分かれていても、下だけカジュアルにしても、着こなしはあなた次第。
↑トップスは汗ハケ重視のサイクルジャージ、ボトムは普段着っぽくインナーパンツ+サイクルカジュアルの組み合わせもアリ!!
人よっては、トップスは海外ブランドが合うけどパッドは国内ブランドのものが好き、など好みもあるので自分に合った組み合わせを模索してみてください♪
ただ、長時間乗ったりたくさん汗をかいても最後まで不快になりにくい着合わせは存在します。
それは
- ☆サイクルインナー
- ☆サイクルジャージ
- ☆サイクルボトム
です。
このサイクルインナーというのがなかなか優秀アイテム!
半袖ジャージ1枚で着るよりも圧倒的に快適になる代物です。
インナーの詳細は今回は割愛しますが、後日詳しく紹介予定です。おたのしみに(*'▽')
女性のサイクルウェア(上)の着こなし
男性よりも衣服の着用数がどうしても多くなっちゃう女性陣の着こなし。
特にブラジャーは悩みどころ。
これはボトムと同じで装飾の多いモノなどはシルエットが浮き出てしまうので避けた方が無難です。
可能であれば、スポーツ用のブラジャー(フィットネス用やランニング用など)がおすすめ。
スポーツ用は装飾も少なく、ジャージの上に下着のシルエット浮き出る心配も少ないです。
素材も吸汗速乾性に優れているものが多いのも◎
さらにノンワイヤーや肩紐が太い物が多いのでスポーツ中の身体への負担を減らしてくれます。
ブラジャー+インナー+ジャージと3枚着るのが一番一般的かと思いますが、重ね着が多くて窮屈…という方向けにブラジャー+インナーが一体化した商品も存在します。
ブラジャー+インナーの合体アイテムは下記に参考商品を貼っておきますね(^^♪
サイクルウェア…使ってみたいけど「ぴったりしたことで自分の体の線が目立つのがなあ(´・ω・`)」
走行中の不快感を抑えて、快適性に特化していくとどうしてもぴったりな服装になります。
しかし、普段から着慣れていないぴったりな服装に違和感を感じる方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのは上からはハーフパンツやスカートを合わせる着こなし。
気になる部分をカバーしつつ快適性を損ないにくいですよ~!
サイクルウェアの着る順番
特に決まったルールはありませんがすっきりと着れる着こなしを1つご紹介します。
- ①上半身のインナーを着る
- ②ボトムを履いて①のインナーをIN
- ⓷トップスを上から羽織る
これが一番オーソドックスかな…と思います。
新宿ウェア館では一式お試し可能!
お客様の予算に合わせて、理想のサイクルコーディネートを一緒に選びましょう!(^^)!
カジュアルが得意なスタッフ、イベントや部活、トレーニングで走るガッツリスタイルが得意なスタッフ、ジャンルに合わせて在籍しております(^^♪
女性スタッフもおりますので、男性スタッフに聞きにくいことなどもお気軽にご相談ください(*'▽')