みなさんこんにちは。とある実業団所属の、新宿本館コダイラです。
今回もなんと!!
SHIMANOさんから超話題の新型ホイール、ULTEGRA C50をお借りしました!!
早速インプレ第一弾として使用感をご紹介。
SHIMANO ULTEGRA C50
WH-R8170-C50-TL
¥157,300-(税込)
リムハイト : 50mm
ブレーキタイプ : センターロック(DISCブレーキ)
対応段速数 : 11s/12s
プロフィール
まずはインプレにおいて最も重要なライダーのプロフィール。
身長は172cm程、基準体重は57.5kg。
自転車の乗り方としてはJBCF(E2/実業団)のレースを中心にそれに向けたトレーニングが主。純粋なサイクリングはあまりしないです。
使用車体
今シーズンからレース機材に選び、乗り込みを進めていますが今回インプレに用いたのも『MERIDA REACTO TEAM-E』。
カラーリングは変更になりましたが、Bahrain Victoriousがグランツール等にも投入する正真正銘のフラッグシップフレームです。
※車体に関するご紹介はこちら。また車体インプレはこちら
足回りのデータ
お借りしたホイールについていたのはVittoria CORSA 25C。
普段はContinental GP5000やIRC ASPITE PRO RBCC 26Cだったので相当久しぶりのCORSAです。
DISCローターはRT-MT900で、フロント160mm/リア140mmです。
普段からタイヤは各社共に6.0bar前後で運用しているのでこの日も同じように。
いざ実走
昨晩自宅に持ち帰り、早速その場で装着。
最近は専ら朝練に出かけているので、まずは車も基本来ないクローズドな平坦区間で。
首都圏のサイクリストならみんな大好きなあの彩湖です。ちなみに今日はぼっちです。
簡易ログはこちら。あまり調子が良くなかったので淡々と踏んで巡航を維持するような形がメインです。
そこで感じたことをリストアップしてみます。
➀剛性感
巡航中に関してはデメリットは感じませんでした。50mmハイトの空力性能も相まって速度維持はやはり容易。
ダンシングを織り交ぜてパワーを掛けても『撓む』と言うよりかは『(バネ的に)しなる』ようなイメージでしょうか。
②登坂性能
彩湖には巡航中にぶち当たると中々しんどい坂が一箇所あります。
周回中何パターンか踏み方を変えてみたのですが、雑に力任せなペダリングをした際は途端に失速するような感覚がありました。
対して綺麗なペダリングを意識して踏み、車体もわざとらしく丁寧に振ってみた際にはロス感の無いスムーズな加速&推進力が感じられたので興味深かったです。
※多くのモデルが綺麗なペダリングによって真価を発揮する等は承知の上です。それらを念頭に置いた個人の感想です。
③巡航&加速
ハイトが50mmですので一番期待が掛かるのがこの辺りの性能ですね。
信号待ちなど、ゼロスタートからの速度の伸びはディープリムらしい感触ですが、C36と比較すると確かにモッサリ感は出ます。
しかし比較対象のC36は軽量オールラウンダー&クライミングホイールですから当然ですね。
そこだけ比べるのはそもそも条件設定が異なりますし、そのための棲み分けなので当然です。適材適所です。
しかし一度速度が乗り、それを維持するシーンではやはりC50に軍配が上がります。
低~中グレード帯において懸念点となる剛性感の低さ(『ヨレ』とも)は特に不満とはならず、踏めば進みますしパワー伝達効率もバッチリです。
私は昨シーズンまでCampagnolo BORA ONE 50 AC3を使用していたのですが、やはりリムプロファイルの進化やDISC化した事による足回りの剛性感の変化は大きなメリットですね。
同じ50mmハイトながら新型ULTEGRA C50は単純なブレーキタイプの変化によるものに留まらぬ走行感の変化を感じます。
C36の時から何度も申し上げていますが、Dura-Aceの12sのみという仕様と予算が合えばそちらもオススメです。
しかし11s仕様のユーザー様や、『限られた予算の中でより良いものが欲しい!!』という方には今現状市場に出回っているプロダクトの中でも選択肢としては筆頭に挙がるでしょう。かなーーーりオススメです。
お求め易い意欲作をぜひ!!
元よりクオリティや人気度は高いSHIMANOさんのホイールですが、今作のカーボンホイールは大きく化けました。
グレード・ハイトを問わず共通して自信をもってお客様にオススメできますし、きっとお楽しみ頂けると思います。
当店は今回インプレを担当した私コダイラの他にもSHIMANOさんのホイールアンバサダーを務める全日本チャンピオン・植竹選手も在籍しており、様々なニーズに応じたご提案が可能です。
是非お気軽にご相談下さいね。
次回は天候さえ許せばいつものトレーニングコースで感触を確かめて来たいと思います。
乞うご期待。
ではまた。