横浜ワールドポーターズ店松野です。
スポーツバイクに欠かせない、タイヤの空気圧のチェック。
初めてのスポーツバイクを購入する際に、空気圧メーター(=ゲージ)付きの空気入れを購入した方も多いはず。
しかし!!そのゲージは意外と誤差が有あったりするんです!!!!
クロスバイクではそこまでシビアにならないかもしれませんが、ロードバイクやMTBなどでタイヤの性能を引き出すためには細かく空気圧をチェックする必要があります。
また特にロードバイクでは、「良く分からないけどとりあえず7bar(100psi)」なんて方も意外と多いかもしれませんが
好みの空気圧を見つけるためにもオススメの商品がこちら!
Panaracer デュアルヘッドデジタルゲージ
販売価格:¥3,520(税込)
最大空気圧:12.4bar(180psi)
測定誤差:0.1bar(1.5psi)
フロアポンプのゲージは結構ズレてるかも!?
上記の通り、フロアポンプの空気圧ゲージは誤差が結構大きいんです!
横浜店で使っているフロアポンプを色々試してみました。
ゲージ読みで7.0barまで入れ、漏れないように外してからデジタルゲージで計測してみました!。
ポンプA:6.97bar
結構正確ですね!
ポンプB:7.08bar
ポンプC:6.76bar
ポンプD:6.90bar
ポンプCは極端に低くなっていますね。もしかしたら経年劣化もある程度あるかもしれません。
また、ポンプBとDは針と目盛りのサイズの関係で正確な数値は読み取りにくくなってしまいます。
更にアナログゲージの場合「視差」による読み取り誤差も発生します。
実はどちらも針の位置は同じで、カメラを水平に動かしただけなんです。理科の授業で習ったやつですね(笑)
デジタルゲージなら数値がそのまま表示されるので読み取り誤差は全くありません。
デジタルゲージを使うときは少し高めの空気圧までフロアポンプで入れて、あとはゲージで計測しながらエアリリースボタンを押して微調整。
7barともなると一押しで結構抜けてしまいます。微調整の為にリリースボタンの反対側にあるエアの出口を指で塞ぐと便利です(笑)
これで毎回バッチリ同じ空気圧で乗ることが出来ますが、室内でバイクを保管している場合気温差も考慮する必要があります。
「とりあえず○bar」を卒業!?
せっかく高性能なタイヤを買ったり、流行りのチューブレスにしたけれども適正な空気圧がイマイチ分からないから適当に合せている方、もったいないですよ!!
最近ではアプリで推奨の空気圧を教えてくれたりしますので、最初はとりあえずその空気圧で。デジタルゲージを使って毎回空気圧を揃えると◎です。
慣れてきた頃に試しに空気圧を0.5barぐらい高くして乗ってみたり、低くして乗ってみたり。具体的には空気圧を高くすると抵抗が減ったような間隔のはずですが、路面からの衝撃がキツくなります。逆に低くすると衝撃はマイルドになりますが抵抗が大きくなり引きずるような感覚になります。
「乗り慣れた空気圧」と言う基準があるからこそ変化が分かりやすいはずです!
しばらく乗っていると、0.5barの違いはかなり大きな違いに感じてくるはずです。そうなったら0.1bar単位で細かく探ってみましょう。
特に前後バランスにも注目です!リアタイヤは荷重がかかっているので少しだけ高めになるはずです。