鍼灸師でスポーツサイクルフィッターでシューズフィッターの高橋です。
「痛み」についてシリーズ「膝が痛い」「腰が痛い」「足が痛い」「お尻が痛い」「首肩が痛い」クリックで記事に飛びます。
今回のテーマは「手のしびれ、痛み」
実は自分も手がしびれやすいです。
原因として考えられるものをいくつかご紹介します。
もちろんこれ以外の原因も考えられるので、気になる方は医療機関へ!
まず基本的な手の構造について
手首付近から手のひら側には神経が2本通っています。
尺骨神経と正中神経です。
この神経が手の感覚に繋がっています(もう一つの橈骨神経は手の甲側)。
イメージ的には正中神経は薬指から親指まで、尺骨神経は小指側でとらえてよいと思います。
(画像参照https://www.seed-mmc.com/nerve/)
これらの神経が圧迫されると、しびれや痛みがおこります。
神経ごとに感覚の支配領域が違うのでどの指がしびれやすいかが目安となります。
といっても明確に感じ取れるかは人それぞれです。
自分も手がしびれやすいですが、「なんとなく小指側かなー?」くらいな感じです。
圧迫による影響は、皮下の少し深い正中神経より皮下の浅い尺骨神経の方が出やすいようです。
そこでサイクリンググローブ!
しっかりとパットが考えられて配置してあります。
自分はパットの薄いグローブだと1時間持たないでしびれだします。
パットの厚いモデルだと1時間半くらいは持ちます。
パット以外にも「持ち方」でも痛みが出ることがあります。
1.は、真ん中付近に圧がかかりやすく
2.は、小指側に圧がかかりやすくなっています。
自分は小指側の手のひらの分厚いところで支えたいので2の持ち方を多用しています。
しびれなどが出たら持ち方を変えるのも良いです。
その他に、手放しして手を振ってリラックス&血流を流したりしてしびれ対策をしています。
乗り方・フォーム・走り方でも手に負担が増します。
手の荷重が多いと影響が出やすいです。
前傾姿勢を体幹で支えられないと、その分の荷重が手にかかり負担が大きくなります。
荷重をうまくペダルに伝えましょう!
ペダリングやフォームについては、長くなるので割愛します。
いかがでしょうか?
当てはまりそう、役立ちそうなことはありましたか?
ちなみに
自転車用の手袋はハンドルやブラケットを握った形で立体成型しているので、手を開いた状態だとフィット感が悪くなります。
写真のようにしわが多くなっているのがわかると思います。
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