当ブログをお読みの皆様こんにちは!
神楽坂店の藤平です。
自転車の業界でどんどん進むディスクブレーキ化
MTBの世界ではもう長く使われているテクノロジーですが
最近ではロードバイクやクロスバイクの車体にも
多く採用されています。
今まで多かったリムブレーキに比べ
(※車輪外周にブレーキ面があるタイプ)
ディスクブレーキのシステムは
雨でも制動力が落ちにくいので
雨天でも乗るライダーにはとてもオススメ。
しかし、雨でのライディングは
実はブレーキシステムにとても過酷な環境。
(※摩耗がとても早くなります)
先日当店に「ブレーキから異音がする」と
メンテナンスのご依頼をいただいた案件。
車体お持ち込み時にブレーキのテストをさせていただき
「あぁ・・・これは・・・」とすぐに察する手応え。
ブレーキパッドを外してみると
予想通りの惨状でした。
(※ちなみにコチラが新品のパッド画像です。)
摩材が完全に消耗しきってしまい
座金が直接ブレーキローターに接触する状態。
当然異音はしてしまいますし
摩擦力を発生するように設計されている部分ではないので
ブレーキもしっかり制動をしてくれません。
硬い金属がブレーキローターに接触しますので
ローター自体も偏摩耗してしまい
交換しないといけなくなります。
構造が複雑になり、使用するユーザーが
不具合に気づきにくくなっているのかもしれませんね。
ブレーキは自転車の生命線です。
異常があれば命に関わる可能性も・・・
ディスクブレーキに限らず
ブレーキに関する異常のご相談はお早めに!
お待ちしています。