こんにちは、神戸店のヒラガです。
今回は現在開催中のDT SWISS試乗会にあやかり、私も気になっていたホイールを試乗してきましたのでそのインプレブログになります。
試乗会の機会を設けていただいた株式会社マルイ様には感謝申し上げます。
お借りしたホイール
リムにディスク、ローハイトからディープリムと様々なホイールをご用意していますが、 私が選んだのはこちらです。
DT SWISS ERC 1100 DICUT 35
価格:261,800円(税込
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ERC 1100 DICUTってどんなモデル?
DT SWISSのロードホイールはモデル名が「ラインナップ名の英字」「グレードの数字」 「ハブのグレード」で名付けられています。
今回お借りしたのは「ERC」「1100」「DICUT」
エンデュランスラインナップのカーボンモデルで最もいいグレードにDICUTという空力重視のハブが使われているモデル、というのが分かります。
エンデュランスモデルながらAERO+と言われる空気力学コンセプトに基づいて設計されており、メーカー名にもあるswiss sideと共同開発の元、空気抵抗の改善とステアリングを重視した幅広なリム形状となっています。
dicutハブにはEXPフリーハブシステムの36Tラチェットが、ベアリングには低摩擦SINCセラミックベアリングが使用されています。
エアロ×エンデュランス=???
装着するバイクは私の愛機であるcervelo S5です。そうです、ガッチガチのエアロロードです。
「いやいや、エアロロードにはディープリムでしょ笑」という方は以前の試乗会で試したディスクホイール×80mmの泣く子も黙る 鬼に金棒な構成のインプレがありますのでそちらにて、、
【DT SWISS】ディスクホイールを試乗してきました!走行性能ともにインプレします!by: ヒラガ
さて、今回私がこの構成を試した理由は2つ、
1つ目はこんなバイクに乗っておいてなんですが私自身がレースなどに出ないカフェライダーだからです。
普段は58mmのディープホイールを使っており巡航性能こそいいものの、 信号の立ち上がりやヒルクライムではどうしても自身の力不足を痛感していました。
cannondale synapseやRIDLAY fenixなどエンデュランスバイクを試乗するたび毎回「こっちの方が性に合ってるのでは、、?」と思っているくらいです。
【CANNONDALE】synapse試乗スタッフライドに行ってきました!最新エンデュランスバイクの乗り心地は如何に!
by: ヒラガ
【105Di2】最新コンポを試乗してきました!コスパ最強電動コンポは如何に!
by: ヒラガ
まぁでもS5はカッコいいからっていう理由で乗り続けますがね。
2つ目はそんな自転車でもホイールを変えるだけでどこまで乗り味を変えられるのか気になったから、です。
試乗会だからこそできる相反する組み合わせで可能性を見出せるかもしれません。
全く別のバイク
結論から言うとS5が牙を抜かれたようにマイルドになりました。
だからと言って完全にS5の面影がなくなったわけではなく、踏めば踏むだけ反応してくれる加速感はそのままに、苦手だった登りもスパスパ登ってくれます。
信号が多い街中もストレスフリーな加速でまさに私が求めていた乗り味に変わってくれました。
普段使用ホイール | ERC1100DICUT | |
タイヤ | CORSA N.EXT 28c | MAXXIS HIGH ROAD28c |
タイヤ幅実測値 | 27mm | 30mm |
リム内径 | 19㎜ | 22㎜ |
チューブタイプ | クリンチャー | チューブレス |
ハイト | 58㎜ | 35㎜ |
重量 | 1730g | 1398g |
詳しい数値で見てみるとリム内径が19mmから22mmに広がり、同じ28cながらタイヤサイズが実測3mm広がりました。さらに普段クリンチャーで空気圧が制限される中、チューブレスのためより低気圧で乗ることが可能となりました。
地面との設置面が増えより振動を感じにくく、ザラついたアスファルト面からの振動は明らかに軽減されグリップ感も安定しています。
重量に関しては普段使用しているホイールが1730gなのに対しERCが1398gと缶ジュース一本分くらい軽くなっていますね。
特にホイールは高速で回転するので遠心力と相まって重さの感じ方は顕著に現れます。
ただこれだけ角を落としたバイクになったのですからもちろん全体的なバランスで言うとちょうど80点なバイクではあります。
よく言えば万能、悪く言えば器用貧乏。
「今使ってる走り慣れたバイクでより快適な味付けでも乗ってみたい!」と言う人にはお勧めします。ホイールを変えるだけでその日のライドが全く別物になるのは間違いありません。
逆に今乗ってるバイクがTREK domaneやMERIDA scultura、PINARELLO Razha、Paris、Xなどのエンデュランス系ロードならERCシリーズは相性抜群間違いなしです。
おばあちゃんに孫の手です。
総括
普段はバチバチに直線番長な愛機が借りてきた猫のように大人しくなった印象でした。
車輪を変えるだけでこれだけ印象が変わるのだからホイールカスタムは面白いものです。
逆に軽量フレームにディープリムとかも結構好みだったりします。
いま軽量モデルに乗ってる、エンデュランスモデルに乗ってるといった方には一度ディープリムを履かせた愛機に乗ってみて欲しいものです。猫がライオンに化けますよ。
これだけ多くのDTswissホイールが試せるのは2/29まで!サイクリングのついでにお立ち寄りいただいても構いません!普段とは違った愛機に可能性を見出してみませんか?隠れてるかもしれませんよ、才能。
ヒラガでした。