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【インプレ】「土踏まず」に着目した最新ハイエンドシューズ!fi‘zi:kのVENTO STABILITA CARBONをレビュー!

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船橋店】 24年02月01日

こんにちは、ワイズロード船橋店の高橋です。

今回はfi`zi:kのVENTO STABILITA CARBONを購入しましたのでレビューさせて頂きます。

※記事の内容には私の主観が多く含まれますが予めご了承下さい。

https://youtu.be/emsYGWu84KQ?si=LDziEngIbY1UmGXl

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はじめに

ロードバイクに限らずスポーツシューズは非常に奥が深いアイテムです。

今回の記事はやや複雑な内容ですが、ロードバイクを始めたばかりの方でも参考になるようにまとめましたのでぜひ最後までご覧下さい。

総合評価

9/10点

土踏まずのフィット感に優れたフラッグシップロードシューズ。

良い点:革新的なアーチサポートギミック。ソールの剛性が高い。通気性、フィット感とも良好で快適。

悪い点:値段が高い。浸水生に難あり。

VENTO STABILITA CARBONのハイライト

・オーバープロネーションなどを防ぐダイナミックアーチサポート2.0

・ソール剛性指数はラインナップ史上最も高い10/10

・細かな調節ができるBOAのLi2ダイヤル(ダブルクロージャー)

・足への負担が少なく、通気性に優れたメッシュアッパー

・ペア重量419グラム(43サイズ/BLK)

唯一無二のアーチサポートギミック

fi`zi:kは最高のシューズを作るために「CONCEPTS」というプロジェクトに基づいて製品開発を行いました。

開発に当たって人間工学や理学療法など、科学的な観点を取り入れることでダイナミックアーチサポート2.0という革新的なギミックが誕生しました。



ダイナミックアーチサポート2.0は足の甲付近からシューズの底面にかけて二股のベルトを這わせていて、BOAダイヤルでワイヤーを締める事により、持ち上げる動きでシューズ本体と土踏まずを完全にフィットさせることが出来ます。

アーチサポートの効果を最大化するために、シューズの裏側とインソールは独自の構造を採用しています。

自転車における土踏まずの重要性

シューズ選びの際に縦横のサイズ感以外に気を付けなければならないのが土踏まずのフィット感です。

そもそも足はペダルにパワーを伝える末端部分のため、動力源として重要な役割を担っています。

土踏まずはもちろん、足裏全体がシューズとフィットすると自重を活かしたパワフルなペダリングが可能になります。

土踏まずがフィットしていないとどうなる?

土踏まずの形は人それぞれ異なりますが、フィットしていないとシューズの中で足裏を潰すような動きが発生します。

そうなってしまうとフォームやペダリングの乱れ、体の痛みの原因になってしまいます。

土踏まずとシューズ内部の底面との間に隙間が出来ることで起こる主な症状をまとめてみました。↓

1足首に角度がつく

2ペダリングの際にトップチューブに膝の内側が当たる

3内股気味のペダリングになる

4土踏まずの潰れを抑えるために足の指の付け根を立てるような力が発生する

5オーバープロネーション(過剰回内)※の原因になる

6下半身の関節痛の原因になる

上記の症状に当てはまる方は土踏まずのフィット感を見直してみても良いかもしれません。

また、これらの症状はライダーのパフォーマンスを大きく低下させるため、改善することで大きな効果を得られます。

私は2~4の症状に悩まされていました。

※オーバープロネーションに関して詳しく知りたい方はコチラ

↑外部サイトになりますがご了承下さい。

土踏まずとインソール

ここまでで土踏まずのフィット感が重要であることはお分かり頂けたかと思います。

土踏まずのフィット感は自転車以外に陸上競技などでも非常に重要であるとされていて、主にカスタムインソール(足の型を取り、熱等で形状を変化させたソール)を使って土踏まずの潰れを抑止しています。

カスタムインソールの定番ブランドであるシダスやソールスターはトッププロ選手からホビーライダーまで様々なサイクリストに愛用されています。

ですがカスタムインソールは非常に高価で中には約18,000円ほどする製品もあります。

少し話が脱線しますが私は2023年の8月にSHIMANOのRC903を購入しました。



かなり使い込んだのですがRC903に付属していたアーチサポートスペーサーが合わず、FLRのインソール(カスタムインソールではない)に交換してフィット感は良くなったものの、かかとのホールド力が落ちてしまいました。

FLRのインソールに交換した時のインプレはコチラ

昨今のハイエンドロードバイクシューズは約60,000円前後ですので、プラスでインソールを購入するのは気が引ける方が多いと思います。

そこでおすすめしたいのが今回ご紹介するVENTO STABILITA CARBONです。

ダイナミックアーチサポート2.0による効果とは?

ダイナミックアーチサポート2.0はライダーにどんな効果をもたらすのか、私が実際に使ってみて得た考えも踏まえて簡単にまとめてみました。↓

1インソールに悩まなくて良い

2足のコンディション(むくみなど)にあわせて細かく調整が出来る

3ソールの経年劣化によるアーチサポート力の低下を気にしなくて良い

4土踏まずがしっかりフィットすることで約7%の出力向上(ソールスターの研究で実証済みですが諸説あり。)

4はともかく、1~3のメリットは非常に大きいのではないでしょうか。

前述した2~4の症状は本製品に変えたことで解消されました。

RC903と交互に使ったりもしましたが本製品は根本的にフィット感の良さが違います。

アーチサポートギミック以外にも魅力満点

ここまでダイナミックアーチサポートについて詳しく解説しましたが本製品は他にもたくさんの魅力があります。

快適性に優れている

本製品は本当に快適なロードシューズです。

その要因の1つとしてアッパーが柔らかめのメッシュ素材を採用していることが挙げられます。

メッシュ素材は足あたりが良く、通気性に優れています。



さらにソール裏側の前方には通気口もあります。

BOAのLi2ダブルクロージャ―システム

通常のBOAダイヤルとは違い、ダイヤルを逆回しすることでフィット感を1ノッチずつ調整することが出来ます。

前側のワイヤーループにプラスチックパーツを使っていないため、甲への圧迫が最小限に抑えられています。

ラインナップ史上最も硬いカーボンソール

剛性指数10/10のカーボンソールはパワーロスを最小限に抑えます。

硬いカーボンソールによる具体的な効果は諸説ありますが、慣れれば誰でも使いこなせます。

VENTO STABILITA CARBONのココがだめだ

アーチサポートギミックは浸水性に乏しいので雨の日でも自転車に乗る方は要注意です。

また、他社の同等モデルと比べて本製品は50グラムほど重くなっています。

これらのデメリットと引き換えにしてもアーチサポートギミックによる恩恵は非常に大きいのでぜひ使ってみてほしいシューズです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

シューズ選びの参考になれば幸いです。

では!

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