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【お客様の一台】コンポーネントを一新してリフレッシュ!DOMANE SLRを12s Di2化のご依頼を頂きました!【カスタム】
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- 【横浜ワールドポーターズ店】松野 望士 23年12月28日
横浜ワールドポーターズ店松野です。
「変速」と言う、指を動かすだけだけれどもライド中常に行う動作。それが圧倒的に楽になるDi2化をご依頼頂きましたのでご紹介いたします!!
TREK DOMANE SLR 7 Di2カスタム
参考カスタム費用:¥48万円ぐらい
機械式ULTEGRA R8000からのコンポーネント乗せ換えです!メインはULTEGRAで選びつつも、大きく性能が変わるパーツをDURA-ACEにすることで、少ないコストながらも大きく劣らないパーツ構成となっています!
性能とコストのバランスを考えたパーツ選び
ULTEGRAとDURA-ACEの大きな違いは使用する素材。例えばULTEではアルミのパーツがDURAではカーボンだったり、鉄のボルトがチタンになっていたりと言った感じです。
まずSTIはULTEGRAを選択。レバー部分の素材が違うだけなので重量差は左右合わせてもたったの41gです。
こちらは他のお客様が落車で破損させてしまったST-R8150の基盤なのですが…
ST-R9270の文字が!基盤が共通なので変速にかかわる性能は全く同じな訳ですね!
前後ディレイラーもULTEGRAです。11sの9070と6870では内部のモーターが違う為変速スピードが僅かに違ったのですが、R9150とR8050からモーターが共通になりました。
じゃあ12sではどうなのかと言うと…
公式サイトでの文言を見てみると、RD-R8150とRD-R9250どちらのページを見ても「RD-R9150よりも58%速い」と書いてあります。つまり12sでもモーターが共通なので変速スピードが変わらず、素材による重量差だけなんです!
FDも動作スピードは変わりませんが、対応するアウターの歯数がDURAの方が大きくなっています。
素材が大きく変わり、重量差が大きいスプロケットはDURAをチョイス。
DURAはロー側がチタン製なので重量差は11-34Tでなんと92g!たったの92gと思えてしまうかもしれませんが、あと8gで0.1kgです。
ところで11sではスパイダーがカーボン製だったのですが、12sではアルミだけになりました。チェーンオイルの影響で割れたり、負荷に耐えられず食い込んだりしていたからでしょうか?
クランクはパワーメーター付きのFC-R8100-Pを選択。重量剛性比はDURAの方が優れている、なんてことを聞いたことが有りますが20gぐらいしか変わりません。
最近では4iiiiなどのお求めやすいパワーメーターが増えてきていますが、Pioneerでお馴染みだったフォースベクトル表示が出来るのはSHIMANOだけ!
ただ出力を計測するだけではなく、ペダリングを可視化することで効率が良く綺麗なペダリングのトレーニングが可能になります。
おそらく最も違いが体感できるであろうブレーキキャリパーはDURAを選択。
キャリパーにつなぎ目がないモノブロックキャリパーなので、目隠ししていても確実に分かるぐらいにブレーキタッチが良くなるんです!
キャリパーそのものの剛性が高く、ブレーキレバーを強く握りこんでも外側への撓みが少なくなっています。
撓まない、という事は強く握った際にピストンが余計に出てこなくなるという事なのでパッドクリアランスも安定しています。強いブレーキの直後にパッドとローターが擦れてしまう現象が起きにくくなっています。
ローターは重量こそ変わりませんが、放熱塗装のおかげで冷却性UP。見た目も引き締まっていて良い感じですね!
ダイレクトマウントRDハンガー
最後にディレイラーハンガーをダイレクトマウント化!TREK純正ではSHIMANOのシャドウディレイラーに対応したハンガーがありませんので、WHEELS MFG.のDROPOUT-396を使用。
大幅に性能アップとはいかないかもしれませんが、トラブル回避や軽量化にとってパーツ点数が減るのは良い事です。
スポーツバイクは車体を買うだけではなく、パーツを交換して大幅に性能UPやリフレッシュをし、自分だけの一台に仕上げる事が出来ます!
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