デビュー後わずか半年足らずで、あっさりとベストセラーモデルの仲間入り
を果たした「RAIL DISC」。
昨日開催した「コーダブルーム&ジェイミス試乗会」に持ち込まれたうちの
1台に、わずかな時間ですが乗ってみることができました。
〇KhodaaBloom 2020 RAIL DISC ¥59,000-+TAX
(現金でのお支払いの場合8%、それ以外の場合3%のポイント付き)
ベーシックグレードの「RAIL 700A」をベースにディスクブレーキ化された
モデルがこの「RAIL DISC」。
コスパ重視の普通のクロスバイクという印象ですが・・・その走りはいかに。
ブレーキシステムの変更による剛性バランス調整の影響で、わずかに重量が
増えたとのことですが、それでも1300g台のフレーム重量はキープ。
ライバルモデルに比べて数100g単位で軽いというのは大きなアドバンテージ
となるものの、反面フレーム剛性は控えめ。
アルミ素材にも関わらず、場合によっては「柔らかい」と感じるくらいです。
以前ノーマルの「RAIL 700」を試乗した際には、そのフレームの柔らかさが
結構気になってしまいました。(乗り手の体重による影響もありますが)
なので、今回もそれほど期待せず軽い気持ちで乗ってみたのですが・・・
「何だこれ!メチャクチャ乗り心地がいい!!」
確かにフレームがねじれているのは感じられるのですが、変更されたフロント
フォークも同じようなねじれ方をしているのか、乗り味に違和感がない。
頑張ってペダルを踏んだり、力んでバイクをコントロールしようとしない限り、
極上の快適さを保ったままスーッと進んでいきます。
同じフレームでフォークが異なる「EX」や「700」と乗り比べてもみましたが
バランスの良さという点では、この「DISC」が一番優れていると感じました。
ゆったり乗れるベーシックなクロスバイクが欲しいというなら間違いなくアリ。
コスパの良さも自慢のコーダブルーム、パーツアッセンブルも文句なし。
この価格でシマノの油圧ディスクブレーキ採用というだけでなく、電池式の
ヘッドライトやベル、キックスタンドといった街乗りのための必須アイテム
も、きっちりと標準装備。
イマドキの感覚では細いと感じる25.4Φのハンドルバーや、クイックレバー
固定のホイールなども、乗り心地の良さに一役買っていると思われます。
これらが生んだ奇跡のバランス・・・それが全て計算ずくだとしたら。
ホダカおそるべし。
もちろんバイクの印象は乗り手によって変わってきます。
副店長の利田は、体重が軽い分フレームの捻じれの影響が少ないからなのか
カーボンフォークを採用した「EX」のシャキシャキしたハンドリングが気に
入ったみたいです。
ロードバイクばかりに乗っていると、すぐに剛性だとか加速のキレといった
「速さ」方面の話がメインとなってしまいがちですが。
速く走るのが苦手?な「DISC」のキャラを逆手にとって、しっかり景色が
楽しめる20Km/hくらいのスピードでのサイクリングもアリかも・・・
と思わせてくれる試乗となりました。
・・・本当に乗ってみないとわからないものです。