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【最強ホイールをつくる】ヒルクラ特化!加速性で差をつけろ!!

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松山店エミフルMASAKI】関 和貴 20年04月24日

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みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

 

今回ご紹介するのは、、

 

 

 

 

ホイールの究極カスタム 第一回

 

 

 

ロードバイクを構成するパーツのうち

フレームの次に大きな影響力があるのがホイール!

 

 

ホイール次第で走りは大きく変わります。

 

 

 

 

今回は最強のホイールを作るべく、カスタムしていきます。

 

 

 

最強と言っても、求められるスペックは用途や好みによって大きく異なります。

 

 

 

 

 

今回は目標を「ヒルクライム」とします。

 

 

私がヒルクライム向けホイールに求める条件は4つ

 

 

 

・軽さ

・剛性バランス

・かかりの良さ

・回転性能

 

 

 

このうちハブの性能に依存する、かかりの良さ・回転性能は、

 

 

・回転性能→カンパ最上級グレードと同等以上

・かかり→MAVIC最上級グレードと同等以上

 

 

を目指したいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、ベースとなるホイールはコレ

 

 

BONTRAGER AEOLUS XXX カーボン チューブラーホイール前後セット ...

ボントレガー XXX チューブラー

残念ながら廃版 後継機はコチラ

 

 

 

 

詳しくはこちらで紹介しています

 

 

 

 

わずか976gの超軽量ホイール!

 

 

超々軽量リムにスチールのエアロスポークの組み合わせ。

 

ハブは他のアイオロスシリーズ同様DT SWISSベースのオリジナル。

 

 

 

 

リムハイトが低く、

 

乗り心地〇

コントロール〇

こぎだし・登坂◎

 

 

 

 

アルミスポークのような硬さもないのでロングライドでも使えるし、登坂でグッと踏み込むと、適度にしなって気持ちよく加速してくれます!

 

 

 

軽さは現行の完組ホイールでは並ぶものが無いほど!

 

剛性のバランスも素晴らしく、よほど体格のいい方以外は不満はないでしょう。

 

 

 

 

 

第一回の今回は「かかり」の部分をカスタムしていきます。

 

 

 

 

そもそも「かかり」って?

自分の解釈では「加速の気持ちよさ」だと思っています。

 

ハブやスポークの構造や素材、スポークテンションなどによって変わってきます。

 

 

難しいのが、ホイールもフレームもただ硬ければいいわけではないということ。

必ずしなりは必要だし、どのくらいの負荷でしなるかによって用途や好みの差が出てきます。

 

硬いホイールほど、かかりはよく感じる傾向にありますが、長距離では疲れやすいので、用途によってオススメのホイールは変わります。

 

また、実際乗った時の剛性感やかかりは体重やパワー、好み、バイクとの相性など様々な要因によって感じ方は変わります。

 

 

 

 

スポークテンションを高くすればホイールの剛性が高くなりますが、このホイールはスポークの数が少ない上にハイトが低くしなやかなリムなので、あまりテンションを高くすると逆にフレが出てしまいます。

 

 

 

 

 

そこで、今回カスタムするのは

 

ハブの中身!

 

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ラチェットのカスタムを行ないます!!

 

 

 

ラチェットとはホイールが空転する時チャラチャラ音がする部分

 

 

DT スイス ラチェット カセット ボディ Shimano 11速 135/12mm ...

通常はこのような形状で、左側3つの爪が溝に引っ掛かって踏み込んだ駆動力をリムに伝えます。

 

 

 

 

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DT SWISSやボントレガー、MAVICなどの一部ホイールは上のような構造で中央のパーツ

「スターラチェット」が嚙み合うことで駆動します。

 

 

 

 

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最初に紹介した爪タイプのラチェットは点3ヵ所で嚙み合っているのに対し、

 

スターラチェットはいくつもの山が面で嚙み合っているので構造的に非常に強度と剛性が高いのです!!

 

 

 

 

つまり、そもそもかかりが良い!

ということ。

 

 

 

MAVICのキシリウムPRO SLなどのID360ハブも似た構造です。

 

 

 

そして、、

 

s-IMG_2682

ラチェットが細かいほど

 

漕ぎだしてから加速するまでの空転時間が短く

より多くの面で嚙み合うので剛性も高くなります!

 

 

 

左:18T 2014年ごろのアイオロス3についてきたもの

中:32T 2017年以降アイオロス標準装備

右:54T アップグレードパーツ

 

 

 

 

 

スターラチェットとそれ以外では加速時のしっかり感、一体感が違います。

 

 

スターラチェットの中でも歯数が多い方が踏み込んだ瞬間にロスなく加速でき、

こぎだしや下りからの上り返しスプリントを掛ける瞬間などは

踏み込むと同時にスッと気持ちよく加速してくれます。

 

 

またノッチ数が多いほど、足を止めた時に爆音が出るのでライバルを威圧できます(笑)

( ゚Д゚)

 

 

 

その分空転時には多少駆動ロスがあるのかもしれませんが、足を止めている状況では問題にならないでしょう。

 

 

 

 

 

 

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ラチェットの交換は非常に簡単で数分で終わります。

 

 

ただし、このタイプのラチェットには定期的に注油が必要なのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

そして、MAVICにかかりで勝てるかというと、、

 

スポークテンションやリムによっても変わるので何とも言い難い所ですが、、

 

 

 

 

MAVICのラチェットは40T

今回のカスタムで32T→54Tになったので

 

 

ちょっと無理やりかもしれませんが、MAVICと同等以上と言えるかと思います!

 

実際乗った感じの剛性感はMAVICに軍配ですが、加速の鋭さは負けていません。

 

特にヒルクライムやレースでは、素早く加速したり、ライバルのアタックに反応したり、、瞬時に踏み込む場面で、遊びが少なく踏んだ瞬間に加速できることはかなりのアドバンテージになります!!

 

 

 

 

スターラチェット 54T

専用グリスとセットで¥17,000

 

工賃は別途お問い合わせ下さい。

 

 

 

 

今回はここまで。

 

 

次回はホイールの心臓部分

ベアリングをカスタムしていきます。

 

 

 

 

 

 

 


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