先日味の素スタジアム・あじペン広場にて、行われましたワイズロードスタッフ試乗会に参加してきました。
多数のお取引様のご協力により最新モデルを直接見て触って乗れる貴重な機会を作って頂きました、改めて感謝致します。
多くの気になる新製品が展示されていた中、BROMPTON担当としてまず気になったのはこちらのモデル。
BROMPTON T-LINE
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今年発売された話題作T-LINE。
フレームにチタンを採用する他、カーボンフォークやカーボンクランクなど多くのパーツを新規開発して搭載されたプレミアムモデルで重量は驚異の7.45kg!
余りにも人気で次回入荷分の予約も完売状態。
実は実物を見れたのは当日が初めてでした。
試乗会でも各スタッフに人気で順番が全く回ってこなくて、やっと乗れたのは日本未発売の1速モデル。
ギア比的には4速モデルの3速相当ぐらいとの事で、平坦メインの試走コースには丁度良いギア比でした。
試乗
乗ってまず感じるのが乾いた乗車フィーリング。
C LINEやP LINEはフレームがスチールで肉厚のため、独特の落ち着いた感触なのですがT LINEの感触は薄く硬いスポーツバイクの感触。
良くも悪くもBROMPTONらしからぬフィーリングでびっくりしました。
漕ぎ出しからカッチリとした踏み応えのある感触はカーボンクランクの恩恵も大きいのでしょう、軽くリニアに回って加速していきます。
試乗コースにはちょっとしたスロープがあったのですが、軽さの恩恵は大きく全く問題なくクリア出来ました。
全体的に硬い分、路面の振動はそれなりに伝えてくる印象でこちらもスポーツバイクとして乗るには問題ないですが、今までのBROMPTONのイメージの延長線上とは全く違う路線なので最初は戸惑いました。
重量7.45kgはロードバイクでもかなり軽量な部類、それがきちんと走れて簡単に小さく折り畳めて持ち運べる。
理想的なスポーツバイクの一つと言って良いでしょう。
乗る前はただ軽くなったBROMPTONをイメージしていましたが、かなり違うイメージに戸惑いましたがスポーツバイクとしての正常進化を果たしていました。
誤解を恐れず表現するなら、超軽量で折り畳んで持ち運べる高級クロスバイクと言った趣き。
スポーツバイクをご存じの方ほど、この見た目と走行フィールのギャップに驚かれるかもしれません。
中々機会がないかもしれませんが是非一度試乗をお勧めします、きっと欲しくなってしまう事でしょう。
GOKISOハブ
ジェットエンジンなどの設計開発技術を活かして剛性、精度を高める事で驚異的な回転性能、走行性能を実現したGOKISOハブ。
当初ロードバイク用ホイールでその性能を評価されて、昨年待望のBROMPTON 用ハブが発売されました。
小径車はロードバイクよりもハブの回転数が多くなるため、よりその性能差が顕著に出ます。
試乗させて頂いたのはこちらのモデル。
BROMPTON C LINEにGOKISOクライマーハブを組み込んだモデルです。
また、試乗車にはCARBONDRYJAPAN社のカーボンシートポストとハンドルバーが装着されていました。
乗り心地の良さはこの2つも影響あったかもしれません。
GOKISOハブには2種類あり、スタンダードな形状がロードハブ。
軽さを意識したモデルがクライマーハブとなります。
独特の弾性体形状が目をひきます。
試乗
外部から加わる力がベアリングの回転に影響を与えない独自の構造から生み出される抵抗感のない回転性能は車体を借りて試乗入口まで押して歩いていくだけでも感じるほど。
とにかく滑らかでスルスルと進む独特の感触、抵抗が少ないだけでなく細かい凹凸による振動を感じさせない衝撃吸収機構が仕事をしているのでしょう。
走り出してもその印象は変わらず、最小限の入力で最大限の加速が得られるので無理に漕がないでも気持ち良く走れます。
ロード用のGOKISOクライマーハブホイールを愛用していますが、今回のBROMPTON用ハブでは普段以上に気持ち良さを感じました。
ミニベロならではの漕ぎ出しの軽さを極限まで高めてBROMPTONの良さを最大限に引き出してくれます。
重量的に若干重くなるのが懸念点になるぐらいでしょうか。
T LINEが約85万円、P LINEにGOKISOハブホイールをインストールするとほぼ同じ価格になります。
これは悩みますね。
輪行の軽さ、スポーティーな走りはT LINEですが、快適な乗り心地でロングライドであればP LINE+GOKISOホイールの方がマッチするかもしれません。
ご予算に余裕のある方は勿論T LINE+GOKISOホイールで!
BROMPTONのカスタムにご興味がある方はどうぞご相談下さい。