先日味の素スタジアム・あじペン広場にて、行われましたワイズロードスタッフ試乗会に参加してきました。
多数のお取引様のご協力により最新モデルを直接見て触って乗れる貴重な機会を作って頂きました、改めて感謝致します。
各社新製品の中で、気になるグラベルロードを乗り比べてきましたのでそれぞれの印象をお伝えしたいと思います。
JAMIS RENEGADE S3
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まだグラベルロードという呼称が定着する前からアドベンチャーバイクを作っているJAMIS。
走りやすいモデルとして定評のあるRENEGADEをまず基準として乗ってみました。
跨って感じるのは安定感と安心感、フラつきにくく素直なハンドリングで走りやすいです。
レース向けロードバイクと比較して硬さを感じずスポーツバイクが初めての方にも優しい乗り味。
加速が鋭いとか走りが軽いという方向ではないですが、この乗りやすさはこれぞグラベルロードの良さとして感じられます。
決して走りが重いわけではなく、軽いギアから回していけば速度もしっかりのっていきます。
クロモリフレームの頑丈さも考えると1台で通勤通学からツーリングまで、荷物を積んで色々な道を走るにはベストな選択肢の一つとしてお勧め出来る1台と感じました。
・ARGON18 GREY MATTER
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最近はトップチームにもロードバイクを供給していてロードブランドとしてのイメージが強いARGON18。
以前にロードバイクを試乗させて頂いた際には高い剛性と反応、加速の良さが印象的でした。
試乗したGREY MATTERというモデルは上位のフルカーボンモデルDARK MATTERをアルミフレームで再構成した日本限定のオールラウンドグラベルバイクとの事。
完成車プライスで¥366,300(税込)という値付けと性能がどうバランスしているかが注目でした。
フロントフォークはDARK MATTERと同じフルカーボン製、ダボ穴もあるのでバイクパッキングでも使えそうです。
かなり特徴的な形状ですがハンドリングは素直でコントロールしやすいバランスでした。
BBドロップは80ミリと深く、太いタイヤの見た目に反して加速はノーマルなロードバイクと遜色なく軽い動き。
スポーツバイクとしての走りが舗装路でも十分楽しめる感触でビックリしました。
完成車スペックで十分バランス良く、ちょっとしたグラベルレースならタイヤチョイスだけでこのまま走れるんじゃないかと思わせる運動性能の高さはレーシングブランドの面目躍如といったところでしょうか。
価格に対する評価は人それぞれだと思いますが、個人的には今回の試乗会で1番お勧め出来るモデルと感じたのが正直なところです。
普段使いから気持ち良く走れ、路面状況にはタイヤ変更でオンロードもオフロードもいける。
ロングライドからバイクパッキングまでこなせるオールラウンドの名に相応しい性能、ブランドにこだわらないのであれば今期1推しモデルです!
CINELLI ZYDECO
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続いて同じくレーシングブランドを標榜するCINELLIのグラベルロード、ZYDECOを試乗しました。
まずはイタリアブランドらしい華やかなグラフィックが目をひきます。
左右色違いのシートステーや
フロントフォーク
ダウンチューブのロゴまでお洒落感満載のデザイン。
ということでこの見た目に騙される?人が多いのですが乗り味は硬派なレースバイクそのもの。
ARGON18のGREY MATTERと比較してもクイックなハンドリング、加速感、動きの軽快さを感じます。
軽量ホイールと細いタイヤを履かせたらそのままロードレースにも使えるんじゃないかと思わせる良さがあります。
路面気にせずガンガン走りたい、たまにはバイクパッキングも良いな、という方にお勧めです。
この辺りのミドルグレードのグラベルロードはエントリーグレードと比べて走りが良くなるモデルが多いですね。
最初の1台としては高価だと思いますが、実用から遊びまで長く使える事を考えると選択肢としてはありだと思います。
FACTOR OSTRO GRAVEL
特徴的なデザインの初代001で話題となり、最近は軽量エアロロードOSTRO VAMで人気のイギリスブランドFACTOR。
気にはなっていましたが中々試乗の機会がなく実物を拝見したのは当日が初めて。
ロードバイクばかり話題になっていましたが、試乗ブースで見つけたのは何とグラベルロード。
せっかくの機会なので試乗させて頂く事に。
エアロロードと見間違えるような薄くて幅広いヘッド周り。
グラベルレースの高速域を意識した造りがこのモデルの特徴を表します。
ロゴのグラフィックもGRAVELをイメージしたデザイン。
長方形断面のチェーンステー、剛性が高くしっかりとした路面追従性で地面を捉え、漕いだ力を逃がさず推進力として伝えます。
ハイエンドグラベルの名に恥じない走行性能の高さはさすがです。
振動吸収はタイヤに任せて、フレームはとにかく伝達効率や空力を良くする事に特化したレースに極振りの設計。
高速コース、比較的路面の良いGRAVELレースではこのモデルのアドバンテージを大きく感じられる事でしょう。
フレーム重量900gと下手なロードバイクよりも軽いフレームは登りがキツいコースでも軽快に走る事が出来ます。
一口にグラベルロードと言っても設計思想やモデルによってその得意分野は大きく違う事が体感出来ました。
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