皆さんこんにちは、川崎店スタッフの田中です。
スポーツサイクルのカスタムで最も効果の高い「ホイール交換」について、WEBや人づてなどでお勧めのカスタムパーツを調べてみると、いろんな方面からオススメされる事になるカスタムパーツですが、何がいいのか分からない人も多いと思うので、交換することで何がメリットになるのかを今回解説していきたいと思います。
「ホイールに必要な要素」
まず初めにホイールに必要な要素は何か
・重量
・剛性
・回転
この3点がホイールで必要とされる要素だと個人的には思います。
ホイールのグレードが上がるほど上記の要素が高い精度で共存することになりますので、走行性能が各段に向上します。
ならば、この上記の要素がどのように影響を及ぼしているのかを確認していきたいと思います。
「重量」
まずは最も分かりやすいであろう要素の【重量】これは読んで字のごとくホイールの重さを示します。
単純に重い荷物を持つときは力が必要になるのと同じで、重いホイールを回転させるのには強い力でペダルを漕ぐ必要が出てきます。
通常の完成車に搭載されているホイールは約2000gの重量になるのですが、上位のアルミモデルは約1500gの重さですので、500gもの軽量化を果たせます。
これは500mlのペットボトル飲料1本分に匹敵する重さですので、それがくっついて回転していると考えるなら無い方が力を必要としないのは当然の結果となりますね。
重量は特に漕ぎだしやヒルクライムに影響を及ぼす要素ですので、走りの軽さを追及される方には絶対外せない要素となっております。
「剛性」
剛性は主に動力伝達に影響を及ぼします
ホイールはパーツの中でもかなりの力がかかる部分になりますので、剛性が低い場合は”ねじれやしなり等”が発生することでペダリングの動力をしっかりと伝達することが出来ません。
例えばペダリングのパワーが100/100なのに対し、ホイールの剛性が低いとねじれ等により40/100のパワーが逃げることで路面へは60/100しかパワーが伝達しません。
つまり上記の例ですと自転車を進ませるのに40も余分な力を使っていることになります。
剛性がしっかりとしているほどホイールは変形しづらくなるのでより高い動力伝達率を持っています。
ただ剛性が高いホイールはキレイにペダリングできないとそれなりに足への負担も大きいので注意が必要です。
剛性と柔軟性は両立させるのが物理的に難しいので、動力が伝わりやすい分、路面の硬さや素材の硬さをダイレクトに感じやすいのがネック、乗り方次第ではかえって疲れやすい人もいます。
「回転」
最後は”回転”、ここはかなり細かい分類になるので大まかな解説だけしていくと、どれだけ滑らかに回ってくれるかになります。
この要素は主に回転時に発生する摩擦抵抗などになるのですが、パーツとしては中心に存在するハブが影響します。
この部位の設計次第でホイールの回転時にハブに発生する摩擦の値が変わり、これが低ければ低いほどホイールは長時間回転し続けます。
物理的にありえない話ではあるのですが、摩擦がゼロになればホイールは永遠に回転し続けるでしょうから、摩擦は低いほど同じ回転を維持するために自信が加える力も少なくて済みます
例えば摩擦が高い物は100の力の回転が1分で50下がるので100を維持するために50の力が常に必要
摩擦が低いものは100の力の回転が1分で10下がるので100を維持するために10の力で十分となります
これが10分続くだけで使用する力が400も違ってくることになります
詳細を説明しようとするとかなり長くなってしまうので割愛しますが、単純に摩擦は低いほど少ない力で長時間の走行が可能になるという事です。
まとめ
簡単に結論だけ申しますとホイールをアップグレードすると楽に速く走れるようになります!!
走り方や車体のジャンルなど細かい要因で相性や好みの差は出てくるものですが、今使用しているものよりもグレードが高くなれば間違いなく性能がアップするカスタムパーツとなっております。
カスタムパーツの中でも高額な物となりますので、カスタムに二の足を踏む方もいらっしゃると思います、そんな方は一度ホイールの試乗をしていただけるとその効果の高さを実感できると思います。
川崎店ではMAVICホイールの試乗を体験できますので、ご興味のある方は是非一度ご検討してみてください。
その他、ブランドやモデルごとの違いなど気になることがございましたらお気軽に店頭スタッフまでおといあわせください。
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