こんにちは、植竹です。
毎月最新のシマノホイールをお借りしてインプレッションをしています。
第4弾はこちら!
WH-R8170-C50-TL
前後セット:157,300円(税込)
重量:フロント698g、リア872g、合計1,570g
エアロ、重量、価格のバランスに優れたモデル
50mmハイトで重量1,570gと、上りも平坦もオールラウンドにこなせ、カーボンホイールなのに税込157,300円と、コストパフォーマンスにも優れています。私的に一番トータルバランスの良いホイールなのではないかと思います。
普段レースで使用しているホイールが上位グレードのR9270、同ハイトのC50なので、アルテグラとデュラエースでどのくらいの差があるのかを確かめてみました!
インプレ
試乗ホイールに付いていたタイヤはVittoria Corsa 25C。良く走る練習コースを走ってみました。
デュラエースのホイールセットと比べると100gほど重くなっているので、漕ぎ出しは普段より少しもっさりしているように感じました。
デュラエースのエンゲージメントタイプはDirect Engagementを採用し、駆動剛性が高くなっていますが、アルテグラは従来の爪タイプラチェットを使用しています。そのため駆動剛性はデュラエースに劣りますが、反応が悪いわけではなく、ある程度の速度からの加速も不満なくこなしてくれます。また、リムやスポークによる横剛性は高く、デュラエースと遜色なく感じました。初速やアタック時の掛かりの良さはやはりデュラエースの方が良いですが、平地を巡行しているとデュラエースとの差はあまり感じませんでした。
勾配のキツい登りはホイールの重さを感じましたが、斜度5%以下くらいの坂であれば巡航性能の高さがカバーしてくれてホイールが重いとは感じませんでした。
デュラエースはレース向き、アルテグラはロングライド向きというイメージがあったので、アルテグラの性能の高さに驚きました。緩い登りや細かいアップダウン、平坦基調のコースではアルテグラのホイールでレースに出ても十分戦えると思います。
こんな方にオススメ!
アルテグラの魅力は何と言っても価格の低さだと思います。カーボンホイールが15万円代で購入できてしまいます。だからと言って質が悪いわけではなく、巡行性能に関してはトップグレードのデュラエースに匹敵します。
20万円以内でカーボンホイールの購入を検討している方にオススメです!50mmはハイトが高く感じますが、乗ってみると、平坦だけでなく、上りやアップダウンもこなせ、オールラウンドに使いやすいです。見た目もシンプルで、どんなバイクにも合わせやすいデザインになっています。レース用でもロングライド用でも高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう!
是非ご検討ください!
過去のホイールインプレブログ
◆第1弾 WH-R9270-C36-TUのインプレ
◆第2弾 WH-R8170-C60-TLのインプレ