みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
皆様、愛車の定期メンテナンスはしっかり行なっていますか?
自転車に決まった「車検」はありません。
しかし、ロードバイクやクロスバイクはあくまで「スポーツ機材」です。
ある程度、耐久性と引き換えに軽く作られているので、ママチャリのように何年もノーメンテと言うわけにはいきません!
乗る前の空気の補充、
月一回程度の注油のほか
半年、一年に一度は点検をして安全で快適に楽しみましょう!
今回は購入後1年くらいのディスクロードに必要なメンテやチェック箇所をご紹介します。
(多くの部分はクロスバイクやリムブレーキのロードにも当てはまります!)
スポーツサイクルに乗る以上、必ず必要な点検なので自分の自転車をチェックしてみて下さい!
まずは油圧のディスクブレーキに必ず必要なメンテナンス。
オイル交換
目安は約1年。どんなに長くても2~3年に1度は交換しましょう。
オイルが古くなると、ブレーキの効きが悪くなったり、スカスカに感じる事があり危険です。
外見からは分からないので年に一回、定期的に変えましょう。
劣化して色が薄くなったオイルと新しいオイル。
大事なエア抜き作業。ホース内にわずかでも空気が残るとブレーキ効きにくくなる恐れがあります。そんな症状がある方はすぐにご相談を!
次はディスクブレーキのパッドとローター(円盤)がすり減っていないか。
1年で交換になる事は少ないですが、体重がある方、たくさん走る方は要注意!
パッドは0.5mm
ローターは1.5mm以下にならないようにチェック。
ブレーキを掛けた時にガリガリ言う場合はパッドを使い切ってしまっている危険性大!
また、(雨の日や多少であれば問題ないですが)ブレーキを掛けた時に、キイィィ――・ギギギなど甲高い音がする場合は油分が付着してしまった可能性が高いので、パッドは交換、ローターは洗浄して様子を見ましょう。
ここからはディスクブレーキ以外の部分
ハンドル、サドル周りをはじめとする各部ネジは緩んでいませんか?
六角レンチで増し締めしてチェックしましょう。
(場所によって適切な硬さがあるので、力任せには締めないように!)
簡単なチェック方法としては、
前輪、後輪順番にそれぞれ地面から15cmほど浮かし、落としてみましょう。
正常であればほぼ無音。(チェーンが跳ねる音くらい)
どこかが緩んでいればビヨーン・ガチャンなどの音がするはずです。
1年も乗れば必ずどこか緩んでいるハズ!
走行中に急にハンドルが空転したりすることの無いよう定期的にチェックしましょう。
特に丸断面以外の専用シートポストを使っているバイクは要注意!!
ヘッドにガタはありませんか?
気付かずに乗っている方、結構います!!
まず〇の部分(フレームとトップカバーの段差)を指でつまみましょう。
前輪のみブレーキをかけて車体を前後にゆすります。
カタカタ音や振動があればガタが出ています。
スペーサーを回して動いてしまった場合もガタが出ている可能性大!
パーツが壊れてしまう前に調整しましょう。
バーテープは傷んでいませんか?
べたついていたり、ほつれてきていれば交換しましょう。
色を変えれば車体のイメージも大きく変わります!
手で触れる部分なので清潔でいたいですね。
車体をスタンドにかけて一段ずつギアチェンジのチェックをしましょう。
ギアの切り替えが少しでもうまくいかない場合は放置しないでください!
初期症状であれば簡単な調整で済むことがほとんどですが、放置するとワイヤやエンドなどパーツ交換が必要になる場合も。もちろん費用も高くなります。
同時にアウターワイヤにひびが無いかチェックしましょう。
1年前後ならまだ大丈夫なはずですが、屋外保管の方は要注意。
放置するとバックリ裂けて操作できなくなります!!
チェーンやスプロケットはこのようにギトギトまたは錆びてしまっていませんか??
月に1度は必ずチェーンに注油をしましょう。
もしガッツリ錆びてしまった場合は問答無用で交換です!
1年しっかり乗った場合スプロケットは大丈夫でも、チェーンは伸びることが多いです。
チェーンの伸びは簡単に計測することが出来るのでご来店の際にご相談ください。
チェーンが伸びたまま乗る事でスプロケットまで消耗してしまうのでご注意を。
もしももっと軽いギアに交換したい場合はチェーン交換と同時にスプロケットも交換するのがオススメ。
坂でも楽に走れるようになりますよ♪
チェーンが真っ黒に汚れるのはしっかり注油している証拠ですが、汚れたままでは見た目も悪いですし、汚れが溜まると摩耗が速くなったり、ギアチェンジが悪くなってしまいます。
ワコーズ チェーンクリーナー等を使って掃除してあげましょう。
それでもすぐに汚れてしまう場合は、注油後に余分な油をしっかり拭ってやることで改善することもあります。お試しください!
忘れちゃいけないのがタイヤ。
多くの場合1~2年で交換になります。
・タイヤの表面がペッタンコになっていませんか?
・表面、再度にヒビが広がっていませんか?
・1mm以上の穴やタイヤの変形はありませんか?
目立つ症状がある場合は早めに交換しておきましょう。
あと、気を付けたいのはタイヤなどゴムのパーツは使っていなくても劣化するということ!!
たくさん乗ればそれだけこまめに点検が必要になりますが、あまり乗っていなくてもパーツ交換や再調整が必要なことがありますのでご了承ください。
最後は洗車。
専用のウエットクロスやバイクウォッシュ、フォーミングマルチクリーナーなどと使って車体をきれいに保ちましょう!
洗車は気持ちよく自転車に乗れるだけでなく、タイヤのすり減りや車体のキズの早期発見に役立ちます。
大切な愛車をきれいに磨いてあげてください♪
以上が主なメンテナンスと点検方法です。
ここで紹介したような内容やパンク修理は慣れれば簡単ですし、サイクリストには必須のスキルなので、ぜひ挑戦してみてください!!
もっと細かい調整方法などはワイズロードのYouTubeや書籍を参考にして下さいね。
また、パーツ交換や特にオイル交換は個人では難しいのでショップにお任せください!!
「メンテナンスしてほしいけど、何からしたらいいかわからない、、、」
という方は、まず自転車をお持ちの上ご来店ください。
メンテナンスやパーツ交換の可否や大体の予算は無料でご案内します。
1年前後乗ったバイクの一般的な点検や、
ギアチェンジの違和感やガタの修正は
「クイック調整」¥2,000~にて承ります。
是非ご相談くださいませ。