わが子二人の送り迎えをして6年、クロスバイクにキッズシートを付けて使用した感想を書こうと思います・・・
クロスバイクにキッズシートってどうなの?
結論から言うと普通に使えます!て言うか楽しいですよ!!
なんだかんだ言って子供は早く走ると喜びますし、運転する側も楽しいです。
シートの取り外しも手早く簡単にできますし、外した後はキャリアの重量分重たくなっていますが普通のクロスバイクとして使用出来ます。
なので私のようにクロスバイクに子乗せを考えてる人の1つの参考になれるように色々書かせていただきます。
二人乗り自転車は原則として違反
自転車の二人乗りは道路交通法57条2項に基づいて、各都道府県の公安委員会が定める道路交通規則で原則違反とされています。たとえば東京都の道路交通規則第10条(1)アには、このように規定されています。
二輪又は三輪の自転車には、運転者以外の者を乗車させないこと。
引用元:東京都道路交通規則
しかし同時に、東京都の道路交通規則の10条(1)アには続けてこのように記載されています。
ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
引用元:東京都道路交通規則
二人乗りをしても違反にならないケースです。
・運転手の年齢が16歳以上である
・幼児用座席を自転車の前か後ろに装着している
(乗せる幼児の年齢が6歳未満に限る。この際、ヘルメットをかぶらせる努力義務があります。)
児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない
引用元:道路交通法第63条11
ここは確実に守るようにしてください
どのタイプのキッズシートを使っていたか
私はTOPEAKのキッズシートを使用していました、他社で代表するとHAMAXがあるのですがTOPEAKにした理由はキャリアの上にキッズシートを付けるタイプだったからです。
HAMAXはシートチューブにチャイルドシートの装着部を付けるタイプなのでシートが浮いているようになります、実際に使用したことはないのですが上下の動きに対してシートも上下しそうだったのでキャリアに固定するタイプのTOPEAKを選びました。
でどうだったかと言いますと、キャリアに固定しているので大きな段差などを下りたりすると「ガタン」と衝撃がシートにも伝わりましたが、子供がピョンピョン暴れても特に気にせず運転が出来ました。
なので個人的には大変満足していました、シートを外せばキャリアがあるので多少の物も括り付けて運べましたし。
ただし、1つだけ注意しなければならない事がります。
それはフレームに付いているダボ穴がキャリア取り付け用に設計されているかどうかです。
ほとんどのメーカーはキャリア取り付け用に設計されているのでキャリアの耐荷重までの使用は問題ないとされているのですが、メーカーによってはフェンダー(泥除け)用に設計されているのでキャリアーは付け出来ない物もありますので確認した方が良いです(命にかかわる事なので大事です)
スタンドはサイドスタンドでも平気?
私の感想は出来ない事はないと思いますと答えます、理由としては車体が傾いてしまうからです。
子供が小さい間は気にならないかもしれないのですが、大きくなるにつれて子供の乗車後のバランスがかなり取りにくくなるからです。
なので私はMASSLOADのダブルレッグアームスタンドを使用してました。
ダブルレッグアームスタンドにする事で車体が真っ直ぐに立つので乗り降りさせる際に車体が倒れたりする事がほぼありませんでした。風に吹かれてもかなり安定していたのでダブルレッグアームスタンドをオススメします!
しかし、ここにも注意点があります。
センタースタンド用の台座があるかどうか?
センタースタンドを取り付ける為にはこのような台座が必要です、この穴がないとスタンドが緩んだ際に大事になってしまうからです。
更に厄介なのが台座があってもセンタースタンド用ではない事がある事です(厳密にいえば台座がセンタースタンドの負荷に耐えられるように出来ていない事がある)。
当時確認した時に私の車体も付けるのは構いませんがフレームが破損した際は自己責任でお願いしますと言われました(汗)。
子乗せを付ける時点でスタンドの負荷などが大きくなるのは覚悟の上でしたので取り付けしましたがとりあえず6年間は問題ありませんでした!
しかしながらここ最近の車体はセンタスタンド取り付け為の台座が無い&無くなった車体が多くなっているのも現実です、その場合はサイドスタンドで上手くやるしかありません。
ブレーキはVブレーキ?DISCブレーキ?
この疑問に関しては確実にDISCブレーキの方が良いと思います。
私の車体は古いモデルなのでまだDISCブレーキが普及していなかったのでVブレーキなのですが、子供が乗ると著しくブレーキの利きが悪くなるからです。
当然と言えば当然なのですが、10キロ以上の車体重量の増加(後方に集中)しますし、雨上がりや小雨の時は拍車がかかるので安全な送り迎えを考えれはDISCブレーキと考えます。
自分がどんなに安全運転を心がけていてもヒヤリとする場面は起こりますので。
タイヤは太い方が良い?
タイヤに関しては選び方は人それぞれで良いと私は考えています。
安定性や段差の乗揚げを重視するのであれば太い方が良いですし、細めのタイヤだと段差への乗揚げが出来ないわけではないので。
私は28Cのタイヤで不便に感じたことはありませんでした、むしろ買い物や街乗り時に走りが重たくなる方が嫌だったので28Cを採用しておりました。
この問題は自分の理想とする走り&技量に応じて変更していけば良いのではないでしょうか。
子供の荷物はどうしてましたか?
もちろんハンドルにぶら下げたりするのは非常に危険なのでカゴを取り付けしました。
特にオススメなのがRixen Kaulです、ポイントとしては耐荷重の高さと着脱が簡単に出来るという事!
送り迎えもするけどクロスバイクがスポーツバイクであるという事を考えると不要と思われる場面にでは外せるものは外して軽快に走りたい、そんな願いを叶えられる商品となってます。
更にRixen Kaulのラインナップの中には袋タイプのカゴやツーリング用フロントバックなとがあり1つのアタッチメントで付け替えが可能となっていたり、カゴの盗難防止用の鍵付きアタッチメントも存在しています。
取り付けもハンドルにアタッチメントと取り付けするので様々な車体に取り付けすることが出来るのもオススメする理由としています
1つだけ不満を述べるとすればカゴや荷物でフロントライトが隠れてしまうと言う事ぐらいですが、こちらはライトホルダーを別位置に付ける事で解決可能ですのであまり気になりません!
最期に
ここまで色々なポイントを書かせていただきましたが1つだけ。
子乗せを付ける事は色々考えなければいけない事が多く大変ですが自分の楽しみと親としての責務を同時に叶える事が出来る素敵な事だと考えています。
しかし、最近街を見ているとロードレーサーのトップチューブに子供を乗せていたり、ヘルメットや安全バンドを付けずに使用している方が非常に多いです。
また信号無視・無灯火・逆走をしている保護者を見ます、上記にあるように安全具の装備や交通ルールを守る事は責務であり、家族を守る1番の近道だと思っています。
ニュースを見ていてもルールを守っていれば防げたであろう事故もあります、このブログを見ていただいて痛ましい事故が1件でも減ることを願っています。