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【PINARELLO】Xシリーズ徹底解説!Fシリーズと比較して見えてきたPINARELLOが目指すエンデュランスロードとは?

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福岡天神店】 24年10月05日

いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

スタッフの古閑森です。

PINARELLOブランドが作るエンデュランスロードXシリーズ

Pinarello

※画像メーカーHPより

TRUE CYCLING EXPERIENCE ~オールラウンド・パフォーマンス~

多くのサイクリストは、1分1秒を争うプロ選手のように自分の体力を極限まで追い込んで身体を鍛えているわけではありません。

ピナレロは、自転車を楽しむ初心に立ち返り、伝説的なレーシング・パフォーマンスのDNAを保持しながら、一日中快適に過ごせる新しいエンデュランス・ジオメトリーを設計しました。

上記の様にメーカーHPにも記載されております。
では、実際にレーシングラインのFシリーズと比較しながらPINARELLOブランドが作るXシリーズをじっくりと見てまいりましょう。

 

Xシリーズって実際どうよ?Fシリーズとの比較検証

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まずは当店在庫のX1をご紹介!

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【PINARELLO X1 105 機械式 12S ¥532,400-】

上:シャイニーブラック
下:リッチホワイト

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当店在庫のX1です。
王道イタリアンブランドPINARELLOのエンデュランスロードとして当店でも人気の高い車種です。

 

IMG_0964 IMG_0963エントリーグレードという事もあり、ハンドルやホイールはアルミのモデルですが、そこはPINARELLO!
扁平したエアロハンドルにホイールはSHIMANOのRSホイールです。

 

IMG_0961 IMG_0962コンポーネントは機械式の12速105がアッセンブルされます。

 

それではFシリーズとの比較検証です!

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今回検証の対象となりますのは【F7 ULT Di2 R800 ¥1,155,000-】です!

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両バイク共に適応身長165cm前後という、ほぼ同じサイズでの比較です。

 

ヘッドチューブ

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上:X1
下:F7

伝説的なレーシング・パフォーマンスのDNAを保持しながら、一日中快適に過ごせる新しいエンデュランス・ジオメトリーを設計と言うだけあって、形状は酷似しており空力性能の良さを感じます!

注目すべきは“ヘッドチューブ自体の長さ”です。
同適応身長の自転車でありながらX1の方が長い事が分かります。
よりアップライトな乗車姿勢で快適に過ごせるエンデュランス・ジオメトリーが見てとれます。

 

フロントフォーク

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上:X1
下:F7

同じONDAフォークですが、F7はくびれが強いのに対してX1はストレートな立ち上がりです。
コーナーでの切れ味はそのままに、剛性よりもマイルドさを優先させた結果の形状と言えるでしょう。
※私個人的には、今回のX1のフロントフォークはF10の頃のDOGMAに似ている気がします。
ONDAのロゴを入れているという事はPINARELLOハンドリングが健在である事を表しています。

 

 ダウンチューブ上部

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上:X1
下:F7

ここは乗り心地に直接影響するとは思えない部分ではありますが、直進時の空力を追求したF7に対して、旋回時を含めた全方位の整流効果と軽量化?を狙ったと思われます。

 

 トップチューブ

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上:X1
下:F7

ここは最も特徴的に違う部分ですね。
X1の方が顕著に折れています。衝撃吸収に直接的に影響する部分はやはり違いますね!
これは個人的な予想ですが、カーボンレイアップも乗り心地を重視した設計がなされていると思います。

 

BB周辺

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上:X1
下:F7

ここも当然と言えば当然違う部分ですね。
過度な剛性は必要としないXシリーズのBB周辺は比較的スタンダードな形状です。
F7が太すぎると言っても過言ではないでしょう。流石はレーシングバイクです。

 

シートポストと周辺

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上:X1
下:F7

 空力性や軽量性のF7に対して、シートポストのしなりを活かしてしっかりとライダーへの衝撃を和らげる意図が見て取れます。

 

シートステー接合部分

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上:X1
下:F7

リア三角を大きくし、乗り心地の向上を狙いながらも走りを犠牲にしない剛性を確保するPINARELLOの設計の素晴らしさを感じます。

 

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上:X1
下:F7

こちらは背面からの画像です。
X1はタイヤクリアランスも確保されております。
改めてシートポストの厚みを比較しても分かりやすいですね!

 

シートステー

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上:X1
下:F7

全く性格が違うフレームを象徴するかの様にベント(曲がり)方向が逆ですね!!
路面追従性を高めてさらなる加速を狙うF7に対して、下からの衝撃をいなしてライダーへの負担軽減を狙うX1です。

 

チェーンステー

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上:X1
下:F7

ここもBB周辺と同じくX1は比較的スタンダードな形状です。
こうしてじっくりと見ていくと、リア三角の設計変更だけでも十分にエンデュランスロードと言える乗り心地を確保できたのでは?と思えるほどの見事な設計の数々が見て取れます。

 

“剛”のF7に“柔”のX1

いかがでしたでしょうか?
PINARELLOと言えばピュアレーシングバイクのイメージが強いと思います。
私も最初は「えっ?PINARELLOがエンデュランスってどうなん?」と疑っていましたが、X1を販売させていただいたお客様(PINARELLOプリンス所有)の絶賛する声を直接お聞きすると印象がガラリと変わりました。
実際に昔からPINARELLOに乗っていらっしゃる方の生のインプレッションを聞けるのは販売スタッフの特権かもしれません♪

エンデュランスを狙っているPINARELLOオーナーはもちろんですが、PINARELLOは欲しいけどガチなレーシングバイクはちょっと…と思っていた方にもオススメです。
本当の意味で走りも乗り心地も両立したバイクですので本当にオススメです。

 ご来店お待ちしております。

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