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【初心者向けHOW TO】スポーツ自転車の素材の違いについて解説いたします。

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川崎店】 22年10月20日

皆さんこんにちは、川崎スタッフ田中です。

今回はスポーツ自転車を始めてみたい方向けに、スポーツ自転車で使われる素材による違いを解説していきたいと思います。

スポーツ自転車に使用される素材

 現代のスポーツ自転車にはメインフレームに使用される素材に違いがございます。
素材が変わることによって、乗り味の違いや得意不得意があり、さらに価格の方も大幅に変わってきます。
ですのでフレームの素材を何にするかは一つの判断基準になるので気になる方も多いはず

現代では主に

・カーボン
・アルミニウム
・クロモリ

の3種類をメインに使用したものが存在します。
では各素材が違うとなにが変わるのかを視ていきたいと思います

素材の違い

カーボン

 

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レース機材としての側面が強いスポーツ自転車で最も高性能な素材となる”カーボン”
最大の特徴は他の素材には無い圧倒的な軽さと、高出力のパワーにも対応可能な強靭さを実現できること
そして他素材よりも設計の自由度が高く様々な形状を得ることが出来るのです。

基本的にカーボンフレームは複数のカーボンシートで構成されるので、カーボンシートの配置によって快適性を高くしたり、剛性を高くしたりなどの調整も可能
形状に関しても丸型、角型、翼断面刑状等の様々な形状が存在し、それにより空気抵抗を下げたりやバランスを調整したりもしています
こういう素材そのものの自由度の高さから、現在のレース環境では絶対の素材となり、今のフラグシップモデルは全てカーボンを利用したものとなっております。
さらに機能だけではなく、デザインも様々なので、自転車の見た目にこだわる方にも響くのはカーボンフレームです。

弱点は予期せぬ方向からの衝撃で、これにより車体にひびが入ってしまうともう乗れません
現在では国内にカーボンリペアの業者がいますので、直すことも可能、あまり神経質になるほどではないのですが、修理費はそこそこしてしまいます。
もう一つはお値段が上がる事、上記のカーボンリペア費もそうですが素材のお値段が高いので必然車体の金額も高くなります。

しっかりとメンテナンスしてあげれば、維持費は他の素材と大差ない上に、素材の寿命は鉄素材よりも長い傾向にありますので10年以上の走行も可能です

レースに挑戦してみたい、デザインにこだわりたい、そんなお客様にオススメな素材がカーボンとなります。

お値段は完成車ですと平均25万円~

アルミニウム

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アルミニウムは重量剛性比のバランスが良い素材として現代のスポーツバイクではポピュラーなフレームとなっております。
鉄系の素材の中でも軽くて動力伝達に優れる素材となっており、さらにコストも少なくなることから、低価格でスポーティーな車体を組む際に重宝します。
現代に至っては競技向けの設計をしたものも存在しており、レースでの仕様でもカーボンと遜色ない性能を発揮する物もございます。

弱点は耐久性で、鉄系なので錆や腐食などに弱い他、ロードバイクなどになるとかなり薄いチューブ設定にしてあるので予期せぬ方向からの強い衝撃で割れたりへこんだりもします。
各種形状がメーカーの専用設計な事も相まって、一度壊してしまうと修理も不可能です。

入門素材としては非常にポピュラーなので、初めての1台や取り回しの良い車体を探している方にピッタリの素材となります。

お値段は平均10万円~となります

クロモリ

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スチールチューブにクロム、モリブデンを添加した合金製のフレームのことを総称してクロモリと言います
このフレームの特徴は「高い強度と振動吸収性」になります。
スチールチューブは粘り強い素材ですのでフレーム自体がそこそこしなりを生み出します、このしなりが振動を軽減して快適な乗り味を実現しております。
設計次第にはなりますが動力伝達も決して低くはなく、しなりを活かしたバネ感のある加速が魅力。
間違いなく強度は全素材中トップで、錆には弱いですが、しっかりとした保管状況で乗られていれば10年くらいは問題なく使用可能。

弱点は上記で述べた錆に弱いところとスポーツバイクの中では重量が重くなることです。
錆や強度対策でどうしても重量増は出ますので8kg以下の車体を組みたい方は他の素材が良いです。
とはいえ、重いといっても10kg行くか行かないかくらいですので十分軽いとは思います。
クラシカルな車体や、快適性の高い車体をご希望の方にオススメの素材となります。

お値段は平均10万円~となります

「最後に」

いかがでしたでしょうか

どの素材も一長一短ございますが趣味の乗り物ですので、お客様の好きな物に乗って頂くのが一番正しいと、個人的には思っております。

何事にも完璧なものなど無いので、メリットもデメリットも含めて楽しむのもスポーツ自転車の醍醐味かなとおもいます。

もっと詳しく情報を知りたいとか、「このブランドのこのモデルはどういうものなのか?」などはココでは書ききれないのでご興味あればお気軽にスタッフまでご相談してみて下さい。

 

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