こんにちはこんばんは、ワイズロード横浜ワールドポーターズ店の宮崎です。
走行性能をUPさせたいと思った時、ウェブで調べたり身近な人に聞いた時ホイールやタイヤの交換をオススメされることが多いかと思います。確かにホイールを交換すれば大幅な軽量化と「見た目」が変わることにより更にモチベーションが上がったりメリットも多数ありますね。
ですが、高価なものが多く予算を抑えてしまうと標準装備のホイールとあまり変わらないなんて事にもなりかねません。
そこでいったん、ホイールを交換する前にチューブを交換してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するのは通常のチューブ、所謂ブチルチューブではなくたまた乗り心地が良くなることで知られるラテックスチューブでもない、ここ1~2年で一気にラインナップが増えたTPU(熱可塑性ポリウレタン)チューブです。
TPUチューブにすることで100g以上は確実に軽量化できるのでとてもオススメです。その中でも特にオススメな商品を見ていきましょう。
MAGENE EXAR TPUチューブ
税込販売価格1本 ¥1,650
バルブ長:45mm/60mm/75mm
タイヤ幅:700×23~28c
実測重量:45mm・35g/75mm・36g
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TPU(熱可塑性ポリウレタン)ってなに。
簡単に言ってしまえば伸縮性のあるプラスチックです。チューブの場合熱により軟化し膨らみ、熱が冷めることで再び硬化します。耐摩耗性や耐屈曲性に優れているのでパンクに強いです。身近な商品で言うとスマホカバーでしょうか。
大きなデメリットとしては熱で軟化しても元の大きさに戻るわけではないので使いまわすのは難しいです。またリムブレーキでの使用を推奨していません※MAGENE EXAR TPUチューブは対応しています。
スタッフ宮崎も茅ヶ崎店の時に元科学者のスタッフに色々教えてもらいましたが、あまり科学に触れてこなかった身としては難しい話ですね。
高価な印象のTPUチューブ…。
スタッフ宮崎も流行りにのって使っていましたが当時は一本¥3,000以上が当たり前の高級チューブでした。超軽量でパンクにも強い、最高のチューブなのに高い…。値段がひじょうにネックでまあ普段使いというよりはレースやイベントで使う所謂決戦用チューブな印象でした。
が、MAGENEやってくれました。1本¥1,650。他社の追随を許さない圧倒的な価格設定。ブチルチューブより少し高いけど使ってみようかなと思えるお財布にも優しく感動しました。
実際どのくらい違うのか。
ここまでだらだら説明してきてじゃあ交換したらなにがどう違うのか、簡単に解説していきます。
重量
上記画像の一番左側から標準ブチル・軽量ブチル・TPUといった並びです。バルブ長は45~50mm、タイヤサイズも28cまで対応しているものなので条件的にもほぼ一緒です。
標準なブチルチューブは完成車やとりあえず拘りなければこれ、といったよくみるチューブです。100g超えるものがほとんどです。
そして真ん中が軽量なブチルチューブ。80gと同じブチルでも20gも違い薄くつくられているものが多いです。
最後は今回ご紹介しているTPUチューブ。36gと圧倒的な軽さですね。
標準なブチルチューブから交換することで片方70g、前後で140g以上の軽量化が出来ます!
乗り心地
簡単に同じ空気圧や路面状況でいってしまえば悪くなります。TPUの特性上やはりプラスチックの一種なのでブチルと比べ硬く、良い言い方をすれば路面の状況が伝わりやすいので把握しやすいです。
解決策はしっかりと路面状況や乗り手の体重に合わせて空気圧を調整すればある程度は良くなります。※空気圧の下げ過ぎには注意。
走行性能
単純にホイール外周部が前後合わせて140g以上軽くなっているので、今までと同じ力でより進むことができ、漕ぎ出しや登り坂(ヒルクライム)が楽になります。体感できるかどうかは人それぞれですが、スタッフ宮崎は「なんとなーく楽になったような」と曖昧な感覚でしたが何回かヤビツのタイム計り確信しました。
とりあえずいったん交換してみよう!
こんな軽い感じで試してほしいです。ディスクブレーキのバイクにお乗りの方はブレーキング時に熱を気にしなくて良いので特に試してほしいです。
交換方法がブチルやラテックスチューブと違うので不安な方はマニュアルを確認するか店頭でスタッフに必ず聞いてください。
もちろん交換作業を承ることも可能ですのでお気軽にご相談ください。
横浜店スタッフも使用中。
リムブレーキ、しかもカーボンホイールで使っているので是非参考に。スタッフ宮崎はディスクブレーキかつ別メーカーのTPUチューブを使用中ですが使用感など詳しく知りたい方はお声掛けください。
ここにきて忘れていた話を思い出しました、組み合わせによってはチューブレスレディより軽くすることもできます!軽さをとるか乗り心地をとるか…また機会があればその辺もご紹介します。
2023/12/19 宮崎