昨年から挑戦しているEVERESTING。
これまでの挑戦はこちら⇓
恐らく世界初! BROMPTONでEVERESTING 10k達成しました
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EVERESTINGの条件等について再掲しますと
EVERESTINGとは?
STRAVAという走行を記録するアプリで、コース上にある一つの区切り(セグメント)を上り下りして獲得標高をEVERESTと同じ8,848m上ろうというチャレンジがEVERESTINGです。
いくつかルールがありまして、大きなものだと
・一つのセグメントでのカウントとすること
・必ず毎回頂上まで到達すること
・休憩はしても良いが睡眠は不可
などがあります。
細かいルールなどは以下の公式サイトに↓
達成して記録を申請し、認定されると公式サイトに登録されて表彰?されます。
いくつか条件の区分がありまして、それぞれの条件をクリアすると認定バッジが付く仕組みです。
その区分のうちSOILというオフロードでエベレスティングをやるという条件があり、他の区分よりかなり厳しい挑戦となっています。
ここ数か月練習したり挑戦していましたが、天候等もあってなかなか達成出来ませんでした。
今回も元々練習のつもりで半分だけ頑張るつもりでしたが、思いのほかコンディションが良くフルコースが達成出来ました。
使用機材
SPECIALIZED S-WORKS M2
25年前に初めて自分のスポーツバイクとして購入したMTBです。
当時はMTBブーム、クロスバイクもなくこのバイクにキャリアをつけて全国を旅していたりしました。
レース用アルミフレームで軽いのですが硬くシビアなコントロールを必要とします。
サスペンションも当時としては良いものですがストロークは50mmしかありません、乗り手のクッションを最大限利用しました。
パーツは今回用にロードバイクの物も流用して、車重9キロまで軽量化しました。
グリップはERGONのGP1。
握りやすく快適なグリップでかなり助けられました。
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26インチで24段変速、Vブレーキと当時を知る人にとっては懐かしい装備でしょう。
新しい規格のMTBに乗ると技術の進歩を感じます。
リアサスペンションもあると山の下りでは随分と身体の負担やバイクの安定性が変わります。
コース
丹沢の入口に当たる戸川公園から上る戸川林道。
STRAVAのセグメントは距離1.41km、標高差126mで平均勾配8.9%となっています。
目指す獲得標高は8,848mなのでこのコースを72本往復しました。
途中にある国定公園の看板。
ここを休憩場所にして走りました。
自然公園の中だけあって、走行中も鹿やアナグマ、イノシシなど様々な動物と遭遇しました。
路面の悪さもですが、いきなり遭遇するリスクも想定してスピードや走り方を気を付けていました。
オフロードでは確率が上がりますが、街中でも様々なリスクがありますので周囲の状況に注意して安全に走りましょう。
天候も暑すぎず寒すぎず、たまに小雨が降りましたが林の中なので濡れるほどではなくウィンドブレーカーでしのげました。
防寒装備、補給食などを全て背負ったらこのサイズになりました。
30Lのメッセンジャーバッグ、オルトリーブはしっかりしていて背負いやすく完全防水なので愛用しています。
重量は12キロほどでした。
自転車に荷物をつけて走っていた事もありますが、挙動が重くなってコントロールしにくいこと、しっかりとしたザックで背負うとそこまで重さが気にならない、バイクを乗り降りする際に荷物を付け外す手間がなくすぐに行動出来る事からリュック派となっています。
セグメントのゴールはここ、竜神の泉。
名水にも選ばれた湧き水です。
林道の中ではさすがに気圧計やGPSの精度も期待出来ず、上昇量では3,000mちょっととなっていますが本数としては36本で半分クリアになりました。
この時点でまだ日の出になっていなく、体力も精神的にも余裕があったのでもう36本頑張る事にしました。
日が昇るとかなり晴れて前日より暑くなりました。
寒い想定の準備はしてきたのですが、暑くなるのは想定外で秋用のウェアでは少しきつかったです。
今回は休憩を短くしてゆっくりでも走り続ける作戦のため、以降なるべくスマホも見ず走っていました。
何とか日付が変わる前に残り36本、トータル72本完了しました。
山の中での13度は比較的暖かく、ウィンドブレーカーも要らないほど。
帰るために山を下りて市街地に入ったら同じ気温なのに寒くてビックリしました。
秋冬は虫も少ないですし温かいのでオフロードお勧めです。
メーター上での獲得標高が足りていなかったので若干不安でしたが、無事申請も通り認定されました。
日本では挑戦に使いやすいオフロードが少ないようで、自分で5人目の達成のようです。
EVERESTINGの中でもSOILはかなり大変な部類になりそうです。
これで当初の想定のチャレンジは修了しました。
まだ色々な条件のバッチはあるので、余裕が出来たら挑戦してみたいと思います。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。