【定休日のTech便り】
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ワイズロード川崎店Techコーナーです。
本日のTech便りは「リアキャリアの取り付け」です。
荷物を積載出来るリアキャリア。
しかしスポーツサイクルの場合はそもそも取り付けられる車体と取り付けられない車体があります。
本日は車体にリアキャリアを取り付けようとする時の、その車体に取付出来るかどうかの見分け方や、注意点を順を追ってお知らせ致します。
リアキャリアの目星をつけよう
とりあえずご予算や機能、耐荷重等で付けたいキャリアの目星を付けましょう。
車体がリムブレーキ車なのかディスクブレーキの車体なのかでキャリアの種類が違いますが、それは後でご説明します。
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キャリアの付属品をチェック
通常キャリアには、説明書の他にキャリアステーとボルト、ワッシャー、ナット類が付属しています。
説明書を読み付属品を確認した上で一度取り付け方を軽く頭に入れておきましょう。
①と②の穴について。
キャリアステーを取り付けてみました。
①と②が車体への取り付けに使うボルトで固定するための穴です。
同じ位置で車体自体に空いているネジ穴を「ダボ穴」と呼びます。
キャリアを買う前に確認する必要があるので順番は前後しますが、
自分の車体にキャリアが取り付け出来るかどうかを判断するためには、
このダボ穴が車体自体に空いているかを確認する必要があります。
例:①も②も両方ある場合。
こちらの車体の場合は、①も②も両方ダボ穴があるのでキャリアの取り付けは可能です。
例:両方とも無い場合
①も②も両方無い車体の場合、リアキャリアの取り付けは基本的に出来ません。
例:①はあるが②が無い場合
このタイプの車体の場合は、あるパーツを使えば取り付けが可能になる事があります。
ではどうするか・・・
こういうのを使えば取付可能
シートステー側のダボ穴②を作る為の「ダボ穴付きシートクランプ」と呼ばれるパーツです。
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ダボを作る
シートチューブの直径が28.6mm、31.8mm、34.9mmの3種類のどれかであれば、その車体にはこういったシートクランプを元々のシートクランプと取り換える事で②のダボ穴を作り出し、キャリアを取り付ける事が可能になります。
ディスクブレーキ車体は注意が必要
先に申し上げた、車体がリムブレーキ車なのかディスクブレーキの車体なのかでキャリアの種類が違いますというのはこういう事です。
ディスクブレーキ車の場合は、ディスクローターがキャリア本体に干渉しないように避けるためや、そもそもフレームのエンド幅が広い場合があるため写真左のようなキャリアの幅自体も広いディスクブレーキ専用のキャリアを選ぶ必要があります。
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その他の注意点
実際に取り付け作業に入ってみて、キャリアに付属しているボルト、ワッシャー、ナットでは車体に取り付けが出来ない場合も時々ですがあります。
フレーム側に切ってあるダボ穴の直径が違ったり、ボルトの長さが足りなかったり、逆に長すぎたりと言う場合です。
本当の話し全ては現物合わせです。
そのためにジャンク品のボルトやワッシャーを色々な径、長さ、形状で持っておいてたりします。
手持ちでは対処できない場合、仕方なくネジ屋に買いに行くこともあります。
①と②のダボ穴を使って取付しよう
天板が水平になるようにステーの長さを調整し、全てのボルトを締めたら完成です!
その他
ちなみに、写真の「ドロヨケダボ」「キャリアダボ」の2つが車軸付近にある車体の場合は、間違えてドロヨケダボにキャリアを取り付けないように注意して下さい。
また、②の位置(シートステー)にダボが無く、①の位置に1つだけダボがある車体の場合、①のダボはキャリア用では無く「ドロヨケ用」ですのでキャリアを取り付ける事はおすすめ出来ません。 そちらもご注意下さい。
愛車にリアキャリアを取り付けたいとお考えの方は、まず車体のダボ穴をご確認いただき、取り付けが出来るかどうかをチェックしてみて下さい。