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みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回ご紹介いたしますのは、、
ANCHOR RL9
消耗パーツ交換&ハブOH&ギアカスタムです!
今回一番の問題は、リア変速機直前のワイヤーが切れかかっていること!!
首の皮一枚と言う所でつながっています、、、
ワイヤがこんなに傷んでいるという事は、、
他にも傷んでいるパーツがあるはず!!
お客様と相談の上その他の消耗品の交換も提案させて頂きました。
早速分解していきましょう
ホイッ(゚Д゚)ノ
まずは車輪から見ていきましょう。
ホイールの中心 ハブ
回転性能の肝で、カンパホイールの上位モデルはUSBと言うセラミックベアリング仕様。
回転が非常にスムーズなのが特徴ですが、定期的にメンテナンスしないとせっかくのベアリングがダメになってしまいます!
乗る頻度によって1~3年に一度は分解清掃したいです。
ちなみに、今回のお客様は新品購入から約2年、めちゃくちゃ乗る方です。
分解分解。
車輪のオーバーホールは比較的難易度が高いので是非お店にお任せください!
オープン!!
真っ黒です!!
カンパは構造的に後輪のベアリングは汚れやすいので定期的な清掃が大切です!!
前輪は真っ黒にはなっていませんが、グリスが渇きつつあります。
後輪のベアリングとシール
元々はどちらも同じ色ですが、、
左上のシールと右下のベアリングが駆動側。
駆動側は明らかに汚れが激しい。
前後輪分解完了
ベアリングと保持器は丁寧に洗浄。
古いグリスや微細なゴミが入らないように慎重に、、
それ以外のシャフトやシールも洗浄完了!
ハブ側も清掃完了!
白いシールを隔てて奥がベアリング
手前がラチェット部分。
それぞれ違うグリスを使っています。
組み戻して完成!
定期的なオーバーホールでパーツの消耗を抑え、スムーズな回転を保つことが出来ます。
次はいよいよ車体をバラしていきます。
クランク軸のBBは2年の使用でゴリつきが出てきているので交換。
分解を進めていき、ワイヤを外していくと、、、
シルバーのワイヤ受けがフレームから抜けない!!?
汗などで腐食してくっついてしまうことが良くあります、、
十分に油をしみこませて裏から押し出して何とか取り外すことが出来ました
(;゚Д゚)
ワイヤを保護するライナー
純正の黒いものが片方劣化してちぎれてしまったので自作。
末端をライターで炙って加工して作ります。
クランク。
ネジが変形してしまっているので交換させていただきました。
洗浄
チェーンリング裏側は洗浄してみると結構傷んでいるのが分かります。
見違えますね!
一通り洗浄完了。
ワイヤ・チェーン・バーテープなどの消耗品を変えて組み戻します。
完成したのがコチラ!
サービスでフレームも清掃しています。
この距離から見てもクランクが輝いて見えます!!
じつは、スプロケットを32Tに大型化、
坂道もラクに上れます。
それに伴って変速機もロングケージに交換してあります。
バーテープ・ワイヤ交換でハンドル周りもスッキリ!
もちろんブレーキや変速調整もバッチリです!!
今回のバイクは日頃のメンテナンスはされていましたが、とてもたくさん走る方なので、消耗パーツの劣化が早かったようです。
(。-`ω-)
今回のメンテの予算はおおよそ5万円台。
今回は変速機なども変えたので少し高めに。
相場は3万~4万位です。
メンテナンスの内容や頻度は乗り方や体格によって変わってきますが、
5万のクロスバイクも100万のロードも必ずメンテナンスは必要です。
チェーンの注油や空気入れは定期的に行なって頂き、
2年前後に一度は今回のようなオーバーホールを行なうことで、
安全で快適に長期間自転車を使うことが出来ます。
どんなメンテが必要か分からない方は、車体(写真でも可)をお持ちの上ご相談ください。
お待ちしています。