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タイヤの太さを変えてみよう!

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宇都宮じてんしゃの杜】フクダ 24年10月27日

ご覧いただきありがとうございます。
皆様の自転車のタイヤはどれくらいの太さのものを使っていますか?ある程度スペックで使用できる範囲は決まってはいるものの、多少太く⇔細くすることは可能な場合がほとんどなので、同じ太さをずっと使い続けるよりもちょっと気分を変えて太さをいじってみるのはいかがでしょうか。

今回はタイヤ幅について解説していこうと思います。

タイヤ幅別解説

元祖ロードバイク、23C

私が一番最初に手にしたロードバイクのタイヤ幅が23Cでした。肉も薄くて軽いので、一切無駄なく!とにかく軽く!という時に使うタイヤ幅ですね。私が購入した翌年のモデルあたりから、後述の理由で25Cのタイヤがメインで使われることとなり、あまり使う方がいなくなってしまいました。現在は昔ながらのロードバイクを使用しており、クリアランスが25Cでも入らない場合に使用することが多いタイヤ幅です。

ここ10年ほどでメイン格に。25C

23Cが覇権を握っていた時代は10年前に終わってしまいました。その理由はとある研究で、25Cの方が良いとされたからです。
以前はタイヤが細ければ細いほど抵抗も少なくて良いとされておりました。ですが研究の結果、25Cの方が抵抗が少ないと判明しました。理由は、ただ置いているだけであれば23Cの方が接地面が少なかったのですが、人が乗ると重みで接地面が多くなってしまうからです。25Cの方が質量が多く、潰れる量も少ないため、実際に使う、人が乗った状態では25Cが接地面が少なく済んだということです。
これにより、以降の完成車に最初から装備されているタイヤが23Cから25Cに切り替わっていくことになりました。

多様性の時代。28C

25Cが覇権を握った時代は意外にも早く終息することになります。
ロードバイクと言えば以前は「速く走るもの」「レース向き」「速さに関係ないものは全て取っ払え」というような考え方で、それに合わせた装備でしたが、現在はレース以外にもロングライド向きで楽を求めるという方が非常に増え、昔のように「レースで使います!」と自転車を探しに来る方は少なくなりました。
現在ではレースに向けたモデルでも28Cが標準装備だったり、もっと太いタイヤが履けるクリアランスを備えていたりと、様々なものに使用できるように切り替わっていきました。

さらに乗り心地を求める。30C

ディスクブレーキの普及と共に、どんどん太いタイヤが履けるロードバイクが誕生しました。
キャリパーブレーキはタイヤの上からかぶせるようにブレーキが配置されている関係上、太いタイヤにしてしまうとブレーキシューではなく、本体にタイヤが接触してしまうためそもそも付かないというのがほとんどでした。
しかしディスクブレーキはハブあたりにブレーキがあるので、タイヤの太さとブレーキの関連性がなくなったので、フレームのクリアランスが許せば太いタイヤを使用することもできます。
これにより、乗り心地を重視したエンデュランスロードは太いタイヤを装備していることが多くなりました。

余談ですが、写真のAGILEST FAST TLRの30Cを私のPROPEL ADVANCED 2に使用しており、エアロロードながら太いタイヤ幅で乗り心地を確保する仕様にしております。

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街乗り重視。32C

エンデュランスロードの中でも32Cを装備したものは速度度外視といった装備だと思います。
クロスバイクの括りで考えたとしても太い方に分類されますので、ロードバイクと考えたらかなり太いですね。ここまでくると長距離乗るのも大変かも知れませんので、街乗りが良いかも知れません。

最後に。

タイヤ幅はリム幅によって推奨が決まっております。
推奨幅を逸脱してしまいますと保証が利かなくなる場合がございますのでご注意ください。

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