今回ご紹介するのは、、、
GIANT DEFY ADV1
電動油圧化カスタム!!
電動化はともかく油圧化?
このグレードなら最初から油圧ディスクブレーキじゃないの?
と思われる方も多いでしょう、、、
しかし、このバイクの発売時期はまさにロード用油圧ディスクの黎明期!
油圧用STIレバーも発売されていましたが、大きく不格好で、価格も高いものばかり、、
ワイヤー引きなら安価で、通常のSTIレバーが使えるが、性能は油圧に及ばない、、
そこでGIANTが考えたのが、、、
コンタクトSL ディスクブレーキシステム!!
STIレバーから出たワイヤはこのシステムに入り、ピストンを引くことで油圧のブレーキキャリパーを操作できる。
いわば、
ワイヤー→油圧 変換アダプタ―
の役割を果たしているのです!!
さすがGIANT!
開発力で問題を解決するなんて流石だぜ!!
画期的と思われたシステムでしたが問題点も多く存在しました。
構造が複雑で整備性に難がある事、
ブレーキタッチも完全な油圧程ではなく、
ハンドル周りが圧迫され、ライト等がつけにくい、
などなど、
そして、今ではシマノから105グレードまで使いやすい油圧STIレバーが登場したので、コンタクトシステムを使う理由は薄くなってしまいました。
今回は特に「ハンドル周りにアクセサリーをもっとたくさん付けられるように」との事で、これを取り外して完全な油圧システムに交換します!!
まずは分解中飛び散らないように古いオイルを抜きます。
劣化してだいぶ色が薄くなっていますね。
STIや不要なパーツを取り外し。
ナマズみたいな特徴的な顔は愛嬌がありますが、、
ガバッと取り外し!
一緒にハンドルもカーボンに交換です!
フレーム内にオイルのホースや電動のコードを通すためにBBも外します。
組み立てる前に普段手の届かない所を軽くお掃除。
新しいハンドルに組み付けていきますが、、、
これが大苦戦!!
ハンドル内にホースとコードを通すのですが、出入り口が狭く、全然通らない!!
苦戦しつつもなんとか開通。
出来上がったのがこれだ!!
パーツは電動油圧アルテグラ!
ハンドル周りもだいぶスッキリしました!!
余裕が出来たハンドル部分につけたのがライトのリモコン!
手元からリライトを操作することが出来ます!
ブレーキローターは
前160mm 後140mm
⇩
前160mm 後160mm
に変更。
制動力も上がり、
ローターのグレードアップで放熱性も良くなって長い下りでも安定して下れるでしょう!
ワイヤの取回しも出来るだけスッキリするように工夫。
これでより快適に、
ライトやサイコンもたくさん付けてロングライドに行けますね!
最近Di2化の相談も多くなっています。
ご興味ございましたら是非店頭にてご相談くださいませ!!