RIDLEY KANZO FAST フレームセット
ARMY/GRN、GRY/ANTカラー
XSサイズ
¥396,000‐
[ysid 4560295623903]
[ysid 4560295623934]
当店にあるのはどちらもXSサイズで2022年のカラーリングです。
現行と形状は変わらずカラー違いといったところでしょう。
そのため当時の価格でご案内させていただいております。
KANZOシリーズはどのグレードにおいてもグラベルロードバイクのことを差しグレードの違いでアプローチの違いが見て取れます。
生まれの違い
KANZO ADVENTURE 1.0
このバイクに求めたのは万能性です。
あらゆる路面、ギア比、積載能力すべてをバランスよく組み込むことでオフロードもオンロードも合わせた能力を持ち合わせます。
700×47Ⅽ、650×50Bまで対応するタイヤ幅は普段オンロードから見かける脇道のオフロードに少し入った走り方や
オンロード性能も欲しいわがままなライダーのフロントダブルのギア比も可能とし
高い積載能力を持ち1日で終わるライドにとらわれず荷物を運ぶことを可能とします。
ロードバイクからオフロードも楽しみたい方におススメな1台
KANZO ADVENTURE
このバイクに求めたのは冒険心です。
オンロードよりオフロードに重きを置き広がったタイヤ幅によりグラベルからトレイルといった荒れた路面までも走破できるように設計されます。
走破性能を向上するためホイールベースやフォーク角度、クランクの位置下げ重心を下げるなど直進安定性を高める努力を怠らずより優れたオフロード性能を高めた1台。
自身の脚で未開の地の走破などを考えるライダー冒険心を満たすにふさわしい1台
KANZO FAST
このバイクに求めたのは最速のエアログラベルレーサーです。
ロードバイクシリーズNOAH FASTシリーズの空力設計を継承し高いエアロダイナミクスを組み込んだ1台。
3台の中で一番タイヤ幅が狭く700×42Ⅽと軽量でいながらグラベルを走破するに必要なサイズになっています。
積載能力などは一番少なく起伏の激しいトレイルなどを攻めていく走り方ではなく
未舗装でフラットな路面を最速で駆け抜ける走り方を得意とします。
振り切った走り方であるためフロント変速機の台座は無くワンバイ専用のフレームです。
どんな路面でもより早くを突き詰めたい方におススメな1台です。
空力
フレームセットだとわかりやすいフロントからのシルエットの薄さ
グラベルロードはそれでもオフロードに行くための分厚さがあるものですがそれを感じさせないほどにバランスが良く作られているのだと思います。
タイヤ幅は42Ⅽということでフォークから見えるダウンチューブはそこそこの太さになっていると思いますが、見た目からはそんなに太いか?と思ってしまうほどですね。
またフォークの影隠れてシートステー部分の大半が隠れているのはかなりポイントが高いです。
昨今のエアロロードの中でシートステーを下げる作りが流行っているのは言わずもがなかと思いますが、一部フォークの方と高さを大まかに合わせることでヘッドチューブとフォークの方の部分の厚みの差から乱れた空気の流れがシートステーをよけるように作ることで抵抗をさらに減らすことができるといったことですね。
ちなみにヘッドチューブからダウンチューブになるところはえぐるような形に空気の流れを意識した設計を持ちフォーク内側から入った流れを乱さないようなつくりをしています。
ここが先ほど話したシートステー部分になります。
フォークの影に極力隠すことで空力的にはデメリットが少なくこのように張り出す思い切った設計をすることがで来ています。
各チューブにはRIDLEY独自のF-Tubingシステムを採用しシートポストはさらにNOAH FASTより継承するF-Surface Plusシステムのくぼみを搭載します。
シートポストだけは他のチューブにあまり干渉されず本体のみの空力を生かす必要があるためだったり他のチューブはそれでもオフロード車体であることからくぼんだ部分に汚れがついてしまっても困るのでしょう。
フォークエンドにはエアロフィンがついております。
このフィンの役割は整流化です。
フォークエンドは特に流れが乱れやすく後方への影響が大きいところ昨今の空力設計だと多くのブランドが搭載していますね。
もちろん考え方は違うはずですが大きく違うことはないでしょう。
シートチューブとチェーンステー
まず前途した通りでフロントディレーラーの台座がありません。
このスムースなつくり、不要なものを省く最適化された形状で好感が持てます。
ファスト系といってもオフロード、オンロードのように高速域に達するのは非常に難しくかつ危険な領域であることも踏まえワンバイに割り切ったつくりをするというのは理にかなったつくりをしていると思います。
シートチューブ後ろ側かなりえぐれるように弧を描いていると思います。
もちろん気分でへこませてみようなんてことはなくタイヤに極力近づけることで間に空気の入りこむ余地を減らすことができます。
チェーンステーは左右非対称なんてレベルではないくらいにドライブサイドが薄く作られています。
ワンバイ専用であることからチェーンリングの位置取りはある程度決まってくるところやタイヤ幅的にこれくらい薄くしないともはや入れることができないと踏んだのでしょう。
昨今のグラベルロードはチェーンステーを下にゆがませ逃がすことでタイヤ幅を確保するものが増えてきていますがしなかった理由としては長くなることでレスポンスの低下しファストではなくなってしまうことを危惧したのかもしれません。
ハンドル付属
ハンドルが付属します。
この価格帯のフレームセットでステム一体型のハンドルが付属してくるのは非常にうれしいです。
別途用意してもそこそこお値段が張るハンドル周りがセットであるということ、メーカーがトータルで設計した物が使われているというのも非常に良いことだと思います。
上ハン部分は平べったくエアロな設計をしていることがわかると思います。
バーテープを巻いてフラットになるようなつくりは空力設計を向上させ扱いやすいでしょう。
ハンドルのフレア具合はこんな感じで16度のフレア形状になっているようです。
広がることで踏ん張りの利かないオフロードでタイヤをとられてしまう心配からハンドルを押さえつけるように乗ることができ落車のリスク低減につながったり、下ハンを持った際にハンドルの方の部分に手の付け根が当たったりといった小さな不満も少なくなると思います。(経験談)
快適性
正直タイヤの太さである程度の快適性は用意されていると思いますがそれだけにとどまらないのがMTBをも作るRIDLEYの底力
チェーンステーの後方部分は先端に向かって少し反りあがっています。
この上がり部分はしなりやすさや、チェーンが暴れてしまった際のチェーンステーへのヒットを減らすためのものですね。
快適性と機能性を両立させる作りをしているということですね。
積載能力
通常のボトルケージのほかにダウンチューブ下にボトルケージをつけることができるダボ穴があけられています。
これだけですね。
まさにファストグラベル必要最低限で最速で駆け抜けるレーサーということですね。
カラーリング
どちらのカラーも模様は同じようになっておりより自然を感じられるような面白い模様になっていると思います。
RIDLEY BIKE CRAFT
RIDLEYは現在の日本代理店をミズタニ自転車が務めるようになってからより多くの方にお好みのバイクをお乗りいただけるようにと
コンポーネント部分をまとめたキットとして注文することが可能になっております。
今回の車体であれば上の画像のようにコンポーネントのキットと値段が書かれています。
注意点としては
・ホイール
・ボトムブラケット
・サドル
・バーテープ
などのパーツはこの金額に含まれていないことですね。
一部好みのパーツを使いたいといった方や
フレームから組んでみたいけど何を選んだらいいかわからないといった方など
コンポーネントのグレード以外は全く決まっていないけど相談してみたいなど
もちろん店頭にてご相談いただければと思います。
ご案内は上山翔でした。