当ブログをお読みの皆様こんにちは！
神楽坂店の藤平です。
乗らなかった自転車を
久しぶりに動かすなんて方も多いんじゃないでしょうか？
でもちょっと待った！！
しばらく乗っていなかった自転車に乗るなら
各部の点検、メンテナンスをしましょう！
生き物と違い自転車に自然治癒はありません
前シーズンで傷んだ部分は、悪化する事はあっても
絶対に良くなっている事は無いのです。
個人でも出来る簡単な点検、メンテナンスをご紹介します。
まずはタイヤ
ゴム製品ですので、使っていなくても
経年劣化による傷みが発生します。
（※上画像は経年劣化でヒビ割れたタイヤ）
唯一地面に接する重要なパーツですので
週に一度くらいのチェックがオススメ。
適正な空気圧までエアを充填し、表面のヒビ割れをチェック！
（※適正空気圧はタイヤサイドに表記されています）
大きな亀裂や異物刺さりによる穴、摩耗などの状態を確認しましょう。
車輪を回転させるついでにホイールに大きな歪みが無いかも確認！
ガラス片や小石などが刺さっている物があれば取り除き
摩耗やヒビ、車輪の歪みなど状態が悪いと感じたら
自転車店へ相談しましょう。
バルブが英式の場合は虫ゴムの傷みも確認するのがベターですね。
スポーツバイクではあまり採用率の高いバルブ方式ではありませんが
ママチャリなどはほとんどが英式。
傷んでいる場合は虫ゴムの交換ですが
当店では経年劣化に強い
スーパーバルブをオススメしています。
（※英式チューブに取り付けられる互換バルブ）
経年劣化に強いだけでなく
空気を入れる際のポンピングも軽くなります。
次にブレーキ周り
走る上で一番重要と言っても良いパーツです。
乗車の度に確認しても良いですね。
まずブレーキレバーを握ってみて
引き量が大きすぎないかを確認。
ブレーキパッド（シュー）も目視で確認！
減りが大きいようであれば交換です。
見ても良く分からないなんて場合は
自転車店で見てもらうと良いでしょう。
ブレーキ動作の重さもチェック！
レバーの動き、戻りが悪い場合
ワイヤー類の錆や傷みの可能性があります。
減速時のブレーキ動作音も確認しましょう。
何かしらの異音が有る場合はメンテナンスが必要です。
ブレーキは何も異常が無くても、清掃をオススメします。
リムブレーキの車体であれば、食器用の洗剤などで
車輪、フレームなどのブレーキダストの清掃。
パーツクリーナーはゴムパーツを傷めてしまうので
タイヤやブレーキシューなどへの使用はNGです。
当店取り扱い製品での清掃ならばコチラがオススメです。
ディスクブレーキ車の場合も上記のフォーミングマルチクリーナーは
使用可能ですが、拭き取り時などにローターやパッドに
油分が付着しないよう細心の注意をお願いします。
（※他の箇所に使ったウェスなどを使いまわすなどはNG）
最近はディスクブレーキ用のクリーナーなんて物もあるらしく
個人的にはとっても気になるアイテムなのですが
当店では在庫しておりません。
もう一つチェックするポイントが駆動系です。
主にチェーン周りの清掃、注油をしましょう。
しばらく乗っていない車体は
チェーンオイルに埃が付着している事が多いので
まずは脱脂、清掃です。
段ボールなどで周囲を養生し、
パーツクリーナーなどで綺麗にしましょう。
飛び散ったパーツクリーナーなどが
ブレーキローターなどに付着しないようにお気を付け下さい。
清掃後は完全に乾燥するまで少し放置。
パーツクリーナーが乾いてから注油しましょう。
注油時もオイルの飛び散りに注意！
オイルは注油後数時間馴染ませてから拭き取りましょう。
駆動系チェックの際にはエンドハンガーの歪みもチェック！
（RDに傷がある車体は要注意です！。）
気が付かないうちに曲がってしまう事も多いので
こまめにチェックしましょう。
最後にチェックするのが回転部分のガタ
回転部のベアリングは、車体の中でも傷みが早いです。
ペダルや車輪などを横向きに揺すってみて
ガタがあるようならば自転車店に相談！
ペダルやホイールのガタつきは
悪化した場合大きい落車などに繋がりかねないので
気が付きにくい部分ではありますがたまにチェックをしましょう。
このあたりをしっかりチェックしておけば
安心してシーズンインを迎える事が出来ますね！
メンテナンスのしっかり出来ている車体は
快適さや安全に繋がります。
シーズンイン前にセルフメンテナンスを！！
よろしくお願いします。
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