まいど、福岡天神店の山下です。
「人生を恐れてはいけない。必要なのは勇気と想像力と少しのお金だ」(チャップリン「ライムライト」より)
まぁ実際のところお金は「少しだけ」では足りない時があるのが現実ですが(笑)、それでも勇気と想像力は失うことなく人生を駆け抜けていたいですね。
それこそ死の直前まで。
私はこの勇気を「冒険心」と置き換える時があります。
そして、その冒険心を掻き立てまだ見ぬ風景や物を探すため、昨年末に新しいバイクをお迎えしました。
KONA BIG HONZO
マウンテンバイクやアドベンチャーバイク等を世に送り出すカナダ発のバイクメーカー。
性能とマニアックさ、コストパフォーマンスを高い次元で両立出来ているブランドです。
「レースでの勝利の為だけでなく、乗り手のレベルや走りのスタイルに寄り添う」という素晴らしい姿勢を体現しています。
今回購入したバイクは「KONA BIG HONZO」(税込¥174,900)
[ysid 0841073153565]
毎年メーカーがモデル発表した直後に予約で完売必至となる人気且つハイコストパフォーマンスの革新的ハードテイルです。
先日このバイクと共にフラッと外出し、気付いたら結構な遠出をしてしまっていました。
辿り着いた場所
糟屋郡志免町にある志免鉄道記念公園。
終戦直前から戦後昭和の時代に日本のエネルギー供給を支える一翼を担っていた志免町、石炭採掘とその輸送の為に作られた鉄道がありました。
現在は廃線となっていますが、駅跡は記念公園に、線路跡は遊歩道になっていて、当時を偲ばせてくれます。
そして、
国の重要文化財である旧志免鉱業所堅坑櫓。
真っ直ぐ真下に掘られた堅坑という穴を使い石炭や鉱員を移動させていた設備です。
志免町以外で現在も残っているものは、世界中を見渡してもベルギーと中国に1か所ずつのみと言われています。
現在は櫓周辺の整備中で近付くことは出来ません。
工事が終わったらまた行きたいですね。
ノスタルジックかつ穏やかで、実は知る人ぞ知るグルメなどもある志免町、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(志免町観光課の回し者ではありません)
バイクのスペックとレビュー
気付いたら総距離40km走行していた1日でしたが、それに後から気付くほど快適なバイクです。
メインコンポはSHIMANO DEORE 11S
当然フロントギアはシングルですが、初期装備のスプロケットは過不足の無い歯数です。性能も十分以上。
初期装備ではチェーンがSHIMANO製ではありませんでしたが大きく問題に感じるところはありません。
ですが、SHIMANOチェーンに換えたら変速性能・静音性が増しました。
クランクの歯数は30T
このクランクも侮れない良さを持っていますが、ご予算あればSHIMANOクランクに換えると更に性能上がります。
ブレーキはSHIMANO MT-200グレード
斜度のきつくないオフロードコースで遊ぶには十分な制動力を有していますが、同じく遊び方次第ではスペックアップすると更に良いですね。
ドロッパーシートポスト標準装備
この価格帯で標準装備なところもハイコストパフォーマンスたる所以
タイヤはWTB RANGER 27.5*2.8
初期装備としても申し分なく、このままオフロードに行ってもOKなタイヤです
フレーム性能と初期ホイールの意外にも高い性能が相まって、とても軽快な初速
これまた意外な巡行性能
間違いなくオフロードでも高いトラクション性能を発揮してくれます
またハンドリングもスムーズで、この辺りにも綿密なフレーム設計の妙を感じさせてくれます
初期装備でも十分なスペックを有していますが、予算あれば換えたいパーツがあるとすれば、まずはホイール・クランク・チェーン・ブレーキでしょうか。
ここまで手を付けることが出来れば、ほとんどの走行シチュエーションにも対応してくれると思います。
「家へと曲がる角を反対に曲がったらいいよ」という歌詞が思い出されるようなバイク、これに限らずKONAは魅力的なバイクにあふれています。
ご興味ある方はぜひ、メーカーホームページそしてワイズロードオンラインをご覧ください。
(余談ですが、一番好きなチャップリン映画は「モダンタイムス」です)