今回ご紹介するのは、ロードバイクメンテナンスの定番。
ホイールのオーバーホールです!!
早速ですが、皆さん。
せっかく買ったホイール、2年も3年もノーメンテで使い続けてはいませんか?
そのままではホイール内部のベアリングが摩耗して取り返しのつかない事になるかもしれませんよ!?
特にシマノ・カンパをお使いの方!
シマノ・カンパはカップ&コーン式のベアリングで、交換せずに長期間使う為、一度摩耗してしまうと、その後いくらメンテナンスしても(傷んだパーツを交換しない限り)元の性能には戻らないのです!!
MAVICをお使いのそこのアナタ!
安心していませんか?
MAVICのベアリングは耐久性が高く、傷んでも安価で交換できますが、フリーボディーのラチェット(空転時にカラカラいう部分)はシマノなどより定期的に注油しないといけません!
ご存知でしたか?
せっかく買ったお気に入りのホイール。
傷んでしまう前にしっかり定期メンテナンスを行いましょう。
乗る頻度や負荷によって1~3年に一度がオススメです。
今回はカンパのBORA ONEを見本に中を分解してみましょう。
ではさっそく分解!
中は真っ黒!!
カンパの後輪は構造上汚れやすいらしく、これでも普通くらい。
しかし、このまま放置するとラチェット部分で汚れたグリスがベアリングに悪影響を与えかねません。
ギザギザのシール部分と密接しているベアリング。
中央よりの玉がベアリングです。
ベアリングを取り出して洗浄。
真っ黒だったフリーは拭き取るとようやく黒い爪が姿を表しました。
さらに分解し、それぞれのパーツを可能な限り洗浄。
もちろんホイール側も
たっぷりグリスを塗ってベアリングをセット。
白いリングを隔てて奥がベアリング、手前がフリーのラチェット。
今回はお客様の希望により使うグリスにもこだわりが!
グリスの指定は要相談、不可の場合やケミカルを購入して頂く場合があります。
ベアリングは耐久性を出来るだけ犠牲にせずに回転を軽く出来るようカスタム。
フリー部分は通常通りラチェットの可動を邪魔しないように粘度の低いものを使用しています。
使ったグリスはヒ・ミ・ツ
元通り組みつけたら作業完了ですが、、
せっかくなのでサービスでスプロケ掃除。
気持ち良く乗っていただきたいですからね♪
振れも一応チェック。
ごく軽微な振れがあったので微調整。
目立ちにくいですが、リムは意外と汚れていたので定期的に拭いてやって下さい。
以上でホイールの定期メンテナンス完了!!
費用は片側おおよそ5千円
(ホイールによってスモールパーツやオイルで若干変動アリ)
しっかり調整すれば回転の軽さや駆動音で実感できるはず!!
まずは店頭にてご相談下さい
_(._.)_