こんちは京都店 吉野です。
自転車で一番速く回転する部分はなんでしょうか。
クランク?BB?ホイール?
正解はリアディレイラーです!!
正確に言うならリアディレイラーのプーリーですね。
プーリーは歯数が小さく、常にチェーンによって高速回転している状態です。
シマノ最高グレードのデュラエース、アルテグラのプーリーはシールドベアリング、それ以下はブッシュベアリングとなっており、詳しくは後で解説しますがブッシュベアリングよりもデュラエースのベアリンクの方が良く回ります。手でいじっている分にはあまり大差ないようにも思えますが、乗ってみると不思議とペダリングが軽いような気がしないでもありません。
わかりやすく例えるならブッシュベアリングからシールドベアリングのものに変えるとまるでチェーンをある程度綺麗にして注油したてのような感覚でしょうか。少しオーバーですがそんな感じです。
何が変えたいかよくわからないけど、とりあえず何かしたい!
という方には非常におすすめの内容となっておりますので
ぜひ最後までご覧ください。
グレードによるベアリングの違い
3,581円
今日おすすめする商品はデュラエースのプーリーです。中にはベアリングが入っており、より滑らかに回そうというものです。ベアリングといえば鋼鉄やセラミックなどで作られたボールが入っており高速で回転する際の抵抗を減らす働きをします。特に自転車の中でも高速回転するプーリーのベアリングは縁の下の力持ちです。
社外ではこのパーツをセラミックベアリングにしたりするなどしてより一層の抵抗の削減を図っていますがシマノはセラミックは不要という考えのようで純正パーツとして最高グレードのデュラエースですがこういった事情から純正セラミック化は夢のまた夢。というか、もしも純正セラミック化でもした日には大幅値上げ待ったなしでしょう。
そんなことはさておきデュラエースに採用されているベアリングはシールドベアリングが採用されており、防水性、防塵性に優れておりシマノが掲げるメンテナンスフリーをスモールパーツでも実現しています。
しかし、ひとつ気になる点があり、このベアリングを挟み込んでいるカバーがあまりにもかっぱかぱなのでここに砂や、泥を巻き込みやすいような気がするのでプレミアムグリスやセラミックグリスのようなもので隙間を埋めてあげた方がいいような気もしますが私は今のところグリスなしでも充分使えています。
一方ブッシュベアリングというのはベアリングとは言いますがみなさんが思うようなものではありません。この表現が正しいのかわかりませんが鋼鉄製のガワに鋼鉄製のウケが入った非常にシンプルな作りでけっして悪い物ではありませんが鋼鉄製のボールが入ったベアリングよりも回転力はどうしても劣ります。シンプルなので安価で作れるのが強みですかね・・・
真ん中の穴に軸となるネジが通ります。自潤滑するとはいえ金属同士の擦れや焼き付き防止を考えてブッシュベアリングのままある程度の回転をよくしたいと思うと軸に潤滑油をしっかり塗って置いたり、グリスアップしておくのがおすすめです。耐熱性の高いセラミックグリスなんかもいいですね。
正直、交換したら目に見えて効果がある!というものでもありませんが
長時間、長距離を乗った時に少しペダルが軽く感じるかもしれません。
ただ、問題はR8000やR7000のプーリーゲージにデュラエースのプーリーが使えることは確認していますが、シマノは「互換性はない」との見解を発表していますので、故障やメカトラブルの原因になる可能性も考えられます。SS用とGS用でプーリーの大きさが変わってしまうので購入の際は注意が必要ですね。
低価格かつ六角レンチを用意すれば簡単にできるカスタムなので興味があればやってみてください。
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